自社のホームページの運用や更新、また、Webやネットプロモーションなどに関わることの多いWeb担当者の方の日々の業務に役立つ、便利なオンラインのサービスやサイトを集めてみました。新米のWeb担当者の方や、兼業でホームページの担当をしているスタッフの方にもおすすめです。
日々のホームページ制作・運用を便利にするサービス
ホームページ担当者の二大業務は、「Webページを作って公開する」、「集客や反応を見て、運営を改善すること」です。つまりWeb担当者はホームページの制作と運用の両面を見ていく必要があります。
制作面では、もし自分でページを作成する場合は、対象のホームページ作成ツールやCMSの利用スキルが求められますが、自分で制作しない場合はディレクションや内容の確認・修正といった作業が発生します。そんなときは、外部スタッフとスムーズなコミュニケーションが取れるツールを導入しておきましょう。
大容量のファイルをやりとりできるストレージサービス
社内サーバーが使えない外部スタッフとのやりとりが発生することが多いWeb制作。データのやりとりをスムーズにするためには、「クラウドストレージ(またはオンラインストレージ)」と呼ばれるクラウドサーバーを利用してデータのやりとりをスムーズにすることをお勧めします。使い勝手と利用者の多いことで、使われることが多いのは「Google Drive」「Dropbox」あたりですが、ほかにもあります。詳しくは以下の記事もどうぞ。
Webデザインの確認・修正をスピーディにするメモツール
ホームページの作成中には、デザインや文章をチェックするためのやりとりが発生します。デザインの箇所を示したり、形状や移動位置を示すには画像で示すほうが的確に指示が出せます。画像にスピーディに直接書き込めるツールがあると、チェックバックもスムーズです。
PCのスクリーンショットにメモを書き込む
Awesome Screenshotは、スクリーンショットにメモを書き込む際に便利なサービスで、ブラウザで閲覧中のページをスクショすると同時に、必要なメモを入れることが可能です。Chromeブラウザの無料のプラグインが利用できます。
スマホでスクリーンショットに注釈を入れる
スマホサイトのチェックの場合は、スクショを撮って、そのままアプリを使う手もあります。iPhoneの場合は「写真」アプリの「…」の箇所から「マークアップ」機能が表示され、スクリーンショットした画像の上に書き込みができます。
Androidスマートフォンの場合は、機種により書き込み可能なアプリが同梱されていなかったり、されていたりすると思いますが、「Screen Master」「スケッチ」などのアプリが人気です。
ブログやSNS投稿に便利!画像の作成&圧縮サービス
ホームページの素材画像を準備するときに、まとめてjpgなどの画像ファイルを最適なサイズに圧縮しておくと、ページが重くなったりすることを防げます。画像の最適化のできるサービスを、以下の記事で紹介しています。
また、SNSで配信する画像に、プロに外注をするまではなくとも、文字を入れたり、ちょっとデザインを加えるなどしたいケースがあるでしょう。スマホ上でSNS画像を加工できるサービス、「Canva」を利用してみるのはいかがでしょうか?
