仕事依頼が来る!ポートフォリオサイトの作り方
建築家や陶芸家など、クリエイターにとって欠かせないのが自分の作品を実績として見せるポートフォリオサイトです。
ですが、その見せ方が上手でないと、作品そのものの良さが伝わらずに本末転倒の結果に。
作品を手軽に共有できる動画サイトやSNSは現代ならではのアピール方法ですが、
自分だけのポートフォリオサイトは、唯一無二な世界観をブランディングできるのが最大のメリット。
そのとき重要なのが、写真や動画を上手に使って作品の魅力をアピールすることです。
今回は、カメラマンのサイトを参考にポートフォリオで写真と動画を扱う際のポイントと、オファーしたくなるコツを紐解きます。
注目を浴び、ファンになってもらうために
ポートフォリオの成功のコツは、まずは注目され次にファンになってもらうことです。
初めてサイトに訪れた人を引き付けるための動画と、リピーターになってもらうためのコンテンツをサイトに置くことは王道なテクニックと言えるでしょう。
陶芸家なら、ろくろが回っている風景や窯焼きの炎で出来上がる過程などを動画で見せると臨場感が高まり、閲覧者の興味を引くことができます。
さらに、サイト内のブログで専門的なノウハウを紹介するなどしてコンテンツを充実させることで、サイトのリピーターになってもらい、オファーに繋がるというコンバージョンが期待できるでしょう。
それらを実現しているナイスサイトのこちらのポートフォリオサイトをご覧ください。
▼フォトグラファー・ユニットのプロジェクトサイト「wonder PHOTO PROJECT」さん。
こちらは、写真家の方2名で起ち上げたユニットのプロジェクトサイトです。
横幅いっぱいに取ったビルボードに動画が設置されているのでインパクトがあり、全体的にすっきりとしたシンプルなデザインなので、主役である写真や動画が際立って見えます。
掴みと、繋がりを用意する
Aboutやプロフィールでコンセプトを伝える
言うまでもなく自己紹介は最初の第一歩にかかせません。
こちらのサイトはシンプルな構成ですが、コンセプトが明確に伝わる流れになっています。
Aboutページで自分たちの想いを言葉と写真で伝えることは自分たちのスタンスを理解してもらい、サイトをどんな風に活用してほしいか?を明確にできるので必ず用意しましょう。
ブログで写真に対する思いや姿勢を伝える
作品に込めた思いや現場での体験を語ることは、自分のクリエイティブへの共感や理解をさらに深めます。
見ただけでは伝わらない、作品に対する思いや姿勢をブログに綴ることで、ファンを増やし、この人と一緒に仕事をしたいと思わせるための材料を作ることができます。
さらに作品作りのちょっとしたノウハウやポイントなどを書けば、検索からの流入も期待できます。
サイト訪問者との接点となる問合せフォームやSNSを用意
少しでも気に入ってもらえたら、その人との接点を持つことが大事です。
手軽に繋がれるSNSや、具体的な関心を寄せられる問合せフォームを必ず用意しましょう。
このサイトでは実績紹介のすぐ後にプロジェクトへの問合せやSNSへの誘導を置くなど、コンバージョンへの流れが自然で、写真を見て気になった人との接点がしっかりと確保されています。
サイトで動画を扱うときの工夫
背景動画でインパクトとメッセージを伝える
wonder PHOTO PROJECTのPCサイトはTOPに背景動画が設定されており、動画の中に文字でメッセージを表示させることで、ダイナミックな動きの中でサイトのコンセプトを印象付けることに成功しています。BiNDは動画をサイトの背景に設定するのも、YouTubeにUPした動画を指定するだけなのでとても簡単です。
扱いやすいYouTube経由の動画コンテンツ
Webサイトで動画を扱うときに困るのが、閲覧環境やブラウザによって再生可能な動画形式が異なること。YouTubeは世界最大のプラットフォームなので、閲覧環境に左右されず、外部サーバーに置くことでサイトがそこまで重くならないのが利点。
BiNDではYouTubeのURLを貼るだけでページ背景に敷くことができるなど連携はばっちり。安心してサイトに動画を設定できます。
ポートフォリオに必要な要素が一式揃ったテンプレートならすぐできる
ブログ機能が盛り込まれたスタイリッシュなテンプレート
最後に、BiNDのテンプレートからポートフォリオサイトにふさわしいデザインのテンプレートをご紹介します。
TARO YAMADA PHOTOGRAPH
サイトTOPは背景動画ではなく背景スライドショーを採用。あらかじめ用意されたブログコーナーによって、サイトのコンセプトを幅広く伝えつつ、撮りためた写真や動画を見せられます。メニューやプロフィール、問合せフォームなど、ポートフォリオサイトに必要な要素が一通り揃い、もちろんレスポンシブWebでスマホ対応。お勧めです。
POINT
- 動画を使い世界観や臨場感が伝わるポートフォリオサイトを作ろう
- ブログで専門性の高いコンテンツを用意して、リピーターを増やす
- 訪問者との接点となるフォームの設置やSNSの連携も忘れずに