5大動画SNSを徹底比較!拡散や動画マーケティングに適しているのは?

コンテンツマーケティングにおける動画の有効性

以前、BiND CAMPで紹介した「コンテンツマーケティングの元素表」を覚えていますか? その中でビデオは商品やサービス購入の検討段階において有効であり、制作にはそれなりの労力を必要とされるものの、寿命の長いコンテンツとして位置付けられていました。

すでに世の中は動画コンテンツ全盛ともいえる状況になっていますが、ストレージやサーバーの費用が以前より格段に安価になった現在でも、Webサイトに直接動画データを貼り付けることは容量やコストの点で推奨できません。それよりも動画SNSにアップロードして、相互リンクを付けたり自身のWebページに埋め込むほうが、容量の心配もなく告知や拡散の点でも有利です。

今回は、主要な動画SNSの特徴を比較するとともに、自撮り動画にちょっとしたアレンジを加えられるアプリも紹介します。

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1.YouTube

動画SNSの草分け的な存在が、YouTubeです。いち早く広告によって収益を上げるビジネスモデルを採用したことで、再生回数などに応じて動画のクリエイターにも利益を分配するようになり、動画制作自体を仕事、あるいは副業にするYouTuberという言葉も生まれました。

全世界で19億人以上の視聴者がいる一方で、広告が入ることによって動画視聴のユーザー体験が損なわれたり、ブランドイメージが傷つく可能性もあり、それを避けるために後述するVimeoを選択するケースも見られるようになりました。
最近では、広告の入らない有料サービスのYouTubeプレミアムも始まっていますが、YouTube自体は10〜20代で90%超、30〜40代で80〜90%弱、60代でも3人にひとりに利用されているのに対して、YouTubeプレミアムユーザーは全体の1割程度といわれています。

視聴規模が最大、広告で収益を得るスタイル

大きなメリットとしては、視聴者の母数が大きいことに加えて、ストレージと帯域幅が無制限で1動画あたり最大128GBかつ12時間までのファイルをアップロードできるため、動画制作に関する制約をほぼ感じることがない点が挙げられます。また、動画を非公開、あるいは限定的なユーザーにのみ公開する設定があることや、自身のWebサイトへの埋め込みコードの発行を簡単に行えるので、サイト内で利用がしやすいことも利点となっています。

逆に、埋め込み動画でも広告や他のオススメ動画が表示されてしまうことがデメリットといえるでしょう。厳密には、広告は非表示にできますが、それぞれの動画に対して個別に設定する必要があり、公開している動画が多い場合には手間がかかるのです。

YouTube画面

全世界で19億人以上の利用者がいるYouTubeは動画SNSの代表格

2.IGTV

IGTVは、Instagram TVの略称で、その名の通りInstagramが動画専用のサービスとして展開しているものです。
Instagram自体でも動画を扱うことはできますが、長さが3〜60秒に制限(24時間で削除されるInstagramストーリーズでは1〜15秒)され、投稿内にURLリンクを付けられない(ストーリーズの場合には、ある程度のフォロワー数があれば可能)といった難点があります。これには、元々、写真の共有からスタートしたサービスであることも関係しているでしょう。

インスタの動画専用サービスでスマホに強い

IGTVは、最初から動画に特化したサービスであるだけでなく、今では動画視聴者の大半が時や場所を選ばずにスマートフォンからアクセスしていることを踏まえて、縦長のスクリーンの全画面で視聴することを前提に設計された点が大きな特徴です。また、Instagramのサービスの一部であることから、Instagramのフォロー/フォロワーをそのまま引き継ぐことができ、両者が連動するメリットもあります。

そして、プレビューは1分に限定されるものの、Instagram側のフィードや検索結果にもIGTVのコンテンツが含まれるようになるため、それらを起点にしてIGTV側でフル動画を観てもらうことも可能です。IGTVでは投稿内にURLリンクを設定できるため、そこから自身のWebサイトに誘導できる点でも利用しやすいといえます。

IGTVとInstagramとの差別化は徹底していて、IGTVアプリの撮影機能を使う際にも、1分以上15分以下でないと投稿できない仕様です。撮影・編集済みの動画をコンピュータから投稿する場合には15分以上の動画も可能ですが、容量制限などもあるので、詳しくは後半でまとめている比較表を参照してください。

