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Webサイト構築の流れは?かかる期間や費用の目安、失敗しないための注意点も解説


この記事では、自社のWebサイトを構築したい人に向けて、Webサイトの構築にかかる期間や費用の目安などを解説しています。また、Webサイトを構築するまでの全体の流れや、失敗しないために気をつけるべき注意点についても解説しているため、自社のWebサイトを構築する際に役立ててください。

1.Webサイト構築とは

Webサイト構築とは、コーポレートサイトやサービス提供のためのWebサイトの制作を意味する言葉です。ただし、Webサイトの作成だけでなく、運用目的の設定から戦略の立案など、目標を達成するまでのプロセスを指します。

2.Webサイト構築にかかる期間の目安

ここでは、Webサイトの構築にどの程度の期間が必要になるのか、目安を解説します。

2-1.準備から公開まで2~3ヶ月程度は必要

構築にかかる期間は、どれくらいの規模のWebサイトを構築したいかによって異なります。一般的に、15~30ページ程度の規模のコーポレートサイトを構築する場合は、2~3ヶ月が目安です。Webサイトの構築を外注する場合は、依頼準備から発注までに2~3週間程度、サイト設計から公開までに1ヶ月半~2ヶ月程度の期間がかかります。

2-2.大規模なWebサイトは半年程かかることも

100ページを超える大規模なWebサイトや、会員登録、決済機能などを搭載したシステムの導入が必要な場合は、半年以上の期間がかかる可能性があります。一方、数ページ程度の小規模なWebサイトなら、1ヶ月~1ヶ月半程度の期間で構築できます。

3.Webサイト構築にかかる費用相場は?

Webサイトの構築にいくら位の費用がかかるのか、以下で詳しく解説します。

3-1.Webサイト構築にかかる費用の内訳

Webサイトの構築にかかる費用として、以下のものが挙げられます。
 

  • サイト制作費用
  • サーバーレンタル費用
  • ドメイン取得費用
  • SSL費用
  • Webサイトの更新、メンテナンス、監視などの保守費用

 
サイト制作費用には、ディレクションやデザイン、コーディングなどの作業で発生する経費や人件費などがあります。Webサイト構築に必要な業務をすべて自社の人材で賄う場合は、制作費用や保守費用は発生しません。

3-2.規模・作成方法別の費用相場

Webサイトの種類や規模、作成方法、デザインなどによって、Webサイト構築の費用は異なります。
 

Webサイトの種類 目的 規模・ページ数 費用相場
コーポレートサイト(テンプレート使用) パンフレット代わりに利用したいなど 数ページ 20~50万円
コーポレートサイト(オリジナル) 問合せフォーム、無料オファーを設置したいなど 20~30ページ 50~100万円
ECサイト ネットショップを開設し、売上の向上を図りたいなど 商品登録数によって異なる 50~200万円
LP(ランディングページ) Webを利用した集客を実施したいなど 1ページ 10~35万円
採用サイト 広範囲の応募者を集めたいなど 規模によって異なる 60~200万円
ポータルサイト 多種多様なコンテンツやサービスを提供したいなど 規模によって異なる 150~500万円

4.Webサイト構築の流れ

Webサイトを構築する際の全体の流れについて、以下で詳しく解説します。

4-1.Webサイト構築の目的決定

Webサイトを構築するには、なぜ制作が必要なのか、目的を明確にしておくことが重要です。目的が明確であれば、一貫性のあるWebサイトを構築できます。次に、ゴールを設定します。ゴールが定まるとどの程度まで達成できたのかなど、指標による評価が可能です。
 
さらに、ターゲットを決めます。年齢や性別、職業、興味や関心など、具体的なペルソナを設定しましょう。そして、ターゲットにどのようなメッセージを届けたいのか、コンセプトを決めていきます。

4-2.提案依頼書(RFP)の作成

提案依頼書(RFP)とは、前項で挙げたように、Webサイト構築の目的やゴール、ターゲット、コンセプトなどを明確に記載した書類のことです。制作会社などへ外注する際に必要です。ほかにも、自社における現状の課題や制作時の要望、発注内容などの項目を記載しておくことで、制作会社との齟齬をなくせます。
 
一般的に記載される項目を以下の通りです。
 

  • プロジェクト名
  • 目的、背景
  • 課題
  • ゴール
  • USP
  • 競合会社(3社程度)
  • 公開希望日
  • 予算

4-3.制作会社の選定

制作会社へWebサイト構築を外注する場合は、1社だけでなく複数社にRFPを提出する必要があります。制作会社の提案内容や見積書を比較検討したうえで、自社の要望や予算などにあった業者を選定しましょう。

4-4.Webサイト設計

制作会社が決まったら、サイトに必要なぺージいわゆるコンテンツを決定していきます。例えば、サイトの集客方法を検討したり、必要な機能を考えたりするのがこの工程です。
 
ちなみに、Webサイトの設計は数ある工程の中で一番肝心で、制作会社との認識にズレが生じないように十分気を付ける必要があります。特に、機能やサイトマップのチェックは、念入りに行うようにしましょう。

