新たなオンラインビジネスを切り拓くBiNDupの挑戦。この秋、大幅アップデート!

今年の春から新型コロナウィルス感染拡大の影響で、あらゆる生活環境が現在進行形で変化しています。外出自粛の中で、オンラインコンテンツやオンラインミーティングが一気に注目を集め、それに伴う新たなビジネスも次々と生まれました

この秋、大幅にアップデートするBiNDupも、これまでとは違ったサービスの変化が求められていると考え、今まさに着々と準備を進めています。そんなBiNDupの今後の展望について、開発リーダーの四家和彦とプロジェクトマネージャーの洪泰和に東京・世田谷公園にてインタビュー。自らの環境の変化で得たヒントをもとにどのようなサービスに進化していくべきかを語っていきます。

デジタルステージがリモートに入って5ヶ月。感じる変化

リアルの代替をオンライン化するのではなく、強みを極める

3月からDSも完全リモートワークになり、自粛生活が続く中でどんな変化がありましたか?

元々、オフィスに出勤して隣の席にいてもメール等のオンラインでやりとりしていたくらいなので、あまり仕事のやりづらさっていうのは感じないですね。ただ、家にいるならではのやる事が途中で入ってきたりして慣れるまではその中断も気になったんですが、それが自然になってくると、今までが逆に歪だったと言うか、結果的に働きやすく、全体としてQOLが上がっているという感じはします。一方で、新たな刺激だったり、インプットすべき事だったりは意識していかないと、と思います。

オンラインだと、会話の熱とか感情的なものが共有しにくいと感じる時がたまにあって・・・。情報がすくいとられてしまって、端的なものしか伝わらない、会話が淡々としてしまうのが気になるところではありますね。

その点、開発チームではオンライン朝礼をしてるんですが、最近あるスタッフのカメラの解像度が上がって、より表情がわかるようになったんですよ。それって一つの臨場感だなと。たった少しの変化で空気とか熱も伝わって来るのかも。

オンラインでコミュニケーションをとっていく中で、声から読み取れる情報が向上してそこにツールの表現力が加われば変わるなと思うことはありますね。リアルで対面している時ほど情報量を受け取れないので、声や画面の表情だけでどんなテンションなのかを読むのはなかなか難しいですから。だからではないですが、Slackでのフィードバックは絵文字を意識的に使うようにしています。

声だけでも感情が伝わるようなアバターとかあれば流行るでしょうね。

プロジェクトマネージャーの洪泰和と開発リーダーの四家和彦

うちの高校生の子供は今もオンラインで授業を受けてますが、基本はYouTubeライブなんかを見てレポート提出っていう流れなんです。別にそれだから授業料が安くなったりはしないんですけど、不思議と安くしてよってのは思わないんですよね。もしかしたら、動画にすることでかえって授業の内容が分かりやすく伝わったり、テスト前に繰り返し復習できるしいいのかなと。

オンラインライブとかリアルより価格が下がる考えとかありますけど、オンラインだから価値が下がると言うことはない。提供側がもっとオンラインならではのメリットを出していければリアルよりも価値が出ることを意識していかないとですね。

オンラインコンテンツをリアルの代替案としてやっているうちは弱いなって思います。エレクトリックピアノやクラビネットとかって元々ピアノやチェンバロを代替的に表現しようとして開発された楽器なんですけど、最終的には音色も奏法も違う独立した楽器に変わったんですよね。そういった風にリアルじゃ出来ないことを強みとして特化させて、例えばオンラインライブだったらステージと観客っていう空間の配置すらも関係なくなったり、観ている側も演奏に参加できたりっていう、オンラインならではの楽しみを提供できれば、もっと価値が出て来るんじゃないでしょうか。

顧客をリアルに感じるためのマーケティング

データだけ見るのは退屈。大事な変化を教えてくれるのはうれしい

オンライン化の第一歩はお客さんが求めていることを知ること。データ解析の必要性は?

個人的にはデータを見て解析するのが好きっていうわけではないけど、Google Analyticsで今リアルにアクセスしている人数がわかったり、どんなページを見ているっていうのがわかるとお客さんとの繋がりを感じて興味深いですね。

その点、今のBiNDはサイトを作ることに特化しているので、例えば新しいコンテンツを出した時に反応がリアルにくるとかのフィードバックが少し弱いんですよね。お客さんの反応がもっと見えれば、幸せに感じるんじゃないかなと思っています。
例えば、Gmailって重要なメールが来ると自動で検知して通知してくれるじゃないですか。それを今後、SmoothGrowのWeb解析に適用するとしたら、急にアクセスが上がった時とか、CVが落ちている時とか、いい知らせも悪い知らせも含めて、見逃しがちな変化を自動で教えてくれるのはうれしいですよね。

SmoothGrowダッシュボード

今夏、提供を開始した「SmoothGrow」はどんなお客さんがサイトを見に来ているかをキャラクター化し、改善ポイントを見える化する

自分もデータ解析は見るけど、あまり好きではないというか…見せられたデータから何を読み取れるのか考えなければいけないのが面倒だなって思いますね。ここが良い・悪いを読み解いてくれるマーケティング担当に聞いた方が早いな、と笑。つまり、そこを補って課題化してくれるシステムが必要ということなんですが。

お客さんから問い合わせがきたら対応するサイトではなく、むしろ問い合わせが来ないとき、見えない変化にも気づかせてくれるものを、スマホアプリとかで作ったりしないといけないなとも思ってます。

ビジネスのオンライン化が進む中、サイトの役割はどう変わる?