IGTV

Instagramの派生サービスであるIGTVは、スマートフォンでの視聴を意識した縦型フォーマットで、長尺の投稿も可能な動画SNS

3.Vimeo

Vimeoは、今回紹介している動画SNSの中ではYouTubeに近いサービスですが、広告によるビジネスモデルを採用せず、投稿者に対する有料プラン(月額700円〜7500円)の提供によって収益を上げています。これは、Vimeoが画質を重視した動画ホスティングを行い、投稿者/視聴者の多くが映像関係のプロフェッショナルであることとも関係しています。

広告が表示されず、映像の作品性が高い

そのため、アップロードされている動画も、短編映画やアニメーション、インディーズバンドなどのプロモーションビデオ、ドキュメンタリーなど、作品性が高いものが多く、もちろん、投稿者のオリジナル動画が中心です。この点は、著作権を無視した違法な動画の投稿が後を絶たないYouTubeとは一線を画す、Vimeoの大きな特徴となっています。

逆に、そのような種類の動画でないとVimeo上での視聴者を獲得することが難しい面もありますが、無料プランの範囲内(週あたりのアップロード容量が500MBで、総容量5GBまで)で動画のホスティングサービスとして利用し、自身のWebサイトから利用するのであれば、使い道があるともいえます。

いずれにしても、埋め込み動画にも余計な広告が表示されないことは大きなメリットで、埋め込み動画プレーヤー自体もサイズの選択(固定/レスポンシブ)や自動・ループ再生などの設定が可能です。さらに、有料プランのユーザーは、埋め込む際の設定も細かく行えるようになっています。

また、Vimeo Createというソーシャルメディア向け動画編集のWebアプリも用意されており、これを利用することで、インパクトのある動画を簡単に制作・公開できますが、無料プランでは基本機能のみ利用可能です。

5大動画SNSを徹底比較!拡散や動画マーケティングに適しているのは?

高画質で広告の入らない動画SNSのVimeoは、映像関係のプロフェッショナルに好まれている

4.TikTok

TikTokは、当初15秒という短尺の動画に特化し、一発芸的な面白動画や音楽に合わせて踊るダンス動画などを投稿の中心に据えたことで、10〜20代の若者を中心に普及してきた動画SNSです。
最近では、すべてのユーザーが最長60秒までの動画を投稿できるようになりましたが、それでも「短くて面白い動画」という投稿傾向に変わりはありません。先に触れたIGTVが、あえて1分以上の動画投稿を強調しているのも、TikTokを意識して、直接的な競合を避ける意味合いがあると考えられます。

モノより体験を重視する若者世代に絶大な支持

TikTok自体にはTwitterのリツイートに相当するような機能がないために、情報拡散という側面では弱いところもありますが、他のSNSに対する共有が容易な仕様によって、それらの連携によるマーケティングが盛んに行われています。その内容は、企業(または企業と契約したインフルエンサー)が用意した楽曲を使った動画や、投稿された動画を真似たりアレンジした動画を作って投稿することによって、インフルエンサーも使っているとされる記念品などがもらえるキャンペーンのような形が一般的で、いわゆるジェネレーションX(モノよりも体験や思い出を重視する若者世代)が主なターゲットです。

ほぼすべての動画SNSが、匿名であってもユーザーの個人情報を収集し、それをトレンドや消費動向の分析に利用したり、それを外部に販売することをビジネスとしていますが、特にTikTokは開発・運営会社が中国企業であることから、プライバシー漏洩に関する懸念が起こりました。その結果、インドでは利用禁止、アメリカでも利用自体は禁止しないものの、バイデン政権が安全保障上のリスクを検証するよう商務省に指示するなどの動きが出ています。この点は、一応、記憶に留めておいたほうがよいでしょう。

5大動画SNSを徹底比較!拡散や動画マーケティングに適しているのは?

