2021年、BiNDupが新たに見据える変革期のオンラインビジネス

今秋から予定しているBiNDupの大型アップデートは、編集の基本であるブロックエディタを大幅に見直し、ずっとBiNDupを愛用されている人にも、これからWebでビジネスを始めたい人にも易しい使いやすさに注目したものになっています。

多くの企業が一斉にDXやオンライン化に乗り出している今、BiNDupのようなツールを自ら運用している人たちにとって、どのようにフレキシブルに事業の収益を伸ばしていくべきか悩みを抱える人は多いでしょう。

新たに、法人向けのBiNDエンタープライズにてShopifyとの連携が決まり、日本で数少ないShopify Plusパートナーにも選出されたWeblife Japanの山岡氏をお迎えして、デジタルステージ代表と開発クルー4名によるインタビューを実施。今の変化に対応するために必要なヒントと今後のBiNDupの目指す姿を語っていきます。

オンライン強化に必要なビジネスモデルの見直し

インタビューを受ける4人

左から、プロジェクトマネージャー 洪 泰和、開発チームリーダー 四家和彦、株式会社ウェブライフジャパン CEO 山岡義正氏、株式会社デジタルステージ 代表取締役 熊崎隆人

オンラインにないものは存在していないかのような危機感

ここ1、2年で感じる変化は、普通の人の生活にECやオンラインでの予約や申込みが当たり前に浸透してきたということ。今までは選択肢の一つでしたが、オンラインにないものは存在していないのと同じような立ち位置になりました。

今までITが苦手だと言っていた人も、コロナ禍でそうは言っていられない状況になって意識が底上げされましたね。
僕はデジタルステージの代表をすると同時に企業のコンサルティング業務も行っていますが、ずっとリアルビジネスを中心にしてきた企業の方から、オンラインビジネスを始めるのに何から注力すべきかわからない、といった相談がすごく増えました。それはWebマーケティング担当者が必ずしもサイト運用しているわけではないという点で、スモールビジネスでも同じことです。
その際に何をすれば売り上げが出るのかの正解なんてなく、トライ&エラーでPDCAを回しながら勝ちパターンを見つけていくことが大事です。

自然と人が集まりアクションを促す。変化するWebサイトの役割

これまでのホームページはWeb上のパンフレットのような役割でしたが、今一度考え直して、どうすればお客さんの方から来てくれて、自然とアクションを促すような作り方になるか、それがBiNDupの目指しているところです。

サイト設計をする時に、まずはCV(=コンバージョン)を第一に考えると思うんですが、必ずしもサービス提供や物販はしておらずCVが明示できないう相談を受けます。そういったサイトであってもWeb上に何を置くことで何を得るのかという目的を持つことが大事です。ただ存在するだけのサイトは意味を持ちません。

リアルと両輪で回せるオンラインビジネスの環境を作る

身近で感じるオンラインサービスならではの体験価値

オンラインへの転換の成功例として、身近な処ではセミナー(ウェビナー)参加のハードルが下がった感じはします。リアルセミナーの様に当日時間までに会場に向かい、知らない人の中で受講する煩わしさや緊張感などが無く、時間的にも精神的にも気軽に参加出来る点は良いかなと。
また、オンラインミーティングなどが当たり前になったのは大きいですね。双方向でやりとり出来る環境が爆発的に増えたので、オンラインで行えるサービスは広がったと思います。そういったサービスを使えば個人でも簡単にウェビナーやオンラインイベントが開催できるので、スモールビジネスのコンテンツマーケティングとしても集客効果が期待できます。

僕の関わりが深い幼稚園は、リアルでの交流やイベントが減った分、クローズドなWebに歌や絵本の読み聞かせなどの日課活動を収録した動画を掲載したり、普段は会合で伝達していた連絡事項も動画にして伝えるようになりました。限定公開であってもYouTubeには動画はアップしたくないとの事だったので、サイトに直接動画が貼れるBiNDの動画機能を使ってもらいました。

習い事のオンラインレッスンもずいぶん増えましたが、家族のピアノ教室も一時はZoomやFaceTimeを使ったレッスンに切り替えて、発表会は時間を区切って人を入れ替えて録画してアーカイブをクローズドのWebに置くという形にしました。何度も見返せるし、普段は見に来ないパパや、おじいちゃん・おばあちゃんにも見せられるようになり、大変喜ばれました。
今後はオンラインサロンを主宰するような力量のある人に限らず、何となく価値感が近い人だけが集まって作るクローズドのWebも増えていくのだろうと思っています。そういうニーズに応えて、手軽にクローズドWebが作れるような機能も今後取り組んでいきたいことの一つです。