名刺的な存在だったWebサイトから、読み手が求めるコンテンツマーケティングの時代を経て、オンライン上で課金できるビジネスを提供すべく次のステップへ進もうとしています。そんな新しい時代に向けて、BiNDのミッションも変わりつつあります。

オンラインショップ以上のビジネスを推し進めるサービスが必要になる

様々な業種業態でオンラインビジネス化が余儀なくされる中、求められるサイトの役割とは?

これからは、会員制のクローズドウェブをBiNDupで作れるシステムが必要になると思っています。会員やページにグレードをつけたり、オンラインセミナーなどのコンテンツを提供したりと、色んな場面で課金ポイントを作れるようになると、情報を掲載するだけでないサイトに機能を持たせたビジネスアイディアも生まれて来るはず。
そういうビジネステンプレートやパターンをBiNDupが提供することによって、今までオンラインビジネス化の発想がなかった人が着手するきっかけになるといいですよね。

予約機能のカレンダー画面

現在開発中の予約機能の資料より

今まさに開発している予約サービスが、美容院など実店舗が提供するサービスを予約できるだけではなく、オンラインレッスンやオンライン診療などこれまでオンライン化されていなかったものを課金できるような仕組みになれば、用途は広がるし、新しいビジネスを創るものになるのではないかと思います。
予約のスケジューラーや顧客情報管理はもちろん、さらに物販もできるくらいの汎用性を持ったシステムになればオンラインショップ以上のものになるのではないでしょうか。

BiNDの役目は「ホームページ作成」だけではなくなっていく

読む・見るためのサイトから、顧客と繋がってファン化させるものへ

同時に顧客コミュニケーションも大きく変わってきているんじゃないでしょうか。一方的に顧客が情報を引き出して終わりではなく、双方向から情報のやりとりをする脱SEOの動きです。ブランドやメーカーが顧客が何を求めているのか直接コミュニケーションを取り、それに応えることでファンになってもらい、また商品を買ってもらう。その流れや関係性を作ることがWebサイトにも求められていると思います。

一度買って終わりの商材などは、顧客情報を取ってもあまり意味がないのでは?と相談を受けたりするのですが、商材をまた買ってもらうだけが顧客との付き合いではありません。使い続けてもらう、そこから広めてもらうことも大きな価値です。その意味で、ユーザー同士の触れ合いや、アフターサービスの仕組みなどデザインのしがいがあると思いますね。

BiNDはもはや、ホームページ作成サービスの範疇ではなくなってきているなと。デジタルステージのポリシーでもありますが、お客さんのラブ度をいかに育てられるかが大事であって、そのラブ度が見えるし、高められるっていうループをBiNDで作るような方向になっていくんでしょうね。

地味だけどうれしい、新BiNDupのその他の魅力

二人が太鼓判を押す画像データをWebP形式へ自動書き出ししてくれる新機能。特にサイトの見た目が大きく変わるというものではないですが、画像のデータ読み込みが速くなることでGoogle評価など得られるメリットは大きいようです。かねてより要望の声も多かった、カスタマイズ向けのシンプルなテンプレートも鋭意制作中です。

縁の下の立役者として活躍、WebPに注目して欲しい

新サービスの予約・マーケ機能以外に、地味だけど実はおすすめという機能はありますか?

WebP対応は全体的なマナーを変えるくらいの改修をかけました。画像データの読み込みが速くなる事で、単純にWeb全体のデータの閲覧できるまでの時間が速くなります
WebPの表示にSafariはまだ対応していないので、新しいBiNDupでは画像が自動的に2種類書き出される仕組みです。Safariも次のアップデートで対応するということなので、今後の流れとしてはこのタイミングで作っておいて良かったな、と。WordPressだとプラグイン等を使い対応する必要があるのでちょっと知識が必要です。いずれにしてもこれからのスタンダードになっていくと思います。

今もページの読み込み速度は評価対象になっていますが、Googleが来年から施行するサイト評価のコンセプト「Core Web Vitals」の中でも改めてページの表示速度に言及しているので軽くて早いと評価は高くなりそうですよね。

カスタマイズしやすいプレーンテンプレートを新たに準備中

ありそうでなかった、カスタマイズ向けのシンプルなテンプレートを作っています。現在提供しているデザインテンプレートはカスタマイズには向かないところがあるのですが、かといってブランクの状態からサイトを作るのはハードルが高い人向けに、その中間くらいのテンプレートになると思います。テンプレートをそのまま使うのではなく、自分でデザインを施したい人にお勧めしたいです。

実際に入れる文字や画像によっては全体的なイメージが変わったりしますしね。

新テンプレートサンプル

Dressでの設定も極力シンプルな設計にしてカスタマイズのしやすさに特化したプレーンテンプレート

また、SNSや動画系のサービス含め、今の主要なWebサービスは海外サービスがどうしても目立っていますが、国内ならではのきめ細やかなニーズや環境に対応したいですね。メイドインジャパンのメリットや強みを出していけると思っています。

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次回は期待の新機能WebP対応などトレンドのグラフィック事情にフィーチャー。デザインチーム、開発チームの現場より最新情報をお届けします。
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※新BiNDupは開発中のため、内容は変更となる可能性があります。

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  • POINT

  • BiNDupは2020年秋に、新機能・新テンプレートを実装して大幅アップデート
  • 様々な業種のオンラインビジネスを実現化する予約サービスを開発中
  • 新しい画像技術であるWebP対応など堅実でうれしい新機能も搭載予定

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