小さなコミュニティでビジネス化!noteのサークル機能と事例

オンラインでお金をやりとりする方法や目的には、さまざまなものがあります。YouTuberが稼げる「YouTube広告」やブログやWebサイトに挿入して広告を表示させるGoogle Adsenseのように不特定多数の人からお金を集めるという方法がまずひとつ。いわゆるオンラインサロンも、インナーの情報をサロンのメンバーだけに届けるので、コンテンツをもとにした収益の上げ方の一つです。

一方で、グループで達成したい目的や応援のためにお金を集めるというものがあります。クラウドファンディングが代表的ですが、そのスモール版としても利用できそうなのが、ブログプラットフォームのnoteでスタートした「サークル」機能です。紹介していきましょう。

noteのサークル機能とは?

noteはだれでも無料ではじめられるブログプラットフォーム。
他のサービスとの違いに、

  1. 企業側の都合による広告挿入がされない
  2. 個人ユーザーでも課金が簡単に行え収益化も可能

という2大特徴があります。
noteにはフォロー関係があったり、月額課金機能を使った「定期購読」があるため、読者のサークルの芽はうっすら存在していました。

定期購読とサークル機能の違い

新しく登場したサークル機能は、よりコミュニティ色が強く、コンテンツクリエイターのファンが月額で支援することができる機能です。課金は、スタンダード/プレミアム、学割/社会人/偉い人のように複数設定できます。ちなみに設定可能な課金金額は100〜1万円です(運用手数料10%が差し引かれます)。
noteのサークル機能
月額でマガジン購読するのとどこが違うの? といえば、コンテンツがテキストに限られないこと、必ずしも定期的なコンテンツ発信に縛られないことでしょう。基本的にサークルは、noteを利用するクリエイターであれば使用可能です。サークルをオープンするには運営の審査を通過する必要があります。

サークルでやっては行けないことや注意点

サークルの開始には審査がありますが、対価に著しい相違がないか、といったことを除いては、必ずこれをやる、とか、これはやってはいけないというような義務は規約にありません。noteの禁止事項に従ってコンテンツを発信するのが基本になると思います。ちなみに「必ず儲かる」やマルチ商法など、ユーザーが著しい誤解を招く表現のものや医療法その他の広告に関する法令に違反するもの、公序良俗に反するとされるコンテンツも禁止されています。

コミュニケーションの頻度を上げるために掲示板やSlack、Facebookグループを利用することも提案されており、実際に利用されているユーザーもいますが、外部連携について各自の主催者が設定管理する必要があります。

サークルの利用例は?

サークルを始めているクリエイターたちは、どのような利用方法をしているでしょうか?ここでは成功例を紹介していきます。

写真家サークル:撮影イベントやSlackへの参加権

例えば、公式でも採り上げられている写真家「横田裕市さん」は写真を楽しんだり、そのほか全般の話題を共有するという内容でサークルを設定されています。設定されている中でもサークルならではと思われるのは、(リアル/バーチャル)イベント参加券や掲示板やSlackへの参加券でしょうか。
https://note.yokoichi.jp/n/nfda0d2e62641

写真サークルの画面

Webサービスの開発者:サービスの支援やβテスター獲得に

個人ユーザーとしてフォロワーランキング1位のけんすうさん。インターネットサービスを作ったりしている方ですね。現在開発しているネットサービスについて応援したりできるサークルを開いています。ビジネスやサービスの裏側も知ることができる、というインナーな情報が得られるサークルでは、ライバル他社が興味を持つと言うこともありますが、一方で、ファンやβテスターなどをうまくまとめることもできそうです。課金することで、興味本位やアンチのユーザーが絡んでくることを避ける利点もあるでしょう。
https://kensuu.com/circle

アル開発室の画面

教育向けのサロン:専門分野での出会いや交流を楽しむ

ICTなどについても詳しい高校教諭である吉川牧人さんは、教育について語るEduサロンを展開。専門知識に興味のがある同士で語り合う「サロン」という位置づけで、目的型オンラインサロンのような利用といえるのではないでしょうか? 主催者とファンという構図がかなりハッキリするオンラインサロンに比べると、「サークル」という機能がよくあらわれている趣旨だと思います。
https://note.com/hokori_to_kansya/circle

Eduサロンの画面
サークルでは「必ずしもこれをしないといけない」というルールはありませんが、サークルは、コンテンツを公開して反応を得るのに対して、メンバー同士でより濃いコミュニケーションが可能だという点が共通するではないかと思います。

コミュニティ維持に役立つ、経済支援という考え方

サークルの利用者は1万5千人を超えたとのこと、その一方で、サークルランキングなどは公開されておらず、小さなコミュニティが多数生まれていると推測できます(フォロワーランキングも外部サービスによるもので、noteでは人気競争になるランキングを重視していないと思います)。

サークルの立ち位置はまだ、今後どうなるかわかりませんが、メリットとしては、オンラインサロン主催者のようにビッグネームでなくても小さなファンの集いがお金という支援つきで形成できることがあげられます。必ずしもサークルで儲ける必要はなくても、コアファンや、自分の興味のある活動により自発的な活動を活性化してみたいなら、サークルのような対価を支払ってでも集まりたい人を集めることは役に立ちます。

課金することでモチベーションが変わる

まずお金を払うと、「せっかくだから参加するか」という気持ちが先に立ちます。「興味のある人で7月ぐらいに会合をしましょう」と呼びかけても、未集金のメンバーは「今回はいいや」「今月は節約したいから次回に」となる可能性があります。一方、先に集金しているサークルのような場では、「7月の会合をしましょう、欠席者は残念ですが寄付で」となれば、「せっかくだから出ておこう」という心理になるわけです。

これは、古くからの地域の互助会や町内会費にも言えることだそう。最初からお金を先に出しておくほうが、参加者のモチベーションは上がるということです。

アンチや場を乱すような人が減る

インターネットで困るのは、誰でも自由に情報が閲覧できるあまり、うまく棲み分けできないとアンチや迷惑行為をする人も一部には存在するということです。世の中、主張が違う人はいますが、1つの目的に向かって少人数で活動したいときは、趣旨を同じくする人が集うはずです。課金という壁を作ることによって、場を乱すような人がひょっこり混じってトラブルを防ぐ役目をします。

まれにお金を払ってでも文句を言うもいますし、過去にトラブルがあった関係者などがいる場合は退会にあって覆面で申請するようなケースもインターネットのコミュニティではありえるので、運営者はある程度は警戒はしておくべきでしょう。

ブログやコンテンツに限らない外部との連携活動にも期待

noteサークルは外部サービス連携を可能としているので、サークルを集金場所と考えれば、あとは掲示板やSlackでのコミュニケーションでも、YouTubeやInstagramを使ったLive配信によるコミュニケーションなど、テキストコンテンツに限らず自由な展開が可能です。

たとえば一緒に商品を考案する、イベントをつくる、創作などの作品をサークルでつくるなど、さまざまな活動に役立てることができそうです。サークル活動にすることで、参加者のモチベーションだけでなく、主催者側の創作モチベーションにもよい影響があるかもしれません。定期マガジン発行はムリだけれど、オンラインイベントならばできそうだ、とか、これまでは一方通行に発信していたけれど、さまざまな形でファンや仲間と相互交流をしたいといったときの便利なツールとなりそうです。

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