すぐ実践できる!好感度がアップする、スタッフ写真の撮り方

企業やお店、医療機関などさまざまな業種のホームページで見かけるスタッフ紹介ページ。少しでも興味をもって検索したサイトであれば、どんな人が運営しているのか、なんとなく見ちゃいますよね。スタッフ紹介ページには、顔が見える安心感があります。

スタッフ紹介ページの顔と言えるのが、スタッフ写真です。プロのカメラマンに撮ってもらうのがベストですが、一眼レフカメラを操る写真好きのスタッフがいれば、スマホでのスナップショットとは一線を画す写真が撮れるはず。そこで、ポートレート撮影に役立つポイントを紹介します。

背景に気を配る

せっかくのスタッフ写真が、暗い雰囲気だったり、背景がごちゃごちゃしすぎたりしてはNG。主題がわかりづらくなる上に、お店やオフィスのイメージダウンにもなりかねません。人物をメインに据えるポートレート撮影では、背景に気を配りましょう。

屋内では壁を利用する

店内やオフィス内で撮影する場合は、壁を上手に取り入れましょう。例えば白い壁をバックに人物を撮影すれば、背景に気を取られることなくすっきりとした証明写真に近いポートレートが撮れます。
このとき注意したいのが、蛍光灯など光源によって生じる色被り(写真に意図しない色味がついてしまうこと)ですが、白やグレーの背景であれば、比較的容易にホワイトバランスの補正が可能です。
また、ストロボ撮影をする場合でも、白い壁の上部や天井に向けて光をバウンス(反射)させることで、影を消し、自然な絵に仕上げることができます。

正面写真

屋外撮影では背景をぼかす

自然光を利用した撮影では、晴天の青空や木々の緑を背景にすることで、生き生きしたポートレートが撮れます。とはいえ、あまりに背景をくっきり写してしまうと、人物が埋もれてしまいます
すぐ実践できる!好感度がアップする、スタッフ写真の撮り方
とくに屋外でポートレートを撮るときは、絞りを開放寄り(被写界深度を浅め)に設定して、背景をぼかすといいでしょう。

仕事中の様子を写し込む

証明写真のようなポートレートではなく、仕事中の姿や職場の雰囲気も込みで見せたいこともありますよね。例えば、美容院のスタッフ写真の場合、さりげなく店内の様子を背景に写し込んだり、施術中の真剣な眼差しや、スタイリストのファッションセンスをアピールしたりといった見せ方も有効です。その場合も、背景はなるべくシンプルに、多少ぼかすぐらいの気持ちで、人物を際立たせるといいでしょう。
仕事の様子

光の当て方で写真は変わる

写真と切っても切れないもの。それが光です。人の目も、光がなければ何も見えませんよね。それと同じように、光がない環境では真っ黒の写真しか撮れません。また、十分な光があっても、光が当たる方向によって写真の写り方が変わります。光を上手に使うことが、写真のクオリティアップに繋がります。

自然光を利用する

屋外での撮影や、窓から差し込む自然光を利用した撮影では、光が射す方向に対して、被写体をどう配置するかがポイントになります。写真を撮るときの光の方向は、大きく分けて「順光」と「逆光」、そして「サイド光」の3つがあります。屋外でのポートレート撮影には被写体の正面から射す「順光」が最適と言われることもありますが、晴天時の強い日差しは眩しすぎて、顔をしかめてしまったり、伏せ目がちになってしまったりします。

そこで利用したいのが「サイド光」。サイドと言っても、真横からの光では顔の半分が影になってしまうので、斜め前方、あるいは斜め後方からの光を捉えます。この斜めからの光によって、明るく、柔らかい表情が撮れるわけです。
サイド光のスタッフ写真

なお、「逆光」も雰囲気のあるポートレートが撮れますが、スタッフ写真にはテクニックが必要でしょう。どうしても逆光の柔らかい雰囲気を活かしたいときは、ストロボを使って、顔を明るく写すといいでしょう。
逆光のスタッフ写真

照明器具やレフ板を利用する

光量が低い室内やコントラストが強い屋外で顔を明るくきれいに撮りたいときは、照明器具やレフ板を用いて撮影します。撮影スタジオで使用するような照明がなくても、デスクライトやクリップライトで代用できます。また、レフ板の代わりに大きめの白い紙を使えば、顔に当たるように明るく撮ることも可能。身近なものを使って試行錯誤するのも撮影の楽しみですよね。

デジタル現像は七難隠す?!

照明機器やレフ板の使用が難しい場合には、撮影後に写真を編集すればOK。ホワイトバランスで色被りを補正したり、シャドウやハイライトを調整して黒潰れや白飛びを軽減したり、最終的にイメージ通りのポートレートに仕上げます。また、複数のスタッフ写真を並べたときに統一感を出すには、すべての写真が同じトーンになるように意識して編集するといいでしょう。

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※撮影:篠部雅貴(一部の写真を除く)

  • POINT

  • 背景がごちゃごちゃしているときは、背景をぼかして人物を際立てる
  • 自然光を使っての撮影は、比較的簡単に、明るい表情が撮れるサイド光がおすすめ
  • 照明機材の代わりにクリップライトや、レフ版の代わりに白い紙でもOK

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