コロナ禍で何をトライするかで次のビジネスチャンスが掴める

オンラインの課題としては、リアルと比較した時にどうしても足りない部分が出てきてしまうので、オンラインならではのベネフィットをどの様に持たせられるかというところですね。それぞれの良さを見極めて取り入れるのが大事かなと思います。オンラインセミナーの場合だと、動画配信との違いを出せるとしたらインタラクティブ性だと思うので、そこで価値を作れると良いかもしれませんね。

これからコロナ禍を終えて生活や経済が元に戻った時に重要なのは、ちゃんとDXに対応できていて、リアルとオンラインの垣根なく双方向でビジネスが出来ていることです。ITの活用によって浮き彫りになった無駄な経費をカットして、強みをもっと伸ばすような業務の効率化が強く求められていくと思います。

優れたWebサービスとの連携と独自開発のハイブリッドを目指す

手軽にスタートできるBiNDupのカート機能の未来

BiNDupは専門性を突き詰めるよりは、Webで出来ることはある程度カバーしていけるオールインワンのツールになっています。リーズナブルに使えるBiNDupのカート機能を将来的により使いやすくブラッシュアップしていきたいと考えています。一方で今年から取り組んでいるのは世界最大のEC構築プラットフォームShopifyとの連携です。

本格的なECを構築できるShopifyと連携する意味

BiNDエンタープライズの方では、Shopifyを導入してオンラインショップの運用ができるようになりました。もともとBiNDにはシンプルなカートシステムはありますが、法人向けに大きな収益を見込むために高度で専門的な機能を用いたECのニーズがあり、BiNDと連携してより効率的なオンラインビジネスができるようになる事が狙いです。BiNDカートで始めてもらい、大きな収益を見込むようになったらShopifyの使えるBiNDエンタープライズへ簡単にステップアップできるようなイメージです。

BiNDエンタープライズ-Shopify

BiNDエンタープライズではShopifyの導入、運用保守、コーチングなど専任の担当者がトータルでサポート。

Shopifyは短期間で構築できることももちろんですが、売上額によって手数料を支払う簡易的なECサービスより収益性が高く、SNS連携やAIによる分析、国外にも販路を広げられるなど各々のビジネスに合ったやり方を選べるところが利点です。

シンプルに商品画像が並んでいるだけではなく、動画などのリッチコンテンツとECを融合した表現ができることも売上につながります。Shopifyは日々進化していっていますが、コンテンツマーケティングのためのCMS機能としてはまだ弱い部分もあると感じるので、デザインやカスタマイズ性をBiNDで補えるように連携機能の開発を進めているところです。

もともとBiNDは便利なアプリやサービスが大好きな人たちが作っているので、外部のサービスを取り入れていくことにも前向きです。Shopifyはカスタマイズに困っている人が多いと見受けられたので、オリジナリティのあるサイトを構築するようにBiNDエンタープライズでShopifyのページが作れることを目指しています。

商品認知を高めるためにランディングページを作ろうとした時にも、Shopifyだと専門知識がわからず外部業者に依頼しなければいけなかったところを、BiNDエンタープライズを取り入れることで、社内で出来るようになるのはありがたいですね。

ハートを捉える言葉、強みをどう言語化できるかがカギに

自分たちの売っている商品の強みがわかっていることも重要だと思います。基本的な部分ですが、強みが何かを決めるのに1ヶ月もかかる企業もあるなか、地方都市の個人商店ではマメにYouTubeやSNSを使って情報発信することで、ECサイトへの集客に成功していたりします。

Shopifyの成功事例

三重県で牡蠣を扱う飲食店のサイト。商品の魅力をSNSや動画で発信し、Shopifyを利用したお取り寄せのECにも集客効果が出ている。

端的に商品や企業の強みを言えることは意外と難しかったりしますよね。キャッチコピーの良し悪しで売れゆきが左右されたりするので、過去のデータベースから趣味嗜好やトレンド分析をして提案くれるAIなんかがあるといいなと思っています。お仕事How To的な界隈でも言われていることですが、リモートワーク中心になって、より必要になったと思われるのは文字によるコミュニケーション能力です。これはマーケティング的な観点でも重要な事で、より伝わる言葉、伝わる表現を使う事が顧客獲得には必要な事になって来ていると感じています。

