Zoom以外も知っておきたい!テレワークに便利なWeb会議ツール&アプリ

近年リモートワークを実施する企業が少しずつ増えていますが、様々な時勢の影響で必要に迫られる機会が現実のものとなってきました。社内のリソースにアクセスできるパソコンとインターネット環境があれば通常の業務内容をこなせるというオフィスワーカーは多いものの、いざ実施するとなるとどんな準備が必要でしょうか。
現在はエンタープライズ向けのビデオ会議のためのサービスや機器もさまざまなものがありますが、今回は、中小企業やSOHOでも気軽に試すことができる無料のツールに絞って紹介します。

ビデオ会議はどんどん使おう

会議の多い職種の人では、Web会議ツールは欠かせないものに違いありません。しかし、ふだん週1~2回の会議をする程度の人では、チャットやメールでいいのでは? と必ずしもピンと来ないかもしれません。

しかし、リモートワークで障害になるのは、やはりFace to Faceでの会話や意見交換がなくなることではないしょうか。チームでまったく顔を合わせなくなると、気軽に余談や情報交換、相談をするチャンスがなくなり、気が付けば進捗も遅れがちに。いったん事情が把握できなくなると、リカバリーのコミュニケーションにも時間がかかってしまいます。

また、会議のように「温まった」議論の場では、1人では出せないアイデアが出るというように思えることはありませんか? クリエイティブな面や、知恵を絞り合う場面において、ミーティングやブレストが発揮するメリットは、計り知れません

チーム力やプロジェクトの推進力を保つためには、Face to Faceに近いミーティングを定期的に持つことが断然必要だと思います。

無料で使える高性能なWeb会議ツール

ビデオ通話といえば、もともとはチャットと通話サービスでスタートしたSkypeが有名ですが、現在では他にも便利なツールが普及していきています。スマートフォンではAndroidとiOS、PCではWindowsとMacの4プラットフォームに対応していることがほとんどで、使用できるデバイスや場所を選ぶことなく会議が開催できるメリットがあります。

会議の日程決めと参加メンバーのセッティング、Webカレンダーの連動などが可能になっており、運用すれば、社内の会議室を使うように効率的に会議をセッティングできるのもポイントです。

使えるWeb会議サービスのチェックポイント

  • スマホ、PCのどちらでも使えるものが主流
  • 会議の開催日程を設定し、参加者に告知し、開催URLをシェアして簡単にはじめられる
  • ファイルの共有や画面共有機能など、プレゼンテーションや情報交換に必要な機能が揃っている

では、以下にそれぞれのビデオ会議ツールの概要を紹介していきましょう。

大規模コンファレンスやセミナー開催もできるZoom

Zoomを開発するZoomビデオコミュニケーションズは、2011年にシスコのWebExによって設立されたビデオ会議・リモート会議に特化した企業。もともとWebExの社員とエンジニアがスタートし、Zoomを開発・運営。B2Bや遠隔治療などのプラットフォームとして伸び2019年にNASDAQに上場しています。主催者が会議を設定すれば、参加者はアプリをダウンロードし、URLをクリックするだけで会議に参加できるという、ユーザー登録やパスワード、グループ管理などの煩雑な操作が要らない手軽さが人気です。

有料プランでは、大規模なコンファレンスの開催やウェビナー(オンラインのセミナー)の開催が可能なことで、中止になったリアルイベントに代わる便利なプラットフォームとして利用が伸びています。また、シンプルな操作性で初めてでも使いやすいインターフェースに定評があります。

セキュアログインにも対応するほか、Skype for BusinessのネイティブサポートとSlackへの統合にも対応しています。

Zoomの公式サイト

https://zoom.us/

  • 無料版:あり。
  • 会議の主催者は、サインアップとログインが必要
  • 会議参加者は未サインアップでもURLから参加可能
  • 会議の参加者:100人まで。なお、ビジネスプランは300人まで。エンタープライズは500人まで。
  • 1対1のミーティング:無制限に利用可能
  • Zoom Rooms:既存の会議室システムとの連携
  • ミーティング数の制限:なし
  • グループミーティングの制限時間は40分(無料版の制限)。
  • その他:バーチャル背景、画面共有、プライベートチャット、グループチャット、会議での挙手などが可能
  • 対応OS:Mac,Windows、Linux、iOS、Android、Chrome OS
  • エンタープライズではウェビナーの開催が可能

