全国から受注が寄せられるサイト作り、5つのアピール法

IT化が遅れている中小企業の課題は、インターネットでの集客をどう活性化していくか。サイト運用も、Web制作会社への外注はコストがかさむため、自社で作ることも大いに考えられるでしょう。

そこでビジネスサイトを多く手掛ける専門家に詳しく聞いたホームページ活用の最新情報を連載でお届けします。今回はサイトへの流入から発注にいかに繋がるかが重要な製造業を題材にBTOBビジネスで、Webサイトを作るときのページ構成やコンテンツ作りを紹介します。

▼前回までの記事

店舗のサイト運用は、スマホで更新できるホームページ作成ツールを選ぼう

ホームページがない=会社が存在しないと同様

いわゆる「町工場」に代表される中小製造業の多くは、BTOB型のビジネスである。一般消費者との接点はほとんどないため、ホームページで広く情報を伝えることはマッチしないと考える人がいるかもしれない。

 しかし、現在のようにインターネットでさまざまな情報を得るのが当たり前の時代では、会社のホームページがないことは、ほぼイコール、その会社が存在しないという印象につながってしまう。飲食店や美容室のように、圧倒的に有力な情報ポータルサイトはなく、ホームページ以外にその会社について詳しく知る手段がないといってよい。

 そのため、町工場がホームページに期待する役割は、新規の取引先の獲得が第一となる。ただし、取引希望が多く寄せられても、規模的に対応しきれないため、必ずしもたくさんの取引先を得ることが目的ではない。

 したがって中小製造業のホームページにとってキモになるのは、「良質な取引先の獲得」、つまり、「安定的に仕事を発注してくれる」、「理不尽な要望をしない」、「条件どおりに支払ってくれる(値引き要求がない)」といった取引先を得ることである。

 ホームページを公開することで、必ずしも近隣の地域ではなく、全国のさまざまな企業を対象にできる。逆にいえば、ホームページを公開していないことは、良質の取引先と知り合う機会を失っていることにもなるのである。

中小製造業のホームページの例:千代田ゴム株式会社

すっきりとしたデザインでありながら、トップページで会社の特徴、代表的な製品、オリジナル製品などを伝えることで、どのような会社なのかがひと目でわかるようにしている。また、すべてのページ下部に、電話番号、FAX番号、問い合わせフォームへの動線を用意することで、顧客が迷わずに問い合わせできるようにしている。

中小製造業では、こんな内容を伝えよう

中小製造業が良質の取引先を獲得するために、ホームページでは次の5つのコンテンツに力を入れたい。きちんとしたコンテンツを用意することは、仕事への真摯な取り組み姿勢を暗に伝えることにもなり、良質な取引先からの問い合わせを増やす後押しになるだろう。

1.強み

 数ある会社の中から自社を選んでもらう理由を「強み」としてアピールすることが大切。特許などにもとづく独自の技術を持つところもあれば、熟練した技術を備えている、サンプルや試作品製造に積極的、小ロットにも対応している、個人依頼も受けている、短納期に対応できるなど、さまざまな特徴があるだろう。自社に合ったアピールポイントを「3つの強み」や「5つの特徴」といった感じで、わかりやすく伝えよう。

 また、ホームページを公開することで、全国から問い合わせが寄せられる可能性があるとしても、主要な取引先は近隣の地域にあるところが多いだろう。自社が日本のどこにあって、より迅速に対応できる範囲はどの地域かを伝えることも大切である。

2.問い合わせへの対応力

 発注者側が新たな取引先を探す際、緊急性が高く、すぐにでも取引先を決めたいケースが少なくない。このような場合、問い合わせへの迅速な対応が受注の大きな決め手となる。試作品の製作、見積書の作成などを速やかに行なうこと、また、それをアピールすることが大切である。

 問い合わせフォームへの動線を用意するだけでなく、電話番号やFAX番号を目立つように表示しておくことも、対応力のアピールにつながる。

3.製品や事例の紹介

 もし定番で製造している製品があれば、製品一覧として掲載しておくとよい。オーダーメイドが主であれば、これまで手がけてきた仕事のうち、特徴的なものを「事例」として写真付きで掲載しよう。取引先の協力を得て、インタビュー形式で公開するのもよいだろう。

 過去に新聞や雑誌、インターネット媒体などに掲載されたり、テレビの取材を受けたりといったメディアへの露出、技術コンクールなどの受賞歴、展示会への出展があれば、それらも掲載することで自社の評価につながる。

4.設備や技術、製造プロセスの紹介

 顧客に安心感や信頼感を抱いてもらうために、どのような素材を、どのような設備で、どのように加工しているのか、製造プロセスに求められる技術は何か、といったことを説明しよう。文章や写真とあわせて、動画で伝えるのも効果的である。

5.よくあるご質問

 これまでに自社に顧客から寄せられた質問や、担当者がよく聞かれることをまとめて、回答とともに掲載しよう。BTOBビジネス、特に製造業では専門用語が非常に多いが、それらはそのまま使って構わない。むしろ、発注者側も原材料や製造プロセスについて専門用語で検索することが多いと考えられるため、SEO(検索エンジン最適化)にもつながる。

 質問は、1ページにたくさんの数を掲載すると、目的とする項目が探しづらくなる。適宜、カテゴリー分けをし、見出しをつけたり、ページを分けて掲載してもよい。

中小製造業のよくあるご質問の例:千代田ゴム株式会社「よくあるご質問」

質問をカテゴリーごとに表示できるようにしており、目的とする項目が見つけやすい。また、回答の中には製品ページなどへのリンクを含めており、より詳細な情報や具体的に多い例が見つけやすいように工夫してある。

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 現在、サイト作りには様々なことが要求されます。更新性を上げるためのスマホからの更新、リアルタイムが利点のSNSと連携するためのInstagramやYouTubeの投稿表示、SEOにも影響する独自ドメインや常時SSLやAMP対応、成果に力強くつなげるバナーやボタンのポップアップ表示などがあげられます。

専任のWeb担当が要る場合はまだしもこうしたトレンドを追いかけるのも至難の業。そんな人にお勧めしたいのがこれらの要件をすべてオールインワンに備えたホームページ作成サービス「BiNDup」です。
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※Ascii.jpより転載。一部の内容を変更しています。