様々な商品やサービスがコモディティ化している現在、綺麗にWebを見せる事も大事ですが、その前に他者と何が違うのかを徹底的に考える事は重要だと思います。
大きな差別化要素を作り出す事は難しいと思いますが、何が特別なのか、何を大事に取り組んでいるのか、その熱量を伝える事を意識したいです。
専門家に依頼して器用に表現する事も出来ると思うのですが、不器用でも自分自身で突き詰めて生み出す方が価値はあると思います。

スモールビジネスに”ちょうど良い使いやすさ”を目指す

BiNDup独自の予約システムを作った理由、こだわった点

目下開発中なのは予約サービス。年内にエンタープライズからの導入を目指し、その後ビジネスコースや基本コースで展開していければと現在進めています。1番にこだわったことは、あらゆる業態で使える仕様にすることです。BiNDのユーザーの皆さんは業種も様々なので、できるだけ多くの方に使ってもらえるように汎用性を重視しています。一応、宿泊施設向け、美容室向けなどを想定した形式を用意はしていますが、工夫次第ではいろんな使い方ができると思います。コロナ禍の影響で対面で出来なくなった事に代わって、どんどん活用してもらえると嬉しいです。

在庫や時間を管理する予約サービスはシステムの構築がかなり複雑なんですよ。特に業態特化型のサービスは利用料が高額なものも多くて、スモールビジネスの方では敷居が高いと思います。そこで、なるべく多くの人にいろんな使い方をしてもらえる予約サービスを作ろうというのが根底にあります。開発を進めていくうちに技術的に難しい部分もたくさん出てきましたが、ユーザーの皆様の役に立つ機能であることに徹底してこだわりました。

予約システムUI

BiNDupの予約サービスでは様々な業種を想定し、使いやすい予約のスタイルを選択できます。

一般的なWeb予約の専用サービスも少しのオプションの違いでメニューが何倍にも積み上がって、訪問者側も見づらかったりするのが選びにくさの原因になっていると感じます。予約対象となるリソースが同じなら、オーダー内容の処理でまとめられるところはまとめて、訪問者からの見た目や運用側の管理が複雑化しないよう、リソースとプランの組み合わせをシンプルに表現できることに力を入れています。

簡単にサイトを作成できるBiNDの機能のひとつなので、Web知識にそこまで明るくない人でもわかりやすく使えるようなものにするためにかなり試行錯誤を重ねて開発しています。構想から形になるまで4〜5年ほどかかりましたね。

ビジネスの行方を左右するWeb事情に対応できるツール

ずっと家にいる時間が長いと、自分の好きなことをじっくり考えたり、より深くフォーカスしたりしやすい環境になっていて、Webマーケティング自体もそれに合わせてさらにニッチな方向へ向かっていると思います。そういった状況で力を発揮するのがクローズドのWebの領域なので、いずれはBiNDupで実現していきたいですね。

コロナ禍の有無に関係なく、現在の経済合理主義ではなかなかうまくいかないビジネスは多くあると思います。BiNDupを始めとしたITツールやサービスが、もう一度ビジネスの強みをしっかり考え直して、新しい発想や新しい価値を生み出す提案ができるものでありたいです。

ビジネスモデルを転換した長崎の棚田

熊崎の関わるプロジェクトにて、 IT技術を取り入れ、耕作放棄地からサブスクリプションの農業体験へビジネスモデルを転換させた長崎県の棚田。

次回のインタビューでは、大幅にリニューアルするブロックエディタやデザイナーおすすめの新機能について、そのコンセプトや使いやすくなったポイントなどを詳しくご紹介します。 今までにないWebデザインも可能になるのでどうぞお楽しみに!
その他の新機能の紹介記事はこちらからどうぞ。
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※ 記事内のイメージは開発中のものであり、仕様などは変更になる可能性があります。

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  • POINT

  • オンラインビジネスのやり方に正解はなく、PCDAを回して独自の勝ちパターンを見つけていく
  • サイトでの収益化を目指し、Shopify連携と独自の予約サービスを本始動
  • BiNDupはWebビジネスの敷居を下げつつステップアップできる仕組み作りを目指す

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