会議のための機能が豊富に搭載されたシスコ Webex

Webexは、1995年にスタートしたウェブ会議に特化したソフトのNASDAQにも上場した企業で、2007年にシスコに買収され現在にいたります。創立者がZoomの初期の投資家であることも知られています。長年の開発期間もあってか、機能性が豊富な反面、画面上の操作項目が多めで、最初はすこし勉強が必要かもしれません。会議の開催だけであれば、グループ管理などの煩雑な操作が要らないのはZoomと同様です。

Webexにはオンラインストレージスペースが付属しており、会議室でのファイル転送が可能です。画面シェアをしながらのプレゼンテーションがしやすいのも特徴です。セキュアログインにも対応しています。

Webexの公式サイト

https://www.webex.com/ja/index.html

  • 無料版:あり。
  • 会議の主催者は、サインアップとログインが必要
  • 会議参加者は、未サインアップでもURLから参加可能
  • 会議の参加者:100人まで。なお、Starterプラン(1490円/月)は50人まで、Plusプラン(1980円/月)は100人まで、Businessプラン(2980円/月)は500人まで(最大4万人まで接続可能)
  • パーソナルミーティングルーム:永続的に利用可能
  • ミーティング数の制限:なし
  • グループミーティングの制限時間は24時間。
  • その他:画面共有、ウェビナー、Webキャストの利用、電話に応答しての参加など
  • 対応OS:Mac、Windows、iOS、Androidの各アプリ、Webブラウザ

Gmailやカレンダーと相性の良いGoogle Meetがリニューアルして登場

Googleは、さまざまなビデオや音声通話サービスを持っています。PCやスマホで無料のビデオ会議ができるツールとしてはGoogle Hangoutが存在しています(最初はGoogle+、そのあとGmailの一部機能から独立しました)。もうひとつは、2017年からエンタープライズ向けとして、G Suite(グーグルのビジネススイート)内にHougouts MeetとHangouts Chatがありました。これが、2020年5月、新名称のGoogle Meet、Google Chatとして生まれ変わりました。これまでG Suite内のサービスで課金版のみでしたが、このほど無料版も登場しました。Google Meetは、誰でも無料で利用できます

GmailやGoogleカレンダーから会議を予約・参加できるなど、Google関連のサービスとの親和性はもちろん高いのが魅力で、G Suiteなどを使っている場合も便利でしょう。

Google Meet

Zoom以外も知っておきたい!テレワークに便利なWeb会議ツール&アプリ

  • 無料版:Google Meetは、無料版あり(有料版はG-Suiteに含まれる)
  • 会議の主催者は、Goolgeアカウントが必要(ビジネスアカウントでなくてよい)
  • 会議参加者も、Googleアカウントが必要
  • 会議の参加者:100人(有料版では250人まで)
  • グループミーティングは60分までに制限(ただし、2020年9月30日までは無制限に利用できる)
  • その他:リアルタイム文字おこし機能あり(英語)、ビデオ画面のレイアウト機能あり
  • 対応OS:Mac、Windowsの各ブラウザ、iOS、Androidの各アプリ

また、以前から無料で使える「Hangout」もいまも使えます。ブラウザベースとはいえ、プラグインをインストールしないと動作しないブラウザもあるため、その場合はセッティングが必要です(Google Chromeは大丈夫です)。

Hangoutの公式サイト

https://hangouts.google.com/

Googleにはさらに個人向けのビデオ通話アプリGoogle Duoがあります。下記で紹介します

  • 無料版:Hangoutは無料。
  • 会議の主催者は、サインアップとログインが必要
  • 会議参加者は、メールアドレスか電話番号が必要
  • 会議の参加者:10人
  • その他:通話やビデオのアーカイブ
  • 対応OS:Mac、Windowsの各ブラウザ、iOS、Androidの各アプリ

Office 365に同梱されているMicrosoft Teams

Microsoft Teamsは、2017に初リリースされたMicrosoftのOffice 365に含まれるコミュニケーションツールで、どちらかといえばSlackやChatworkに似たツールです。無料でも利用でき、チームで無料のビデオ会議が行える機能があります。またMac版もあり、Office 365を導入している企業を中心に利用が伸びています。

Microsoftには定評のあるSkypeもあります。Skypeは個人向けとビジネス版があり、両者に互換性がないため、社外とのやりとりには注意が必要です。個人向けについては下記でも紹介しています。

Microsoft Teamsのサイト

https://products.office.com/ja-jp/microsoft-teams/free

  • 無料版:あり(Teamsのみを無料で利用することはできます)
  • 会議の主催者は、サインアップとログインが必要
  • 会議の参加者は、サインアップが必要
  • 最大230人のビデオ会議、1万人のオンラインイベントの開催は、Office 365 Business Essentials(540円/月)、Business Premium(1360円/月)で利用可能

 

