情報過多な現代、「何を信用すればよいだろう」と思っている人は意外に多いもの。そんな中、友達Aさんが「○○を使ってみたけど良かったよ」という口コミがあれば、「Aさんが言っているのなら」と信頼できるというように、情報収集の場所として好まれるのがFacebookです。今回は、企業や店舗等が運営するFacebookページの運用方法のコツをお伝えします。
Facebookは実名制で、プライベート・パブリックを問わず人との交流ができる、みなさんご存じのSNSサービスです。メディアの特長として、
- 「実名制」なので安心感がある
- いいね!、コメント、シェアなど、友だちの投稿への反応の方法がたくさんあり、交流を行いやすい
- リンクや動画、写真の投稿も簡単にできる
といったことがあります。
つまりインターネットでの集客からみれば、Facebookは「消費者の発言が信頼されやすい」という特長があるのです。
Facebookページでファンが増えるポイント
Facebookは「実名登録」のため、ユーザーは自分の発言に対し責任を強く意識します。そこに、企業やショップが発信するとすれば、「ユーザーとの交流を通じて企業のことをPRする」のに適した場です。
企業の姿勢を広く見てもらえる場
Facebookの利点は、ホームページ上では難しい「消費者との交流」ができること。
Facebookでは、ユーザーからのコメント返信など、企業の対応がどうだったかを誰でも見ることができます。その対応を真面目に行うことで、「この企業は信頼できる」と好感度アップに繋がる可能性があります。また、その印象がSNS上で発言されれば、それを見た友達が「私もそこで買い物をしてみよう」と新たなお客さんとなってくれる場合もあります。つまりSNSでは、瞬間的に話題を呼ぶような流行やトピックだけに惑わされずに、企業の姿勢や哲学を広めるほうが重要だということです。
Facebookページを企業の顔にする
「Facebookページ」とは「企業がFacebook上に作る交流用ページ」のことで、企業にとってFacebookページの作成と運用は重要です。
Facebookページを作ることにより、
- 認知度・好感度アップを図る
- ユーザーとFacebookページ上で対話する
- Facebook上でのキャンペーンの開催
- ファンの情報を集める
- Facebook広告を使って多くの人に自社のことを知ってもらう
といったことができます。Facebookでは個人のアカウントを「企業用」として使うことは禁止されているため、「企業」としてお客さんとコミュニケーションを取りたいのであれば必ず「Facebookページ」を作る必要があります。また、Facebookページを作った後には、自社ホームページの中にFacebookページへのリンクをつけるなど、お客さんを誘導することも重要です。企業サービスや商品に関する情報だけでなく、顧客の役立つ情報など、企業の「人となり」を伝えられる投稿をすることで、企業や商品へ理解を深め信頼度をアップさせます。
Facebookでは、宣伝はシェアされない
Facebookページの投稿内容が「企業や商品への思いが伝わるもの」ではなく、セール情報やプレゼントキャンペーンなど「宣伝色が強いもの」をメインにしてしまっている企業があります。これはNGです。Facebookは友人との交流をメインとしたサイトです。リアルな生活の中ならば友達と話している最中に、セールスマンが割り込んで来たら気分は良くないはずです。これと同じで投稿内容には、売り込み色を抑えつつ
- 商品の誕生秘話
- ユーザーの役に立つ情報
- 商品へのこだわり
- 商品が使いたくなるような写真
などユーザーが興味の湧くような内容を投稿していくとよいでしょう。そのとき、リアルな友達にも勧めたいと思える情報、読んで貰いたいこと、おもしろい情報しかFacebookでは広がりにくいことを意識して、Facebookページの投稿コンテンツを考えてみましょう。
BiNDクラウドには、Facebookページをオリジナルのデザインで作成できる「BiND for Facebook」が利用できます。
もちろん、難しい知識は要りません。Facebookページにひと工夫を入れたいと考えている方はぜひお試しください。
POINT
- Facebookは実名制のため、他にくらべ情報信用度の高いSNS
- 「本当に勧めたい」ものしか、シェアやいいね!はされない傾向にある。宣伝色の強いものは嫌われる
- 企業Facebookページでは、企業の姿勢や哲学が伝わることが大事。一方通行でなく、「ユーザーと対話」することを意識