用途にあった写真がタダで使える写真・素材サイト
ホームページで使う写真は予算があるときには撮り下ろしが一番ですが、必ずしも予算があるとも限らずです。そこで、押さえておきたいのは、ホームページや記事の趣旨に合わせて写真が無料で商用利用できるフォトストックサービスや素材サイトです。
かわいいイラストが見つかる、いらすとや
幅広い層に受け入れられるかわいいイラストが見つかります。商用利用可ですが、制限事項があるので確認しましょう。
シチュエーション写真が豊富、写真AC/ぱくたそ
幅広い日本人や日本で撮影された写真が見つかります。イラストACも併設されています。
そのほか、
シーンに特徴がある写真が豊富なで、人物モデルを使ったシチュエーション写真が多く見つかる、ぱくたそもあります。
質の高い日本人の素材が揃う、PIXTA
国内サービスとして日本人の高品質の画像素材が揃うと定評のあるPIXTA。
本来は有償の素材ですが、ホームページ制作サービス「BiNDup」では、このPIXTAの素材を毎月一定分は無償で利用できるサービスを提供しています。
ホームページ制作ツールでも、こうした拡張サービスがあるものを選ぶと運用も便利です。
最後に、個性的な写真を探してみたいときにお勧めの海外の素材サイトをご紹介します。
サイトの成果を上げるための分析・管理サービス
Web担当者のもう一つの重要な業務であるサイトの評価や管理。「集客や反応を見て、運営を改善する」作業です。無料で使える高機能なツールとしては、いまのところGoogleの提供するものが圧倒的に使われています。
サイトのアクセス解析はスマホアプリも活用
Google アナリティクスは無料で導入できるアクセス解析ツールとしてはもっとも利用されているツールですから、すでに導入済みのWebサイトは多いでしょう。Web担当者にとっては、サイトの動向を把握するためには、日々、確認しておきたいのがAnalytics の情報です。Webサイトでアクセスする以外にもスマホアプリがあるので隙間時間にチェックするのもオススメです。
Google アナリティクス(iPhoneアプリ)
Google アナリティクス(Androidアプリ)
リンクのエラーや検索キーワードをチェックする
Google サーチコンソールは、Googleが提供するウェブサイトのパフォーマンスをモニターするサービスです。Google アナリティクスが利用可能になっているサイトならばすぐに利用開始できます。このツールを使うことで、サイトへの訪問者がどんなキーワードで来訪したのか、またはどんなキーワードの検索数が多いかなどが確認できるだけでなく、サイトのリンクエラーや改善点も提示されます。スマホアプリはありませんが、スマホに最適化されたページが表示されるので、出先でもチェックが可能。定期的にチェックしておきたいサービスです。
参照元の管理や反響が簡単にわかる!短縮URL作成管理ツール
キャンペーンなどとくに動向を細かく調べたいページは、告知ごとにURLを別個に生成したいケースが多々あります。単体のサービスではQRコードなども作成できたり、アクセスがグラフで確認できるものもあります。また、Google アナリティスク内にもリンク作成ツールがあり、便利です。
日本語のインターフェースで使える、URX.NU
日本語にローカライズされているため、使うのに困らない短縮URL作成ツールです。QRコードの作成、リンク期限の設定、アクセス数の確認などができます。
手軽に使える定番の、bitly
bitlyは英語のみのURL短縮サービスですが、定番です。こちらもQRコードの作成、リンク期限の設定、アクセス数の確認などができます。
Google アナリティクスの「キャンペーンURL作成ツール」
Googleアナリティクスの一部の機能として用意されたキャンペーンURL作成ツールです。メルマガの流入を測定したり、キャンペーンごとにURLを設定したい場合にURLを作成しやすいツールとなっています。Googleアナリティクスの解析と合わせて使うと便利。
いかがでしたか?
Webの制作運用に限らず、キャンペーンを行ったりWebマーケティングに関わったりと、Web担当者にはまだまだ多様な業務があり、その分使うと便利なツールやサービスがまだまだありますが、BiND CAMPでは今後も関連の情報を紹介していきます。
なお、オンラインでホームページが作成できるBiNDupは、クラウドストレージやポイントで使える写真素材サービス、SNSやWeb用の画像作成ツールも使えるサービスです。ワンパッケージでコンパクトに運営を楽にしたいWeb担当者さんに、おすすめできます。無料トライアルから、ぜひお試しください。
Web担当者にお勧め、BiNDupを使ってみる
POINT
- 日々のホームページ制作にはクラウドストレージやWeb用の画像加工ツールを取り入れよう
- サイトの成果を測るためのアクセス解析や短縮URL作成など便利ツールに慣れておこう
- 何かと出番の多い素材サービスは、無料で利用するかサービスに付属してるものがあると便利