URLを用いれば、Webサイトを簡単に他の人へ共有できます。しかし、URLの文字列が長すぎるとサイトやメールの見た目を悪くしてしまう可能性があります。そういった場合は、URL短縮サービスを利用することで、簡単にURLの短縮が可能です。
この記事では、URLの短縮方法やメリットについて解説します。URLを短縮したい場合はぜひ参考にしてみてください。
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URLとは
URLとは「Uniform Resource Locator」の略で、単にアドレスとも呼ばれています。ここでは、URLの機能や詳細について紹介します。
インターネット上の位置や情報を示すもの
URLとは、インターネット上に存在しているホームページ(Webサイト)やファイルなどがどこの位置に存在しているか、Webサイトの情報がどのような内容なのかを示すものです。アドレスとも呼ばれています。
無数のサイトやファイルが混在しているインターネット上では、特定のホームページやファイルを他人へ共有したり紹介したりするのにURLが欠かせません。URLはインターネットの住所とも呼べる存在です。
ブラウザ上部のアドレスバーで確認可能
URLは、ブラウザ上部にあるアドレスバーから確認が可能です。基本的に「http」もしくは「https」から始まる半角英数の文字列で構成されていて、場合によっては漢字や平仮名なども含まれています。
アドレスバーをクリックすればURLの文字列を編集することが可能です。また、クリックした文字列をコピーしてメールなどに貼り付ければ、複雑な文字列でも簡単にURLを共有することができます。
アドレスバーに入力すると直接遷移できる
アドレスバーに適切なURLの文字列を入力すると、該当するホームページやファイルなどに直接遷移できます。なお、有効なURLを入力した後でもEnterキーを押さないと遷移が起きないため、勝手にホームページやファイルが表示されることはありません。
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URL短縮のやり方
ホームページやファイルの種類にもよりますが、文字列の長いURLも存在します。長いURLは使い勝手が悪い場合が多いため、短縮することがおすすめです。ここでは、URLを短縮する方法や手順を紹介するので、短縮したいURLがある方は参考にしてみてください。
短縮URL作成サービスを利用する
URLの短縮は、短縮URL作成サービスを提供しているWebサイトから行えます。短縮URL作成サービスの多くは無料で利用可能です。サービスによっては、会員登録などの手続きが不要な場合もあります。
短縮URLの作成ができるサービスとして代表的なのが「Bitly」「00Min」「TinyURL」などです。「Bitly」は短縮URL最大手のサービスで、世界中で利用されています。「00Min」は日本企業が運営するサービスで、すべて日本語に対応しています。「TinyURL」は日本語には対応していませんが、シンプルで使いやすいサービスです。
いずれもURLの短縮機能は無料で利用可能で、短縮したいURLを入力して実行ボタンを押すだけで簡単に短縮URLを作成できます。
.htaccessファイルを使う
.htaccessファイルを作り、ファイル内に「Redirect [アクセス元] [転送先]」の形式で、それぞれ適切なテキストを記述すると短縮URLの作成が可能です。
実際に短縮URLを作る際は、「アクセス元」部分に短縮URLとして使いたい文字列を「転送先」に短縮したいURLをドメイン名がない状態で記述します。Webサイトのドメインと「アクセス元」に設定した文字列を合わせて入力すると、「転送先」に設定したURLへ自動転送されるようになります。ただし、.htaccessファイルの使用制限があると使えません。
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URL短縮を行うメリット
URL短縮を行うと、さまざまなメリットがあります。ここでは、具体的なメリットを紹介するので、URLを短縮しようと思っている方は参考にしてみてください。
レイアウト崩れを防ぎやすくなる
長いURLを短縮して短くすれば、文字数やスペースの節約に繋がり、レイアウト崩れを防ぐことができます。
