Instagramのビジネスアカウント使ってる? 導入するメリットとは

利用者が増え続けているビジュアル中心型のSNSであるInstagramには、企業のアカウント利用のための「ビジネスアカウント」があります。今回は、誰でも使えるビジネスアカウントの概要と、使うメリットなどについて紹介していきます。

Instagramは女性だけでなく「みんなが見ている」SNSに

人気のビジュアル中心型SNSのInstagramの利用者は世界でも日本で増え続けており、ワールドワイドのMAU(月間アクティブユーザー)は10億人以上、日本国内では3,300万人。日本で第2位のTwitterに迫る勢いです。

20〜40代のユーザーが多く、男女比は4:6程度と男性もかなり増えていることに注目です。いままでは「ファッション感度の高い若い女性向け」のようにとらわれがちだったInstagramですが、現在では男女ともに、さまざまな方面の「ビジュアルで訴求する」ことができる「趣味や関心」でつながり、コミュニケーションを楽しみ、直接そこから購買にまで結びつく場にまでなっています。

ユーザーの増加率がまだまだ進んでいることもさることながら、「定期的にアプリを使っている」アクティブ率も84.7%と、50%台のFacebookなどと比べるとユーザーが非常によく利用していることも特徴です。

企業やショップの運営に最適なビジネスアカウント

Instagramでは、1人で複数のアカウントを自由に作り、切り替えながら利用することができます。個人としての利用だけでなく、運営するショップやブランド、スモールビジネスなどがあれば、「ビジネスアカウント」を作成して、PRやお店の情報へのリンクを促進することができます。

ビジネスアカウントには、審査などが特に必要ありません。すでにもっているアカウントをInstagramのアプリのアカウント設定ですぐに「ビジネスアカウント」へ切り替えることができます。使わなくなったら、元の個人アカウントに戻すこともできます。また、ビジネスアカウントは必ずしも何かビジネスをしている必要はなく、個人が自由な目的で利用するのでももちろんOKです。

Instagramの公式ホームページ

ビジネスアカウントの主なメリットは?

ビジネスアカウントでは、個人アカウントではできないことができるようになっています。それらをまとめて紹介します。

ビジネスプロフィールの表示

メール・電話番号・住所などの営業情報をプロフィールに追加できます。Instagramでは、投稿を見るユーザーがプロフィールを見ている率が高いということです。公式の情報でショップのサイトやリアル店舗の情報提供が可能になるほか、アカウントのジャンルを選択することによって、閲覧者とのマッチングが行われます。

Instagramのビジネスアカウント使ってる? 導入するメリットとは

プロフィールにURLや「メッセージ」「メール」ボタンを配置できます。ほかにも電話番号を配置するオプションなどがあり、クリックで発信が可能になります。Instagramのビジネスアカウント使ってる? 導入するメリットとは

こちらは小売販売ジャンルのアカウントです。サムネールにカバンのマークがあるものは購入が可能なリンクが配置されています。

宣伝広告(フィード広告やストーリーズ広告)の発行が可能

広告は、ビジネスアカウントのみが利用可能な機能です。この機能は配信内容によって有料になります。

閲覧者のインサイトが分かる

InstagramにはいまのところFacebookグループやTwitter Analyticsのようなインサイト(ユーザーの閲覧状況やアクセス数など)を提供する機能がありませんが、ビジネスアカウントに切り替えることでインサイトが得られるようになります。

Instagramビジネスで、投稿ごとにインサイトを表示することが可能

投稿に対するインサイトの表示が可能です。

Instagramビジネスのインサイト(年齢層、性別)

Instagramビジネスのインサイト(オーディエンスの年齢層、性別) Instagramビジネスのインサイト(リーチ、インプレッション数)

Instagramビジネスのインサイト(リーチ数やインプレッション数)

Instagramビジネスのインサイト(増加数、場所)

Instagramビジネスのインサイト(フォロワーの増減や場所)

投稿の予約機能

スマートフォンアプリから、簡単に投稿予約ができるため、決めた日付、時間に公開したい記事があれば予め準備をすすめて、投稿準備を完了することができます。無料の公式機能ですが、予約投稿をセットするには、Facebookクリエイタースタジオを利用登録する必要があります。

購入を促進可能に

ショッピングサイトと連携させることで、Instagramの投稿から直接購入へのリンクを設置でき誘導することができます。カートシステムはInstagramにはないので各自で用意する必要があります。フィードへの投稿写真から、購入サイトへ直接リンクさせることができます。
ホームページ制作サービス「BiNDup」のようにカート機能が無料で使えるサービスもあるのでぜひ検討してみてください。

なお、ビジネスアカウントとは別にあるクリエイティブアカウントは購入促進が利用できず、DMが2種類持てる、という点で異なっています。

また、ストーリーズで「もっと見る」というボタンからWebページへのリンクを貼る機能がありますが、これはビジネスアカウントであっても、個人アカウントと同様1万フォロワー以上を獲得していないと使えないようになっています。

ビジネスアカウントにかかる料金は?

さて、ここまで読んで「便利そうだな〜」と思っているけど、お金がかかることを心配している方もいるかもしれません。その点はご安心を。ビジネスアカウントでは、宣伝広告を投入する場合はお金が掛かってしまいますが、そのほかは無料です! 使わなくなったら、元の個人アカウントに戻すこともできますから、安心して登録開始できます。

アカウントの種類の変更は、スマホアプリから行えます。

アカウントの変更の仕方

ビジネスアカウントを育てるためにやっておきたいこと

Instagramは、ファンを増やしていくためのコミュニケーションのひとつの手段ですから、ビジネスアカウントを盛り上げていくためには、継続して投稿を行い、コメントに答えるなどのコミュニケーションを行っていきましょう。相互フォローではDM(メッセージ)も送れるようになっていますから、問い合わせなどにもお答えしなければならないシーンもあるでしょう。

また、ストーリーズを撮ってプロフィールに配置するなどすれば、ビデオメッセージを固定して閲覧してもらえることもできるので、写真以外のメディアも活用してみましょう!

どの投稿が人気があったのか、どんなタイプ(年代など)の人が反応したのかインサイトを見ることで確認することができます。人気の傾向から次の投稿内容に役立てていきましょう!

タテ型動画の活用ポイントは以下の記事も参照してくださいね。

SNSで人気のタテ型動画のメリットと活用ポイントをご紹介

サイトとSNSを連携して集客強化も

Instagramの存在感は日に日に大きくなってきています。また、過去のSNSに比べると好感を持った商品やブランドの購入をかなり積極的に行っていたり、オンラインショップでの買い物だけに限らず、リアルの店舗などに訪れる参考にもしています。

Instagramにもクチコミが当然ありますが、自社でのブランディングをしながら、来店やコミュニケーションにつなげるということでは、ぜひチャレンジしてきたいメディアです。ビジュアルやデザインに興味がある人なら、そのセンスを活かすこともできるメディアです!

ホームページ制作サービス「BiNDup」では、Instagramとの連携もバッチリ!
アカウントを紐づければ、サイト内にInstagramで投稿した画像や動画を貼り付けることができ、投稿するたびにリアルタイムに更新されるので便利ですよ。
ぜひ活用してみてください。
※2020年3月より、Instagram連携にはビジネスアカウントでの設定が必要になりました。詳しくはサポートページをご参照ください。

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  • POINT

  • Instagramの利用者は女性だけでなく男性も増加を続けている
  • 宣伝、購買促進を強化したいならビジネスアカウントの利用がおすすめ
  • ビジネスアカウントは基本は無料。審査もないので気軽に試してみるがよし

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