Googleアナリティクス入門 無料アクセス解析ツールで何がわかる?

Googleが提供している無料のアクセス解析ツール「Google Analytics(以下、アナリティクス)」をご存知でしょうか? アナリティクスは、Webサイト全体・記事単位のPV(ページビュー)のほか、直帰率、参照元、さらにはユーザーの閲覧環境(端末やOSなど)まで、詳細なデータが把握できる定番サービスで、大手メディアでも利用されています。

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「アナリティクス=解析」という言葉どおり、Webサイトの現状を細かに知ることができます。どのページがよく見られているのか、どのWebサイトやSNSから訪問したのか、ユーザーはどんな環境で見ているのか(PCやスマホなど)を知ることで、Webサイトの改善にもつながります。特に重要な項目について、用語を解説しつつ、どう役立てていくかご紹介します。


アナリティクスでわかること

アクセス数

「アクセス数」と言っても、さまざまな意味を含んでいます。ひとつずつの違いと意味を理解していきましょう。

【ユーザー】ユニークユーザー数(UU)。同じ人が複数回Webサイトに訪問した場合は、重複を省き、1ユーザーとカウントします。

【セッション】訪問数。ページに訪れた回数を指します。同じ人が一定期間を置いて再度訪問した場合は、都度カウントされます。

【ページビュー数】閲覧されたページ数の合計。PVと表記される。1ユーザーが3ページ閲覧した場合は3PVです。

たとえば、10ユーザーから10セッションあり、10ページずつ閲覧した場合のPVは1000です。3要素とも重要な指標ですが、一般的にPVが指標とされることが多いので、まずはPVの変化を、折れ線グラフで、日・週・月の単位で把握しましょう。

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ユーザーのWebサイト内での動き

PVなどにくわえ、以下の要素もページを評価するうえで、大事な要素です。

【参照元】Webサイトにアクセスしたユーザーは、どこから来たのかがわかります。検索サイト、他のWebサイト、ソーシャルメディアなどの種別、さらに参照元によっては、特定のどのページかまでわかります。

【直帰率】Webサイトへの訪問後、2ページ目に遷移しなかったユーザーの割合。

【離脱率】閲覧していたページを最後に、他のページを閲覧せずにWebサイトを離れてしまったユーザーの割合。

ページビューを上げるためには、1セッションで1PVではなく2PV以上となるように導線の工夫が必要です。直帰率・離脱率が高い場合は、ページ単位の見直しとともに、Webサイトの設計自体の見直しが必要です。

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ユーザーの閲覧環境

PC・スマホ、ブラウザやモバイル端末の種類、画面の解像度などがわかります。もし、ユーザーにスマホが多いにもかかわらず、スマホ対応ができていなければ、急いでWebサイトを改善した方がよいでしょう。

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アナリティクスの導入に向けて

アナリティクスでは、上記の項目を指定した2つの期間で折れ線グラフ表示することなども可能です。もちろんWebサイトの改善点を探るというのも一つの目的となりますが、サイト運営の励みになるというのも一つの要素です。

リアルタイム表示では、秒単位でWebサイトの現状を知ることもできるので、Webサイトの情報更新後、どんな反応があるのか、すぐに確認できます。目標を設定し、必要な項目について正確に把握、スピーディーな運営を目指しましょう。

Googleアナリティクス・サーチコンソールで見るべき15の数字

無料だけど少し難しいGoogleの解析サービス。どこをチェックすべきか、押さえたい15の項目をわかりやすく解説します。

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  • POINT

  • PVだけでなく、どこからの訪問か、閲覧環境は何かなど詳細な情報が入手可能
  • リアルタイム(秒単位)でWebサイトへのアクセス内容がわかる
  • 結果を折れ線グラフで表示すると変化を把握しやすい。Webサイトの改善に役立てられる

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