中国インターネット情報センター(CNNIC)の最新統計によると、2022年12月時点での中国のネットユーザー数は10億7900万人と年々増加の傾向にあります。そうなると、この市場に向けてネット販促を強化したい、と考えている人は少なくないのではないでしょうか。
この記事では、ホームページ開設のポイントを、必要な手順や注意しておきたい項目なども含めてくわしく解説します。効果的なマーケティングを実践して、売上アップに役立ててください。
※参考:ネット人口10億7900万人に、普及率76.4%|アジア経済ニュース
ホームページを開設する際に用意するもの
ホームページ開設の際には、ページにアップするデータを保管する「サーバー」、ネット上の住所のような役割を担う「ドメイン(URL)」、ホームページの中身となる「コンテンツ」の3つが必要です。
また、自身でホームページを作成・更新したい場合には「CMS(コンテンツ管理システム)」の導入も必要となります。
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ホームページを開設する主な方法
ホームページの開設にあたっては、制作会社に依頼する方法と、自分で作成する方法の2種類があります。
ホームページ制作会社に依頼する
「いちから自分でホームページを作成するのは大変そうだ」「せっかく開設するのだからクオリティにもこだわって作りたい」という場合は、ホームページ制作会社に依頼するという方法があります。
ホームページを独学で開設するのは手間や時間がとてもかかりますが、プロに頼めば安心して本業に集中できます。クオリティの高いホームページに仕上げられる、セキュリティの面でも安心できる、というのもメリットです。
しかし、開設を外注すると、その分制作費がかかるというデメリットもあります。メリットとデメリットをよく確認し、制作に時間が取れるか、どのくらいの予算にするかなどをチェックしたうえで総合的に判断するのがよいでしょう。
CMSを利用する
「独学でホームページを開設するのは大変だがあまり費用がない」という場合、WordPressやWIXなどのCMSを利用するのもよいでしょう。CMSは、無料のものと有料のものがあります。レンタルサーバーがあれば誰でも利用可能で、サーバーのレンタル料以外には費用はさほどかかりません。
CMSを利用するメリットは、豊富に用意されたテンプレートから簡単に質の高いホームページを開設できること、自分ですぐに修正や更新ができることなどが挙げられます。
しかし、無料の場合サポートがつかないため、何かあったときにトラブルになりやすい、高いクオリティのホームページを作るのが難しい、などのデメリットもあります。
自分でHTML/CSSを書いて作成、開設する
CMSを使わず、「HTML(HyperText Markup Language)」や「CSS(Cascading Style Sheets)」などのホームページを作成するための言語を自分で書くという方法もあります。HTMLはページの土台を構成するための、CSSはレイアウトを整えるための言語です。
これらを使って解説したホームページを「静的ページ」と呼ぶことがあります。
自分でHTMLやCSSを書いて作成する方法は、制作会社や有料版CMSにかかる費用が浮くというメリットがあるものの、時間や手間がかかりすぎるデメリットがあります。
次の段落では、自分でホームページを開設する場合の手順について解説します。
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ホームページの開設手順|【1】サーバーを契約する
ホームページを開設するには、まずサーバーとの契約が必要です。サーバーの意味と契約方法を解説します。
ホームページ開設に必要な「サーバー」とは
サーバーとは、ネットワーク上におけるスペースのようなものです。その中に、画像や文章など自分が表示しておきたいデータを入れ、保管しておきます。何らかのリクエストが発生すると、サーバーは中のデータをユーザーに提供します。このサーバーがなければ、ネットワーク上にホームページを作成することはできません。
サーバーの契約方法
制作会社にホームページ作成を依頼する場合、大抵はその会社側でサーバーを用意してくれます。自分でサーバーを利用する場合は、独自にレンタルサーバーを契約するのが一般的な方法です。
レンタルサーバーは、容量やサポートの有無などによって費用がさまざまです。その中から自分のホームページに合うものを選び契約します。
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ホームページの開設手順|【2】ドメインを取得する
次に、ホームページの開設に必要なドメインについて、その意味と、取得にあたって必要な手順を解説します。
ホームページ開設に必要な「ドメイン」とは?