4-5.デザイン制作

Webサイトの設計後は、具体的なデザインの制作にとりかかります。デザイン制作の際は、まずどのようなデザインにするのか、コンセプトを設定しておきましょう。コンセプトを明確にしておくことで、統一性のあるデザインを作れます。
 
次に、デザインに必要な素材を用意します。テキストや画像、イラストなど、制作するWebサイトにあった素材を集めておくことが大切です。最後に、トップページや下層ページなどのデザインを決め、デザインカンプを作成しましょう。

4-6.コーディング

コーディングとは、プログラミング言語を用いてコードを入力する作業のことです。WebサイトのデザインをWebページに表示させるために欠かせません。コーディングで行えることは、背景やフォントなどの配色、パソコン・スマホ・タブレットごとの表示サイズなどが挙げられます。

4-7.システム開発・構築

コーディングが終わると、システム開発の段階に進みます。システム開発は、あらかじめ作成されたシステム仕様書に基づいて行われます。CMSを実装すれば、構築までにかかる期間を短縮できます。
 
ちなみにCMSとは、コンテンツマネジメントシステムのことで、用意されているテンプレートを使用してWebサイトを作成できるシステムです。

4-8.動作チェック

運用を開始する前に、動作環境のチェックを行う必要があります。動作環境は特定のデバイスやOSだけでなく、複数のOSやブラウザ、スマホなど、対象の環境で問題なく動作しているか、テストを実施しましょう。

4-9.リリース

構築したWebサイトの動作環境に問題がなければ、リリース作業を実施してWebサイトを公開します。

4-10.保守・運用

リリース後は、Webサイトにアクセス解析ツールなどを連携させ、アクセス数やサイト訪問者の属性などの分析を実施し、必要に応じて改善を行います。また、SEOの観点から、定期的に更新を行ったほうが検索順位は上がりやすいといわれています。

5.Webサイト構築で失敗しないための注意点

Webサイト構築の際に、気をつけておくべき注意点について解説します。

5-1.目的やターゲットが不明確なまま進めない

Webサイト構築の成功と失敗は、目的やターゲット、コンセプトによって決まります。設定が曖昧な場合、一貫性のあるWebサイトを構築しづらくなってしまいます。目的やターゲット、コンセプトは明確にしてから次のステップに進みましょう。

5-2.具体的な数値目標を掲げる

ゴールを設定する際は、定量化できる数値による指標を用いましょう。漠然とした目標を立てた場合、目標の達成度を適切に評価できなくなります。指標の一例は、PV(ページビュー)数や資料請求などのCV(コンバージョン)数などが一般的です。

5-3.企業・ブランドのイメージに合うデザインにする

Webサイトのデザインは、企業やブランドのイメージに合った配色やトーンを選択しましょう。イメージからかけ離れたデザインにすると、顧客に不信感を与えてしまう可能性があります。そのため、Webサイト全体のデザインを統一させることが大切です。

5-4.競合サイトに似たコンテンツにしない

競合他社が運営するWebサイトに類似したコンテンツやデザインになっていないか、確認しておくことも重要です。競合サイトは、戦略を立案する際に参考になりますが、コピーコンテンツと判断されないように注意しましょう。

5-5.文章や画像使用時に著作権を侵害していない

コンテンツを作成する際は、他サイトで使用されている文章や画像を無断で使わないように注意しなければなりません。文章の引用は法的に認められていますが、引用元を明記する必要があります。著作権フリー以外の画像には、著作権が発生します。

5-6.SSL対応をする

SSLとは、オンラインでデータを送受信する際に、暗号化する仕組みを指す言葉です。SSLに対応したWebサイトを構築すれば、なりすましや不正アクセスなどによるセキュリティリスクへの対策に有効です。

5-7.パンくずリストを設置する

パンくずリストとは、サイト訪問者が閲覧しているWebページの現在地を示すため、階層順に表示するリストのことです。どの位置にいるかを把握できなければ、戻り方や進み方がわからず、サイトの離脱に繋がってしまいます。

5-8.レスポンシブ対応(モバイル対応)にする

レスポンシブ対応は、BtoCだけでなくBtoBにおいても求められる機能です。情報を検索する際、パソコンだけでなく、スマホやタブレットなどのモバイル端末が使用されます。モバイルに適したサイズに表示されないと離脱されてしまいます。

5-9.誤字脱字などの不備がない

公開したコンテンツに誤字脱字や誤情報などが記載されていると、社会的な信頼を失うリスクが高まります。さらに、SEOにおいても検索エンジンによる評価が低下する恐れがあります。コンテンツを公開する前に、不備がないか細部まで確認しましょう。

5-10.分析・改善を継続的に行う

Webサイトは構築や公開がゴールではありません。公開後は、定期的に分析を実施し、必要に応じて改善を行うことが大切です。また、更新せずに放置しておけば、検索順位が下がる可能性があります。

10.まとめ

Webサイトを構築するうえで、目的やターゲットなどを明確にしておくことが大切です。また、数値目標を立てたり、著作権に配慮したりするなど、注意点を参考にしてください。Webサイトを一から構築するのはハードルが高いと感じる場合は、CMSの導入がおすすめです。
 
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