若者を中心に、短くて面白い動画の投稿・閲覧によって人気を集めているTikTok

5.MixChannel

国産サービスであるMixChannelは、TikTok同様、若者に人気のある動画SNSですが、特に日本の女性ティーンエイジャーが多く利用しており、そのコミュニティで使われていた「ミクチャ」という略称が、今では公式名称になっています。

インフルエンサーを増やすイベントや企画が盛ん

いわゆる動画投稿も可能なサービスですが、他の動画SNSとの大きな違いは、ライブ配信や企業や10代向け雑誌主催のイベント、コンテスト、オーディションに力を入れている点であり、モデル募集や有名ブランドのプレゼント提供といった要素が、流行に遅れまいとするティーンエイジャーの心理を巧妙につかんでいるといえるでしょう。

投稿動画のファイル容量の上限が3MBと少ないため、事実上、1分程度の動画のみの投稿に限られる点ではTikTokと似たところもありますが、TikTokのインターフェースが投稿動画中心であるのに対して、MixChannelはライブ動画や投稿者中心の構成になっており、インフルエンサーのファンを増やすことがビジネスの根幹になっている印象が強いといえます。

MixChanne画面

動画共有からスタートしたが、現在ではインフルエンサーのためのライブ動画やイベント中心の盛り上がりを見せているミクチャ(MixChannel)

主要動画SNS別、投稿できる動画のサイズや時間を比較

動画SNSは、以上のような指向性の違いもさることながら、投稿できる動画の仕様も様々で、それぞれに合わせたサイズや縦横比を考慮して、効果的な動画を投稿することが求められます。

以下に、ここで紹介した主要動画SNSの仕様の比較表をまとめてみましたので、参考にしてください。
比較表をダウンロードする
同じ動画SNSというカテゴリーでも、実際の仕様的にはこのような違いがあり、訴求方法(短くてインパクトのある動画か、あるいは、商品やサービスをじっくり説明する動画か、など)によっても選択肢は変わってくる

自撮り動画にスパイスを

TikTokやMixChannelに投稿するようなティーンエイジャーは、自撮りの動画を共有することに抵抗がないようですが、一般には、そこに大きな壁を感じる人もいるでしょう。そこで、最後に自撮り動画を簡単に加工して、笑顔、年齢、髪型などに変更を加えることができるFaceAppというアプリを紹介しておきます。開発元では、「AI表情エディタ」と呼ぶアプリです。

利用方法も簡単で、顔が主体の写真や動画を選択するか、アプリ内のカメラ機能で撮影し、好みのフィルターを選択するだけで処理が完了します。しかも、仕上がりは、デジタル処理を感じさせないほど自然です。

サブスクリプションに申し込むことで、多数のフィルターや機能が使えるようになりますが、無料の基本フィルターだけでも、図に示すように十分な機能を発揮してくれるので、それらで不足を感じるようになったり、広告なしで使いたいという場合に課金を考えれば良いでしょう。
ちなみに、作例は公式サンプルではなく、静止画がPixabay、動画がMixkitというフリー素材サイトのイメージやビデオを実際にFaceAppで可能したものです。これらを見ても、クオリティの高さがわかると思います。

FACEapp

FaceAppは、課金しなくても基本的なフィルターを利用することができ、たとえば笑顔が苦手でも、魅力的なプロフィール写真などに加工することが可能だ

FaceAppのフィルターは、撮影済みの動画やアプリ内でのリアルタイム撮影でも有効で、顔の動きや傾きに対する追従性も優れている

まとめ

いかがでしたか。ひと口に動画SNSといっても、そのサービス内容やユーザー層は様々であることがおわかりいただけたかと思います。そのため、どれが1番かということではなく、ご自身のWebサイトの方向性やターゲット顧客に合わせて、最適と思えるものを選ぶと良いでしょう。

ホームページ作成サービス「BiNDup」では、基本コースでも300GB、ビジネスコースでは1TBのサーバーディスクスペースが用意されていますが、大きくなりがちな動画データで貴重な空き容量を圧迫してしまうことは避けたいものです。無料(目的に応じて有料)の動画SNSを賢く活用して消費する帯域幅を抑えるとともに、ディスクスペースは他のコンテンツのために余裕を持って利用できるようにしておきましょう。
BiNDupであれば、サイト内へYouTubeの動画の貼り付けも簡単に行えます。自動再生の有無や表示サイズが選べ、サイトに合った形で動画を活用できます。
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  • POINT

  • サイト内に直接動画を貼るより容量や拡散の観点から動画SNSとの連携がおすすめ
  • 動画再生時の広告表示の有無はブランディングやイメージ訴求においては大事
  • 動画のサイズや制限時間もサービスによって様々。特性を把握しよう

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