Webサイトの記事やメール文などに長すぎるURLを貼ると、数行に渡って文字列が表示されてしまうことがあるでしょう。その場合、レイアウトが崩れて見た目や印象が悪くなってしまうため、短縮URLを用いるのがおすすめです。
また、単純に短い方が視認性の向上につながり、ユーザーにとって利便性が高くなるというメリットもあります。
SNSに掲載しやすくなる
SNSに掲載しやすくなることも、URLを短縮するメリットの1つです。SNSを利用するユーザーは、スマホなどの画面が小さい端末から投稿や閲覧をするケースが少なくありません。URLを短縮すると、Twitterなど文字数制限のあるサービスでも投稿しやすくなります。閲覧する側にとっても、スマホなどで縦表示される際にスクロールする手間が減るなどの利点があります。
アクセス解析がしやすくなる
URL短縮サービスを利用して作った短縮URLをクリックしたり、アドレスバーに入力して遷移したりすると、同サービスのサーバーなどを経由して本来のURLのWebサイトやファイルなどに転送されます。
サーバーを経由する性質から情報が集まりやすくなるため、短縮URLの作成と同時にアクセス解析を行っているサービスもあります。アクセス解析ができれば、サービスの人気度を把握することが可能です。また、今後の展開の判断材料にすることもできます。
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URL短縮を行うデメリット
URL短縮にはいくつかデメリットが伴います。ここでは、具体的なデメリットを紹介するので、URLを短縮しようと思っている場合は把握しておきましょう。
URLからサービスが分かりにくい
URLを短縮すると、URLからサービスが分かりにくくなる可能性があります。URLにはサービス名そのものや、サービスを連想させるような文字列が含まれている場合があり、それらが短縮されると表示が崩れるためです。
また、URLからサービスが分かりにくいと、悪質サイトやウイルスなどの誤解を招く可能性もあります。対策として、URLと合わせてサービス名を記載しておきましょう。
Webサイトの表示速度が遅くなる
短縮URLからWebサイトにアクセスしようとすると、通常のURLからアクセスするより表示速度が遅くなります。短縮URLは誘導先に直接遷移するのではなく、短縮するために利用したサービスのサーバーなどを経由するため、直接遷移するよりリダイレクトによる処理が増えるからです。
Webサイトの表示速度はユーザーの満足度や離脱率に関わるため、短縮URLを利用する場合はデメリットとして念頭に置いておくことが大切です。
利用サービスの終了でリンク切れになる
短縮URL作成サービスを利用していた場合、サービスが終了すると該当する短縮URLがリンク切れになってしまいます。
そのため、同じ短縮URLを長期間表示したり利用したりしている場合は、定期的に利用中のサービスが継続しているか、リンク切れを起こしていないかチェックしなければなりません。Webサイトを運営するにあたり、余計な手間と時間がかかることになるためデメリットといえます。
迷惑メールに間違われる可能性がある
メール内に短縮URLを記載していると、システム側で迷惑メールに間違われる可能性があります。迷惑メールがリダイレクト先のURLを隠すために短縮URLを使うケースがあるためです。
メールの相手が迷惑メールを自動的にフォルダ分けする設定にしている場合、メールを受信しても届いていることに気付かない場合があります。短縮URLを使うことで、連絡が滞ったり宣伝効果が弱まったりするなどのデメリットが発生します。
まとめ
URLは特定のWebサイトを共有したいときに便利です。さらに、URLを短縮すればメールやSNSでも扱いやすくなり、自社のホームページへ誘導しやすくなります。
自社でホームページを作成する場合はBiNDupがおすすめです。ノーコードでサイト運用ができるホームページ制作サービスで、ローコストでオンラインビジネスを始められます。400種類以上のテンプレートがあり、自由にカスタマイズができるため効果的なサイト作りが可能です。
さらに、SNSと連携させることで集客や顧客とのコミュニケーションが可能になり、スムーズに情報収集ができます。Webプロモーション全般に活用できるサービスをお求めでしたら、ぜひご検討ください。
POINT
- 短縮URLを使うことでテキストのレイアウト崩れを防ぎ、視認性も良くなる
- クリック数をカウントしてくれる短縮URLの作成サービスもある
- どんなページのURLかすぐわかるよう、短縮URLと合わせてサービス名を記載しておく