Web集客、コンテンツマーケティングに繋がるブログの活用術
自社の情報を顧客や見込み客となる人に発信するにはどのような方法が効果的でしょうか?
Webサイトから情報発信をするにはオウンドメディア、メールマガジンなどがありますが、その中でもブログはスタイルを自由にカスタマイズできて、気軽に運用できるコンテンツのひとつです。今回はBiNDupのブログ機能であるBiND Pressを活用した「家事代行倶楽部」のWebサイトを運営する河村氏にブログ運営の施策についてインタビューしました。
利用者の気持ちに寄り添うサービスの親切さが伝わるサイト
東京・埼玉の家事代行・家政婦サービスの家事代行倶楽部のサイト
家事代行やシニア向けの住宅点検などを行う「家事代行倶楽部」のWebサイトはホームページ作成ツール「BiNDup」で作られています。具体的なサービス内容や利用する際の流れなど、多くの情報を各ページのテーマカラーごとにすっきりと見やすいデザインにまとめてあり、ブログではサービス事例や家事の豆知識などをこまめに更新され、Webマガジンさながらの充実した内容。実際のサービスの親切さや丁寧さが伝わってくるような、訪問者にやさしい作りのサイトです。
現場重視の会社方針をブログにも適用
SEOを意識して、自社サイト内にブログを設置して集客
外部のブログサービスではなくサイト内のブログとしてBiND Pressを導入した理由とは?
河村氏「会社やサービスのことを多くの人に知ってもらうためにもブログはやりたいなと思っていました。それと、アメーバブログなどの外部サイトを利用するのではなく、ブログは自社サイトに設置しようと決めていました。SEOを意識した場合、自社のWebサイトに集客したかったからです。BiND Pressは低コストで導入できるうえ、記事を作成してからページを公開するまでの手順がとても簡単です。けっこう頻繁に記事を投稿するので、ストレスなく更新できるのは大きなメリットです。」
ネタ探しは現場から。アイデア提供による報酬は在宅ワークの一環に
多様な話題の記事を更新されていますが、ネタ探しや記事の作成は何人でされていますか?
河村氏「ネタ探しは3人の運営スタッフと現場で活躍するハウスキーパーでやっています。まめにネタを提供してくれるのは10人ほどでしょうか。ハウスキーパーはアイデアを思い付いたらメールや電話でおおまかな内容を伝えて来ます。必要な場合は掲載できる写真も用意してくれます。それを運営スタッフの1人が取りまとめて記事の作成から更新作業まで行います。ハウスキーパーの記事は掃除の豆知識や料理のレシピ紹介などが多く、運営スタッフの記事はご利用事例や企業活動の紹介など営業色の強い内容がほとんどで、自然と分担されているようです。」
河村氏「余談ですが、アイデアを提供してくれたハウスキーパーには会社から1つのネタに千円の報酬が出ます。先般の緊急事態宣言中は、契約先のご家庭の都合で通常業務ができないハウスキーパーもおりました。そんな中、在宅でもできる仕事として多くのハウスキーパーがブログのアイデアを提供してくれました。高齢スタッフも含め楽しんでやってくれる様子が心強かったです。パート社員ですので現場に出れないと少なからず収入に影響ありますが、こうした取り組みで家計へのダメージを最小限に抑えられたのは幸いでした。 」
読み手が飽きず、書き手に無理のない文量
ブログの運用方針について教えてください。
河村氏「会社は現場を重視する姿勢で、運営スタッフも経営者もハウスキーパーと同じように現場に出ます。ハウスキーパーが主役の会社なんです。その方針のままブログも運用しているので、現場からの情報にもとづいたリアルな内容が多いかもしれません。家事代行サービスの臨場感あふれる情報を求めている人に読んでいただけたら嬉しいです。更新の頻度など、とくに細かなルールは設けていません。読み手が飽きず、書き手に無理のない文量を心掛けていることくらいでしょうか。なにより楽しみながら長く続けたいです。」
ブログ記事への流入アップのためSNSを積極的に活用
記事へ繋がるリアルな会話を添えてTwitterから誘導
各記事をSNSにも投稿して誘導されていますが、反応はどうですか?