サーバーがスペースなら、ドメインはそれがどこにあるかを表す住所のようなものです。ドメインはURLの一部であり、「.com」や「.co.jp」などと組み合わせて表示されます。
レンタルサーバーの契約直後、あるいは無料CMSを利用する場合はURLにサブドメインが含まれます。しかし、サブドメインによって長くなったURLはビジネスには不向きです。ホームページを長期運用したい場合には、独自ドメインを取得しましょう。
ドメインの取得方法
独自ドメインは、企業名やサービス名などをもとに作成し、サーバーを契約した企業を経由して取得します。制作会社にホームページ開設を外注している場合には、その会社に依頼できます。
ドメインの取得は早いもの勝ちで、すでに別のホームページに使われている場合があります。また、取得後のドメインは1年更新で、都度更新料がかかります。
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ホームページの開設手順|【3】コンテンツを作成する
魅力的なホームページを開設・運営するには、中身となるコンテンツをどう作成するかが鍵となります。
ホームページのコンテンツとは?
コンテンツとは、ホームページに掲載する文章や画像、デザインなどを指します。コンテンツを作る場合、あらかじめどのページにどの内容を盛り込むかを設計する、いわゆる「サイトマップ」の作成がおすすめです。
まず、ホームページを開設する目的を設定します。その目的に沿って必要なページを書き出し、そのページをカテゴリに分類したうえで、ページの階層を組み立てていきます。思い浮かばない場合は、競合サイトを参考にするとよいでしょう。
コンテンツ作成で行うこと
サイトマップが完成したら、その内容に沿ってホームページ全体のデザインや文章などを作成しましょう。CMSを利用する場合、用意されたテンプレートを活用するのもおすすめです。
ホームページのデザインは、企業イメージに直結します。クオリティの高いホームページに仕上げたい場合は、プロのデザイナーに任せるのが安心です。
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ホームページを開設する際の注意ポイント
この段落では、ホームページを開設する際に注意しておきたいよっつのポイントについて詳しく解説します。
ホームページ無料作成ソフトは目的に応じて使用する
企業のホームページに無料のソフトを使用するのはおすすめしません。
ホームページの集客に欠かせない「SEO(検索エンジン最適化)」はページ数の多さが鍵を握りますが、無料のホームページ作成ソフトでは対応するページ数に限りがあります。また、ページのデザインが安っぽくなってしまったり、有料のものと比べてセキュリティが弱かったりするのも不向きな理由です。
企業のホームページを開設する際は、ある程度予算をかけて質の高いものを作りましょう。
企業のホームページや長期運用の場合は独自ドメインを取得する
企業のホームページのURLは名刺や販促物に印刷されるケースが多いため、サブドメインが入ってURLが長くなってしまうよりは、独自ドメインを取得して見やすくしたほうがよい印象を与えられます。URLを直接入力してもらうときにも便利です。このように、ドメインひとつとっても企業の信頼性に関わります。
また、レンタルサーバーが使えなくなった場合にも、ホームページ移行後に同じドメインを使用できるため、SEO対策としても有利です。
SEO対策を行う
ホームページへの集客数をアップするには、SEO対策を行い、GoogleやYahoo!など検索エンジンからの流入を増やすことが重要です。
まず、開設時にホームページのコンセプトを明確にしましょう。内容が明確なホームページは、検索エンジンからの評価が高くなる傾向があります。コンセプトを絞り、集客ターゲットを明確にしたあとは、そのターゲットに向けたコンテンツを作成します。検索キーワードを意識して作成するのもおすすめです。
ホームページをレスポンシブ対応にする
ホームページを開設する際にはパソコンはもちろん、スマホやタブレットなどからでもユーザーが快適に閲覧できるように気をつけましょう。どの端末でも見やすいようにホームページをデザインすることを「レスポンシブデザイン」といいます。端末によってデザインが崩れてしまうと、企業の信頼性に関わります。
自分でホームページを開設する場合には、スマホ対応のホームページ作成ソフトやCMSを使用しましょう。
まとめ
ホームページ開設には、自分で作る方法と、制作会社に依頼する方法とがあります。自分で作る場合はコストが抑えられますが、SEO対策、レスポンシブ対応など気をつけなくてはならないことがたくさんあります。
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POINT
- ホームページを開設するなら、「サーバー」「ドメイン」「コンテンツ」を用意しよう
- 制作を依頼するか自身でするかは、それぞれのメリット・デメリットを把握した上で検討を
- ホームページ上の些細なものに見えても、企業の信頼性に関わるケースも。コストのみでの判断は避けよう。