シリーズ15周年。新しいWebビジネスの伴走にBiNDupを

2007年にリリースされた初代BiNDから早15年。新機能の搭載やクラウドサービスへの転換など、常に進化を続けながら累計20万人以上のユーザーの皆様に支持され、様々なビジネスのWebサイト作りに活用されています。
プロジェクトマネージャーの洪が、今までの15年間を振り返り、昨今のWebビジネスの進化を見据えたサービスの進化と使命を語ります。
 

15年で振り返る、WebサイトのルールとBiNDの役割

2007年の初登場から15年、Webの世界ではあらゆる変遷がありました。BiNDとともに振り返ると役割の変化は感じますか?

見ため重視のWeb1.0時代からの変化

BiNDの発売当初はいわゆるWeb1.0の延長線上で、クオリティの高いWebサイトであることが第一の評価で、自社でECサイトを持つところも限られ、コンバージョンなどの考えも今ほど意識のない時代でした。
資金力ある企業はWebデザイナーに外注して質の良いサイトが運用できても、予算がなければいかにも素人っぽいサイトになってしまう二極化状態をどうにかしたいと、テンプレートベースにカスタマイズすることを目指すBiND for WebLiFE*をリリースしました。

洪 泰和

株式会社ウェブライフ プロジェクトマネージャーの洪 泰和

意識していなくてもルールに合った作り方ができるUI

その後、徐々にSNSも台頭してきたWeb2.0の時代になってくると、CSSで表現できるレベルが上がって画像に頼らずにある程度コードでデザインできるようになりました。スマホも普及し、サイトにアクセスするデバイスも多様化したので、そのあたりも考慮してデザインを作っていかなければいけなくなりました。見た目だけではなく構造も時代に合わせていかなければ、Google検索でもヒットしない、存在しないサイトになってしまう状態でした。
単純な見た目ではなく、GoogleやW3Cの推奨する構造面のWebのルールに従って作られたサイトが求められる中で、そこを意識しなくても自然とルールに準拠したサイト作りができることも、BiNDの使命でした。

BiNDシリーズのパッケージ

2007年から10年間、BiNDはパッケージソフトとして販売

SNSだけでは補えないWebサイトの価値

SNS全盛期にはWebサイトはもう必要ないとも言われましたが、ブログしかりメディアにはそれぞれ特性があり、結局WebサイトはSNSをはじめとする複数のメディアを集約するプラットフォームの存在として確立しています。
また、フリーのメールアドレスをビジネスの窓口として使うのが難しいように、ドメインを所持していることが信頼にも繋がります。Webサイトは社会的な信頼を構築するための役割とも言えるでしょうね。

リアルもオンラインも効率化する15年目の新機能

成果向上のためには、どのようなことがWebサイトに必要だと感じていますか?

今ではオンラインで顧客はもちろん、見込み顧客と直接繋がることが積極的に求められるようになりました。
SNSが優れているのはリアルタイムな繋がりなので、顧客情報をしっかり管理できる問い合わせフォームを介した集積もあるとアプローチの幅が広がるでしょう。

待望の予約サービスSmoothBookingを10月にリリース

WebサイトやSNSは運用しているけれど予約は電話のみというお店や、オンライン予約に対応していても最終的な管理は紙ベースといったお店もまだ少なくありません。その背景には既存のオンライン予約サービスのシステムでは、複数の予約窓口を設けた際に一括して管理できなかったり、サービス手数料のコスト面、集客やLTV※向上等の問題があるんだと思います。

SmoothBookingではサイトから予約してスケジュールに追加されるほか、管理者側からも新規の予約を手動で追加できるので、電話予約の場合でも一括して予約状況を管理することができます。

※LTVとは:Life Time Value(顧客生涯価値)の略。顧客1人から生涯に渡って得られる利益。

SmoothBookingの管理画面

ビジネスコースで提供を開始する予約サービス、SmoothBookingの管理画面

管理のリソースをデジタル化することで極力削減して、スモールスタートで導入しやすいシステムであることを目指しています。

フォーム機能のSmoothContactも、利用者が送信して終わりではなく、その後のアクションを促す仕掛けなどもフローとして捉えながら改修を進めていく予定です。
オンラインの接客もリアルの接客にどう近づけるかということを意識されていますが、インタラクティブ性を持たせた双方向のやりとりに繋げることで、接客の質も向上していくんだと思います。

Webの未来とこれからのBiND

エンタープライズ向けのEC構築サービスとして、この春からBiNDecもスタートしました。

BiNDの強みを活かせるECシステム

BiNDカートという自前のECシステムもありますが、餅は餅屋という考えも肯定していく姿勢で挑んでいます。ECシステム「Shopify(ショッピファイ)」はグローバルでもトップクラスの強靭なサーバーとセキュリティを誇り、またShopify Appという外部アプリで拡張できるカスタマイズ性は我々との相性が良く、従来のBiNDが培ってきた強みを活かせると感じました。BiNDと掛け合わせることで、単にモノを売っているだけではなく、総合的に商品の魅力を伝えてファンを増やすためのツールとして発展させていきたいです。
現在はエンタープライズ向けですが、いずれはスモールビジネス向けにもShopifyと連携できる部分は模索していきたいと思っています。

これからも時代の変化に合わせたクオリティを追求していく

BiNDらしさのひとつである「デザイナーじゃなくてもカッコいいモノが作れる」という軸は変わらず追求しつつ、Web1.0時代に比べると、ツールを使って簡単にサイトが作れるようになったことでデザインのクオリティも全体的に上がっているので、トレンドのテイストや新しい表現を実装できるような進化は続けていきたいです。

これからのWebの変化についてインタビュー

今後、注目していきたいWebの役割として、一方的に情報を出していくところから、利用者の行動に合わせて何をしていくかが気になっています。Googleが新たに提供する解析ツールのGA4もそうですが、行動に合わせてどんなアプローチができるかが課題となりそうです。
サイトマップも固定ではなく、利用者の求めていることを推測して変化していくとか、フレキシブルに提案できるようなツールやサービスも興味がありますね。

15周年を記念したBiNDupウェビナーを11月に開催

15周年の企画のひとつとして、BiNDupでは初のオンラインセミナーも企画しています。

地方都市に出向いてリアルなセミナーを開催するのも楽しみの一つですが、画面を共有しながら講義するのは同様なので、オンラインなら地域に関係なく気楽に参加してもらえる点はメリットだと思います。
参加者とのコミュニケーションをどう取るかを工夫しつつ、せっかくの機会なので場を盛り上げられるような内容にしたいですね。

BiNDupの新機能をみる

BiNDup GuideBook

Web作成サービス「BiNDup」の最新ガイドブック。サイトを外注せず自作する方のために制作から集客までできることをまとめました。

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  • POINT

  • BiNDの軸はデザイナーじゃなくてもクオリティの高いサイトがつくれること
  • スモールスタートでも導入しやすい予約サービスを提供開始
  • 今後は利用者の行動に合わせた双方向性のあるWebサイトが必要になってくる

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