やってはいけない! 歯科医院のホームページの5つのNGポイント

以前は家族や近所の人の口コミで選ぶことが多かった歯科医院。今ではホームページをチェックして決めるという人が増えていますね。いまやコンビニより多いといわれる歯科医院。新規ユーザーにとっての玄関口となるホームページには気を使いたいものです。

ただし、いろいろとブラウジングしてみると「これはナシでしょ!」と思える部分も……。ということで、今回は歯科医院のホームページでのNGポイントを細かく説明していきます。

NGポイント1 写真のクオリティが低い!

皆さんは歯科医院と聞くと何が頭に浮かびますか? 私の場合はまず、あの歯を削る音が浮かんでしまいます。そうですね、楽しいところというより、怖いところ、痛いところというイメージではないでしょうか。

そういったネガティブなイメージを払拭するためには、ホームページの顔となるメイン写真には明るいものを使いたいものです。暗い印象の写真では、それだけで通いたい歯科医院の候補から外されてしまうかもしれません。当然ですが、撮影はプロのカメラマンに依頼します。素人写真はNGです。

またメインの写真に加えて、院内の雰囲気がわかる写真を配置するのも効果的ですね。待合室や子どものためのスペースなどの写真があると、グッと行きやすい印象になります。
やってはいけない! 歯科医院のホームページの5つのNGポイント
サンライズ青山メディカルデンタルクリニックのサイト。明るいメイン写真のほか、院内の雰囲気などがわかる写真をうまく使っています。

NGポイント2 来院してもらうための情報が目立たない!

「雰囲気は良さそう、でも診療時間などの情報がわかりにくい」そんな残念なホームページを見かけることがあります。実際に通院する人が必要とする診療時間やアクセス方法といった基本情報は、目立つように掲載しておきましょう。特に遅い時間まで診療を行っている、土日も対応しているといった情報は医院のアピールポイントになります。

なおアクセス方法に関しては、Googleマップを組み込むといった方法もありますが、目印となる建物や利用可能な駐車場といった情報も加えておくと親切でしょう。最寄りの駅からの見順の説明もあるとBESTですね。

NGポイント3 予約方法などの手順がわかりにくい!

予約方法の手順がわかりにくいホームページもNGですね。素敵なデザインなのに、なぜか連絡先は電話番号が一番下に小さく配置されているだけというホームページを見かけたことがあります。問い合わせや予約するための情報は目立つようにしましょう。

フォームに記入してもらう予約方法も便利ですね。初めてのところに電話するのが面倒という人でも、フォームならスムーズに予約ができるはずです。また名前や連絡先、症状などをフォームに書いておいてもらえれば、初診時にいろいろと書いていただく手間が省け、来院される方にもメリットとなるでしょう。フォームだけで予約が完結するのかどうかといった情報も含めて、手順をわかりやすく記載しておきましょう。

やってはいけない! 歯科医院のホームページの5つのNGポイント
本田歯科クリニックのサイト。仮予約のためのフォームが用意されています。丁寧な説明が添えられているので、迷わず入力できそうです

NGポイント4 歯科医師やスタッフの紹介が中途半端!

どんな人が自分の歯を診てくれるのか? 当然気になるところです。従って医師やスタッフの情報は、しっかりホームページに載せておきましょう。経歴だけでなく、治療において大切にしていることや得意な分野といったコメントもあるといいですね。来院される方の不安の解消につながります。

もちろん顔写真の掲載も必須です。その際には、できるだけ柔らかい表情のものを選択しましょう。暗い表情のものでは、来院される方が不安を感じてしまいます。親しみやすい雰囲気を心がけましょう。
やってはいけない! 歯科医院のホームページの5つのNGポイント
新宿イーストサイドスクエア歯科のサイト。院長である歯科医師の経歴や理念が詳しく載っているほか、スタッフも写真付きで紹介されています。

NGポイント5 歯科医院の強みが明確でない!

情報はいろいろと載っているにもかかわらず、なんとなくぼんやりとした印象の歯科医院のホームページを見かけることもあります。これは、その歯科医院の特徴や強みをきちんと打ち出されていないことが原因です。

歯科といっても、行うのは虫歯の治療だけとは限りません。矯正歯科に審美歯科、小児歯科や予防歯科などなど。もし特化している分野があるのなら、そのことを明確に掲載しましょう。また、それぞれの分野に関する最新技術や設備などをアピールするのも効果的。先進的な施術が受けられる歯科医院というイメージができあがるでしょう。「虫歯の治療をするつもりだったけど、あわせて歯のホワイトニングもしてみよう」といった人も増えるかもしれません。

予防歯科に特化しているならば、歯磨きの仕方など、口腔ケアについて説明するページを設けるのも効果的です。歯の健康に関する情報を得られるサイトということで印象に残るはずです。

やってはいけない! 歯科医院のホームページの5つのNGポイント
清水歯科クリニック入谷のサイト。審美歯科に関する詳しい説明が掲載されています。写真などを多用している点もいいですね。

このように、専門的な治療法に関することや、歯に関する情報をまとめて悩み解決型のサイトにすることで検索で引っかかりやすくするのも最近の主流です。

たとえば
おかざき歯科クリニック
おかざき歯科クリニックのサイトは、診療内容の説明が充実しているだけで無く、「歯科治療を知る」というコーナーを設けて、歯に関する有益な記事を発信しています。歯科医院によるオウンドメディアといえるでしょう。こういった工夫は、潜在的な患者の獲得につながるはずです。

歯に関するオウンドメディアのサイトを作りたいなら

ここまで歯科医院のホームページで気を付けたい、NGポイントを紹介してきました。どうしても怖い、痛いという先入観をもたれがちな歯科医院。適切な情報を提示し、来院される方の不安が和らぐようなホームページを作成しましょう。

歯に特化したお役立ち情報を載せることでWeb集客を狙うなら、サイトの中にブログを簡単に組み込めるツールを選ぶのがお勧めです。
ホームページ制作サービス「BiNDup」なら歯医者などのクリニック専用のテンプレートと、ブログ機能で簡単に作ることができます。

専門医のいる医療機関を想定したテンプレート。専門分野をしっかり紹介するページをあらかじめ想定した作りです。

自分たちで無理なく更新できるツールを選び、人が自然に集まるホームページを目指してください。

その他の業種のヒントを読む

  • POINT

  • 怖い、痛いというネガティブな印象を払拭するため明るい写真は必須。素人写真は避けよう
  • 予約フォームを丁寧に充実させることで患者さんの負担を減らす工夫を
  • 歯に関するお役立ち情報を掲載してアクセスが自然と増えるサイトを目指そう

あわせて読みたい