このカメラマンに発注したい!そう思わせるためのホームページ

編集者は、カメラマンと一緒に仕事をすることがよくあります。たいていは、いつも仕事をお願いしている方に発注するのですが、スケジュールが合わないときなどは、ほかのカメラマンを探すこともあります。編集者でなくても、プロに撮影をお願いしたいときありますよね。

そんなときチェックするのが、カメラマンのホームページ。今回は、発注する側からみた、仕事を依頼したくなるカメラマンのホームページの特徴を紹介していきます。

センスがあると感じさせるデザイン

写真を撮影するというクリエイティブな仕事を発注するわけですから、ホームページのデザインは気になりますよね。あまりにも古いレイアウトだったり、色の使い方がおかしかったりするホームページのカメラマンには、発注するのを躊躇してしまいます。

ホームページの作成に、お金や手間暇を多くかける必要はありませんが、シンプルでセンスのいいテンプレートなどを選択することは重要です。見栄えがいいホームページなら、カメラマンとしての仕事にも期待が持てます。カメラマンの方は、ホームページ全体も自分の作品だと思って仕上げるといいでしょう。

猪瀬紀子氏のホームページ
https://www.inosenoriko.com
フォトグラファーの猪瀬紀子氏のホームページ。ジャンルごとに作品がセンスよく配置されており、いい写真を撮影してくれそうな雰囲気です

tsukao氏のホームページ
http://tsukao.net/
フォトグラファーのtsukao氏のホームページ。空気感の感じられる写真を背景にしたトップページが印象的。各ページのデザインも統一されています

得意ジャンルがわかりやすいトップページ

カメラマンに仕事を発注するということは、すなわち、何を撮ってもらうかが明確になっているということです。たとえばインタビューの際の人物写真や製品紹介のためのブツ撮り、あるいはイベントなどの撮影。当たり前ですが、そういった、撮って欲しいものが得意なカメラマンに発注したいですよね。

つまり逆に言うと、何が得意ジャンルなのかがわかりにくいカメラマンのホームページは見ている側からは困るものも。得意としている被写体がわかるように、トップページのキャッチコピーや画像などは、工夫して配置しましょう。カメラマンを探している人に、強くアピールできるはずです。

佐藤克之氏のホームページ
https://katysat.net/finder/
フォトグラファーの佐藤克之氏のホームページ。トップページに犬のインパクトのある写真を配置。一目で、犬の撮影を専門とするカメラマンだということがわかります

定期的に更新されているポートフォリオ

カメラマンの作品集であり、発注を考えている人へのプレゼンテーションにもなるポートフォリオページ。しかし、一度作ったところで安心し、そのままにしていませんか? 更新の滞っているホームページというのは、仕事を発注するうえでネガティブな印象を与えます。きちんと更新するなど、アフターケアをしっかり行いましょう。

ポートフォリオのページには、できるだけ最新の作品を掲載し、精力的に活動している様子をアピールすることが大切です。ホームページを作る際にも、更新のしやすさをきちんと意識しながら制作することをおすすめします。
最近はブログのように更新できる、BiNDupのようなホームページ制作サービス(CMS)もあるのでチェックしてみて下さい。アメーバのような外部のブログではなく、自分のホームページの中で展開できるのがメリットです。

SNSやブログで撮影の様子など紹介

カメラマンは、取材などに同行してもらうなど、一緒に動くことが多い人でもあります。当然、人柄なども知りたいですよね。「ABOUT」といったページにプロフィールを載せるのが一般的ですが、それに加えて、SNSやブログなども用意されていると、グッと人となりがわかるようになります。

普通の日記的なコンテンツでもいいのですが、たとえば撮影の裏話といったエピソードが載っていれば、どんな様子で仕事をしているかがわかり、親近感がわきます。発注もしやすくなりますね。

このカメラマンに発注したい!そう思わせるためのホームページ
http://ichigosugawara.com/blog/
フォトグラファーのIchigo Sugawara氏のホームページにあるブログのページ。日頃感じていることや手がけた仕事に関することが、写真とともに綴られています

連絡や発注方法がわかりやすい

ホームページのセンスもいい、どんなジャンルが得意なのかも十分わかった。ではコンタクトをとろうしたところ、連絡先がなかなか見つからなかった……。これでは、せっかくのホームページの意味がありません。カメラマンにとってホームページは、いわば営業ツール。連絡フォームなどを用意するなど、実際に発注できる窓口をきちんと整備しておきたいですね。

連絡先に加えて、発注の際に伝えるべき項目なども明記されていると親切です。たとえば、撮影場所と駐車場の有無、納品形態、レタッチの有無といった項目ですね。
このカメラマンに発注したい!そう思わせるためのホームページ
https://www.photoseason.net/
写真家の飯塚達央氏のスタジオ「フォトシーズン」のホームページ。コンタクトページには場所の写真なども載っており、わかりやすい

カメラマンでも作れるホームページ制作サービス

カメラマンにとって、自分の作品などを紹介するホームページは重要です。きちんと作成できれば、非常に有効な営業ツールとなるでしょう。

ホームページ作成にはそれ以外に、自分の作品をきちんと整理できるという利点もあります。自分の強みやアピールポイントを、改めて発見できるかもしれません。カメラマンの方で、ホームページを作っていない、あるいは作ったけどしばらく放置しているという人は、この機会にホームページ制作に取り組んでみてはいかがでしょうか。

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  • POINT

  • 営業ツールであるホームページには得意の撮影ジャンルを明記
  • 感性や人となりが分かるコンテンツ=ブログやSNSも置いておくとベター
  • 精力的に活動していることが分かるように、マメに更新できるサービスを選ぼう

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