AI画像生成がアツい!コンテンツ作成が任せられる無料ツール3選と基礎知識

昨年夏から今年にかけて、IT業界の話題をさらった技術としてAI画像生成があります。
プロンプトと呼ばれる技術で、テキストを入力するだけで、写真、油絵、水彩、イラストなどさまざまな技法のイメージを生成してくれるものが一気に大衆化しました。

こうしたAIのテクノロジーは、今や「使うか使わないか?」ではなく、「いつ、どのように使うか?」の段階に入ったといっても過言ではないでしょう。
しかし一方では、AI画像生成の賛否をめぐって議論が起こっていることも事実です。ここでは、AI画像生成ツールの基本的な利用法と、実際に使う上での注意点についてご紹介します。

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AI画像生成ツールとはどんなもの?

代表的なAI画像生成ツールとしては、Stable Diffusion(ステーブルディフュージョン)、Midjourney AI(ミッドジャーニーAI)、DALL•E2(ダリ2)などがあります。
基本的には専用のWebページやコミュニティサービスを通じて利用しますが、サービスによってはアプリからの利用も可能です。

さらに、PhotoshopやCanvaなどの有名なグラフィックツールの中にも、有償または無償のプラグインの形でそれらの画像生成のエンジンにアクセスできたり、完全にその機能を取り込んでいるものが現れてきました。

PhotoshopのAI画像育成機能

Photoshopのようなグラフィックツール内でもAI画像生成を利用できるようにする動きが出てきている。

どのツールも、入力フィールドにプロンプトをタイプして数秒〜数十秒待つと画像が生成される点では共通しています。
生成画像の解像度は、サーバー側の処理の負荷に直接かかわってくるため512×512ピクセルが標準的ですが、ツールによっては高解像度での再描画ができたり、バリエーションを生成することも可能です。

代表的なAI画像育成ツールの特徴

ひと口に画像生成AIといっても、AIの学習に利用したイメージの種類や量によっても出来上がってくるイメージの雰囲気や方向性が異なります。

学習用のイメージはインターネットで公開されているものが利用されているケースが多いと考えられていますが、指先や歯などの詳細が写ったり描かれたりしているイメージの絶対数が少ないのが現状です。
そのため、AIの学習量が足らず、どのツールもそのような人物の細かいディテールの描写は今のところ苦手だったりします。

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Stable Diffusion

特に指定しなければ、写真のようなリアルなイメージを生成します。他のツールスタイル(イラスト、スケッチ、アニメなど)指定も可能です。オープンソース技術なので表現上の制約が少なく、実在の人物や暴力シーンなどの描画もできますが、肖像権などに気を付ける必要があります。

また、その画像生成エンジンはiPhoneアプリ「AIピカソ」などにも使われたりしています。

Midjourney AI

イメージ生成のAIモデルの研究所であるMidjourneyが開発したツールです。ドラマチックで見映えのするアート寄りのイメージ表現が得意で、画像生成後すぐに高解像度化やバリエーション作成のオプションを利用できるインターフェースも用意されています。

ただし、利用するためには、まずオンラインコミュニティサービスのDiscordに登録し、その中の指定チャンネルを使ってチャットボットとやり取りをするという生成方法なので、始めるまでに少し手間がかかります。

DALL•E2

OpenAIという団体が開発・提供しているツールです。アート系の表現に優れ、絵画などの描かれていない外側の部分を補って描画してくれる「Outpainting」など、独自の機能性があります。

どれも最初は無料で試せますが、既定の枚数や与えられたクレジットの範囲を超えると、有料プランへの移行が必要です。なお、後半では完全無料で気軽に利用できるStable Diffusion Onlineも紹介しています。

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こんな画像まで生成できる実力

よく見かけるAI生成の画像は、ファンタジー系のゲームのイラスト的なものが多いかと思います。それは、AIの学習に使われたイメージとして、そのようなものが多かったためとも考えられます。また、Netflixが実験的な短編アニメーションの背景を、AIと人間のアニメーターのコラボレーションによって描いたことも、一部で話題になりました。

プロンプトや生成画像の再利用が規約でも許可されているMidjourney AIを例にとると、”Meditation, Mindfulness, Nature, Peace, Stillness, Strength”のような簡単なプロンプトでも、幻想的な絵画風の画像を生成してくれます。

Midjourney AIで作成した幻想的な絵画風の画像

「瞑想、マインドフルネス、自然、平和、静寂、強さ」のような簡単な指示でこのような描画が可能な反面、構図などは完全にAI任せとなっている

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簡単な形容詞をプラスするだけでイメージのタッチを変化

画像生成AIの実力はそれに留まりません。「編まれた(Knitted)」という形容詞を付けるだけで、スターウォーズに登場するストームトルーパーの編みぐるみのようなイメージが描かれるのです。

ストームトルーパーの編みぐるみ風のイメージ

Midjourney AIの場合、—ar 2:3は横と縦の比率を2:3にすること、—upbetaはβテスト中の高解像度化を行うこと、—v 4はバージョン4のアルゴリズムを使用することを意味している

ちなみに、これが映画に出てくるストームトルーパーそのものの画像であったり、プロンプト内のアーティストの作風がそのまま表現されていると著作権に抵触するおそれもありますが、この場合にはいわゆるファンメイドと捉えることができ、アメリカの著作権法上は商業的な利用でない限りフェアユースとして認められています。