河村氏「SNSはまったくの未経験で初めて活用するので一番大きなチャレンジです。今のところ手探り状態。Twitterからサイトへ入ってくださる方が多く、「いいね」が付いたりすると喜んでます。ブログネタの多くはハウスキーパーと交わす日々の会話から生まれています。報告や相談などの会話ですね。Twitterにはブログの記事へとつながるそのリアルな会話を投稿しています。掃除の豆知識など、一般のご家庭でも役立つ内容の記事はウケが良くて、営業色が強いと反応が悪いです。残念ながらまだSNSから顧客の獲得にはいたってませんが、引き続き活用の仕方を模索していきます。」
新しい生活様式でシニア層にもITは浸透していく
平仮名やイラストなどシニア層を意識したサイトの工夫
顧客であるシニア層はWebサイトへ馴染みが薄いイメージですが、実際の反応はどうですか?
河村氏「シニア層のハウスキーパーを見ていると、思った以上にネットやITツールに慣れています。現場でスケジュール確認の際にiPadを持ち出したりします。今後新しい生活様式として在宅率が高まる傾向で、シニア層のネット利用はより浸透するのではないでしょうか。ただ現状はチラシなど紙媒体広告の反応が良好です。Webサイトからの反応は控えめですが、ご覧になったお客様はお電話でお問い合わせくださいます。少ない情報量でシンプルにまとめる、平仮名を多用する、イラストを使うなど、シニア層を意識したサイトの工夫もしていますが、課題は山積みです。もっと情報を整理して簡略化し、動画の活用などもしたいです。」
低コストでWebサイトを運用できるスモールビジネスの強い味方
その時々の生きた情報をリアルタイムに発信できるメリット
サイトの制作にBiNDを選んでいただいたきっかけや理由はなんでしょうか?
河村氏「10年前からユーザーなのですが、BiND5で人生初のWebサイト制作を経験し、BiND8とBiNDupで2つ目のサイトを作りました。BiNDを選んだ理由は、なんと言っても低コストで運用できることに尽きます。変化の激しい時代に会社も絶えず変わっていくので、それにあわせてWebサイトも更新が迫られます。Webサイトを自社で運用する最大のメリットは、その時々の生きた情報をリアルタイムに発信できることだと思います。それができるBiNDは小企業や個人事業主にとってたいへん心強いツールです。 」
小企業のWebサイトには大手企業にマネできない強みがある
BiND CAMPで一番役に立った記事、これから増やして欲しい記事を教えてください。
河村氏「BiNDCAMPを知ったのは、おおかたサイトを作り終えた段階だったので、もっと早く知っていたら良かったと後悔しました。ブログの設置でつまずき悶々としていたところ、「10分で完了!サイトに新規にブログを組み込む基本の手順」という記事を見つけて、あっという間に解決しました。」
BiND Pressの設置方法がすぐに分かる記事はこちら
河村氏「BiNDユーザーには小企業や個人事業主が多いと思います。業種は違えども、皆さんそれぞれ大手企業にはマネできない強みをもっておられるはず。その強みを上手くアピールできているWebサイトの事例が知りたいです。たくさんの競合サイトがある中で、どんな差別化がされ、なにが際立って優秀なのか。できれば簡単な市場分析と一緒に、いろんな業界で小規模ながらも輝いているBiNDサイトの紹介記事を見てみたいです。まだBiND CAMPのごく一部しか見ていないので、既にこういった記事があればぜひ参考にさせていただきます。」
ありがとうございました
情報発信の場として、現場スタッフと連携しながらブログ運用に取り組む河村氏にお話を伺いました。ただ情報を更新するだけでなく、SNSの活用やアイデア提供の報酬などで非常に上手くコンテンツマーケティングに取り組まれています。自社サイトのブログを充実させたい方や、ブログ記事からサイトへ集客したい方は参考にしてみてくださいね。
BiNDupなら低コストでWebサイトを作成でき、SEO対策も兼ねたサイト内の専用ブログを設置することができます。ブログの更新はスマホなどの端末からも可能なので、Webサイトからの情報発信を強化したい時にはぜひご利用ください。
POINT
- サイト内にブログを設置することでSEO対策に期待できる
- 読み手には読みやすく、書き手には続けやすい更新を心掛ける
- 現場はネタの宝庫。報酬などモチベーションの維持にも気を配りながら続けることが大切