さて、以上は、少人数から100人程度までのビデオ会議に使える無料ではじめられるサービスを紹介しました。使いやすさの面からも話題性が高く、Zoomの利用が人気ですが、それぞれの環境に合わせ、WebExやTeamsやGoogle Meetも便利でしょう。

ビジネスチャット系のSlackも、有料版ではビデオ会議が可能になります。ChatWorkも、グループやダイレクトメッセージの入力欄のからビデオボタンを押して、1対1の音声通話もしくは、ビデオ通話が行えます。有料プランのユーザーのみ、の場合には最大14人まで同時接続してWeb会議を行うこともできます。

会議に便利!人気のビデオチャットサービスを無料から有料プランまで徹底比較

より気軽なビデオチャットを使うなら

Web会議ツールを導入しなくても、お互いに登録済みのアプリがあるなら、普段使っているツールのほうが使いやすいという場合もあるでしょう。以下でメッセージングソフトのビデオチャットツールを紹介しましょう。

Facebook Messenger

スマホ用のメッセンジャーアプリとして利用率の高いFacebookのMessengerは、2020年4月から、50人までのグループのビデオ通話が可能になりました。ブラウザでもスマホアプリでも利用でき、グループチャットを継続しながらビデオ通話するので、ビデオ通話しながらチャットを継続できます。使い方は、Messengerでグループチャットを作った上、ビデオのアイコンをクリックするだけと簡単です。「エフェクト」で顔に加工を追加したり「アクティビティ」などの楽しい機能もあります。

Facebook Messengerのビデオ通話について

Facebookビデオ電話のご紹介

Google Duo

Google Homeに対応している無料通話アプリ。手持ちの携帯電話番号をGoogle Homeに登録することで、Google Homeでもテレビ電話をしたり通話できるようになります。同じアプリをスマートフォンにインストールすることで、スマホ同士、あるいはスマホとGoogle Homeでのビデオ通話が可能。ビデオ通話は8人まで参加可能です。受信時に選択することで、相手がビデオ通話でも音声だけで応答することも可能です。

GoogleDuoの公式サイト

Google Duoアプリのダウンロードページ

https://duo.google.com/about/

FaceTime

MacとiPhoneにデフォルトで入っているビデオ通話機能です。高品質な音声で電話に代わるクオリティですが、2020年現在は最大32人が同時に通話できるビデオ通話があります。Apple製品同士でないと、利用できないという弱点がありますが、iPhone同士などなら気軽に使える機能。iPhone X以降では、表情にあわせてアニメーションするアニ文字が使えます。iPhoneの場合、ビデオコールを受信したあとに、自分のカメラと音声のオン・オフがそれぞれ選べます。

FaceTimeのサポートページ

https://support.apple.com/ja-jp/HT204380

WeChat

中国で利用者の多いWeChatは無料で使えるスマホアプリです。グループチャットは500人まで、グループコールでは9人までが同時に接続可能です。エフェクトなどの機能はありません。

WeChatの公式サイト

https://www.wechat.com/ja/

LINE

メッセージングソフトで利用者が多く、無料通話もよく利用されるLINE。グループビデオ通話も可能です。最大接続は200人とのことですが、表示できる動画は、グループ通話の中から4人までを同時に画面に表示するという機能になっています。ビデオを撮影しながら、エフェクトなど楽しい加工が可能です。

LINEの公式サイト

https://line.me/

Skype

Mac、WindowsのPCアプリ、iOS、Android、Linux、Amazon Alexaで利用できる老舗の通話・チャットサービスです。無料ながら、会議の予約をセットしたり、50人までのビデオチャット、画面共有も利用できます。基本的に全員がユーザー登録をする必要があるのですが、安定性もあり、定番なので、利用者がまわりにいれば、おすすめできるツールです。利用者が多く歴史の長いサービスだけに、アカウントを放置してしまうといろいろな人が声をかけてきたり、乗っ取りなどもあるので、LINE同様、プロフィールや連絡先の公開などの設定はしっかりしておくべきです。

また、ビジネス向けのSkype Businessは管理者が設定をしない限りは、個人向けサービスと互換性がないため、注意が必要です。

skype公式サイト

https://www.skype.com/

使い慣れたスマホのチャットアプリであれば、会議ツールに慣れていない場合も比較的なじみやすく、利用ハードルも低いのではないでしょうか。

会話のスピードはメールやチャットよりも速いため、相談したり、複数の関係者の判断を仰ぐ、ニュアンスを含む複雑な内容の理解を確認するなどの場面に時間短縮が期待でき、効果的です。オンラインストレージやグループコミュニケーションツールと合わせて、ぜひ使って見てください!

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