アーティスト名をキーワードにしても画風が変化する

かつてアメリカの広告などで流行したモノクロのスケッチスタイルのイラストレーション風の画像生成も可能です。ここでは、1900年代の前半に活躍したノーマン・リンゼイという実在のアーティスト名によって画風が指示されていますが、実際に検索してみるとリンゼイ自身の作風とは異なり、その時代の典型的なイラストスタイルの1つに落とし込まれている印象があります。

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「愛おしそうに男性の目を見つめる女性、彼女の顔が見える、肩越しに男の後頭部と肩が見える、彼女は笑顔で男を見上げている、ノーマン・リンゼイ風、タイトなドレス、イラストレーション」など細かい指示によって描画のスタイルやタッチが変化

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画像検索で類似画像の簡易チェック

法整備が技術の進歩に追いついていない現状では、AI画像生成のサービス側の企業が収集した画像の権利者と、結果的にAIが生成した画像の関係は曖昧なところがあります。

もちろん、ストックフォト企業などが有償で提供しているイメージが規約に違反する形でAIの学習に利用されていれば、AI画像生成サービス自体が訴えられる可能性があり、ユーザーが実在の人物やキャラクターなどを指定して生成した画像が、明らかにそれらの肖像権や著作権を侵害している場合には、ユーザー自身が罪に問われることも考えられます。

そのため、AI生成画像をWebサイトなどで利用する場合にはGoogleの画像検索を使って類似画像のチェックを行うとよいでしょう。あくまでも簡易的な確認になりますが、特定の人物やキャラクターを指定せずに生成した場合でも、どこかにそっくりの写真や絵が存在する場合には、問題化しないとは限らないためです。

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AI生成画像サービスを利用している若い女性というプロンプトで生成されたもの。Googleの画像検索で類似しているようなイメージは検出されなかったため本記事のトップ画像に使用

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プロンプトのアレンジによる変化

AIによる画像生成では、総じて、プロンプトで細かな指示を行っていくことで、構図などもある程度コントロールできますが、完全ではありません。また、同じプロンプトでも、生成するたびに異なる描画が行われます。

そのため、現実的な使い方としては、簡単なプロンプトで複数の画像を描画させ、少しずつ要素を加えて再描画し、意図に近いものを選択して使うというやり方が効率的でよいでしょう。

はじめは無料ツールで指示の作り方に慣れるのがおすすめ

Stable Diffusion Online内にあるStable Diffusion Playgroundというサービスであれば、登録やセットアップなしにアクセスするだけで、しかも無償かつ無制限に画像生成ができるため、ここから使い始めることをお薦めします。
以下に、Stable Diffusion Playgroundを使ってリビングルームの画像を調整していく例を示してみましょう。

1.まず、簡単に「リアルなリビングルーム」という英語のプロンプトで生成

リアルなリビングルーム

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2.少し装飾的だったので、「モダンでスタイリッシュ」という形容詞を追加

モダンでスタイリッシュ

3.もう少し色味が欲しかったので、「暖色、カラフルなソファ」を加えて、特定の家具を色付け

暖色、カラフルなソファ

4.さらに、「丸いローテーブル」を追加。

丸いローテーブル
すべての画像に指定したものが反映されるとは限りませんが、この中からイメージに合うものを選択していくとよいでしょう。

他ユーザーのプロンプトも参考になる

同じStable Diffusion Online内のStable Diffusion Promptsを利用すると、他のユーザーが、どのようなプロンプトでどういった画像を生成しているかを検索することができます。自分が生成したい画像のキーワードを入力して、参考になりそうなプロンプトを見つけてみてください。

Stable Diffusion Prompts

Stable Diffusion Promptsを利用すると、自分の画像生成の参考になるプロンプトを見つけることができる

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無料ツールによる仕上げ

無料プランの範囲でも十分利用できるオンライングラフィックツールのCanvaも、AI画像生成ツールを提供していますので、生成された画像に手を加えて利用したい場合には、このようなツールを使うとよいでしょう。
Canvaの場合には、画像生成から編集まで、統合された環境内で利用することが可能です。

CanvaのAI生成画像
Stable Diffusion Playgroundで使ったプロンプトを利用して、Canvaで画像を生成。ソファの一部が丸いテーブル風になっている画像を選択して編集エリアに配置します

CanvaのAI生成画像をアレンジ
壁にかかっているフレーム内が空白なので、「都会的な抽象画」を生成し、編集エリアでサイズなどを調整したり、「ビンテージのモノクロ写真」を生成して飾ることができます

まとめ

このように、AI画像生成ツールにはまだ課題もありますが、使い方によって十分に実用レベルになっているといえます。
今後は、予算的に余裕のある大手企業の場合には、自社のリソースを使ってAIを学習させることによって、権利関係を完全にクリアした画像生成AIを利用することも考えられますし、ストックフォトなどの素材提供をしている会社が、同様のサービスを展開してくることも十分にありうるでしょう。

いずれにしても重要なのは、生成される画像に関するリテラシーを養い、常識的な範囲内で責任を持って活用していくことです。そのためにも、自ら色々な画像生成を試して、自分の興味や仕事との接点を見つけてみてください。

そして、満足のいく画像が生成できたら、ぜひ、BiNDupで作ったサイト内で使ってみましょう。探した画像を利用するのとは異なるスキルが求められることで、今までとは違うサイトづくりのアイデアが浮かんでくるかもしれません。

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  • POINT

  • プロンプトに含めるキーワードを工夫して欲しいイメージに近い画像が生成される
  • AI生成画像をコンテンツに使う場合はGoogle画像検索で類似のものがないかチェックする
  • 画像編集ツールを併用することで、生成した画像の細かい部分も修正できる

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