ローカルアプリケーションと違って、BiNDクラウドはネットワーク上のサービス。だからこそ抱く懸念点ってありますよね?それらの不安は解消できるのか、ポイントを絞ってお話しします。
なお、料金については、BiNDクラウドの料金は高い? の記事もご覧ください。
BiNDクラウドは使い続けないとダメ?
BiNDクラウドのようなWebサービスは、契約しつづけないとイケナイのがなんとなくイヤ。手元に置いておけないのは不安。という意見をいただきます。
パッケージ版のソフトも新機能や新しいOSへ対応するためいつしか新しいバージョンへ買い換えます。パッケージ版は確かに手元に残りますが、古いバージョンは、結局は使えなくなってしまうのも事実です。
もちろん、バージョンアップにはお金がかかります。
BiNDクラウドの場合は、使い続けていると新機能がどんどん追加されていきますが、機能が増えたからといって追加料金はかかりません。
クラウドのメリットは、ずばり次のバージョンを待つ必要がないこと。また、つねに最新環境に対応させますから、動く?動かない?と心配する必要もありません。面倒なアップデート&インストールもなくなります。
もちろん機能が追加されても、互換性は保持されます。以前のサイトが開けなくなったり壊れることはありません。
なので、BiNDでしばらく運用したい、と思ったら、クラウドの方が何かと便利さが増すと言えるでしょう。
では次に、解約した場合、データはどうなるのか?について触れましょう。
BiNDクラウドで作ったデータは保存できない?
BiNDクラウドでWebサイトを作った場合、データはクラウド上に保存されます。PCが万が一クラッシュした場合にデータが飛んでしまうトラブルを回避できる一方で、データを手元に置いておきたいということもありますよね。
BiNDクラウドでは、サイトデータをダウンロードすることができます(※無料のエントリーコースを除きます)。
BiNDクラウドで作成したデータは、FTP機能を使えばダウンロードすることが可能です。もし、BiNDクラウドを解約することがあっても、ダウンロードしたデータをFTPクライアントを使って自己責任で他のサーバーにアップロードすることは事実上できる、ということです。ただし、BiNDクラウドで作成したデータは、パッケージ版のBiNDでは再編集ができませんので、更新する場合にはHTMLを直接編集しなければなりません。
(どちらも、サポート対象外にはなります。自己責任となってしまいますのでご注意くださいね)
BiNDクラウドだからこその、メリットとは?
BiND7とBiNDクラウドは同等機能なので機能差はほぼありません。使用環境によっては、ローカルならではの安定性で操作スピードがクラウドより優れてる面も。(※2015年1月、BiNDクラウドはシステム改善とサーバー強化により動作速度が大幅に向上しました。)
以外の面で言えば差はないどころか、BiNDクラウドには新機能が先行追加されるというメリットもあります。
さらにBiNDクラウドは、BiND7のソフト機能だけでなく、Webサーバー機能や拡張性があるのが特長です。
BiND7&他社サーバーにはない、BiNDクラウドならではのサーバー機能は下記です。
- 美しい日本語・欧文Webフォント316書体が利用可能。フォントプラス社の書体等がライセンス契約なく利用できます。
- WordPressのテーマ作成も、専用サーバーならではのインストール機能で連携が楽。(BiND7でも作れますが、設定が少々難しいです。)
- HTMLメール作成/配信システム「Benchmark Email」が利用可能。データ解析もできます。
- GettyImagesの写真など100万点から素材をダウンロードできる「materials」が利用可能。
細かい仕様差については、比較表をご覧ください。
いかがでしたか?気になった方はまずは無料で使ってみてはいかがでしょうか。
POINT
- BiNDクラウドは、機能アップは随時。なのに利用料金は変わらない。使い続ける人にはメリットも多い。
- BiNDクラウドで作成したデータは、FTP機能でダウンロードしてバックアップが可能。※プロコース以上
- BiNDクラウドとBiND7の機能は同等。整ったネット環境があれば操作感もさほど変わらない。