スマホでも撮れる! 臨場感あるアクションカメラ動画撮影の楽しみ方
バラエティ番組などでもすっかりお馴染みとなったアクションカメラを使った映像。一般的なカメラと比べて小型で軽量なため、体に付けたり狭い場所に置いたり、ドローンに付けて飛ばしたりと、今までにない映像が撮影できることが特徴です。価格も1万円台からと身近な存在となっています。
そこで、アクションカメラを使ってどんな撮影ができるのか、どんな映像が作れるのか、今回はサバイバルゲーム(以下、サバゲー)で試してみました。使用したアクションカメラは「GoPro」と「AirPro」、動画作成ソフトは「PhotoCinema」です。
アクションカメラの使い方
アクションカメラは、さまざまな場所に取り付けられることが特徴です。頭(ヘルメット)、胸、自転車のハンドル部分、車のフロントガラスなどあらゆる場所に、カメラの三脚穴などに接続する専用の器具を使って固定できます。
⇒「GoPro」で撮影したド迫力のベースジャンプ動画
サバゲーでは、頭や銃に取り付けている人が増えています。
頭であればプレイヤーの視線に近い映像を安定して撮影することができ、銃に取り付けると、BB弾が飛んでいく様子なども撮影できます。頭か手元、どちらかに若干の重量増はありますが、カメラは軽量なのであまり気になることはありません。アクションカメラを使うときは、スポーツ特有の動きに応じて、プレイヤーの動きに影響せず、安定して臨場感のある映像が撮れる位置に固定します。
スマホもアクションカメラ風な使い方ができる
安くなってきたとはいえ、高性能の人気モデルはまだまだ高いもの。そこで活躍したいのがスマホです。スマホを挟み込んで固定する器具を使えば、三脚穴などに接続して、さまざまな場所に固定することができます。スマホの手持ち撮影では両手がふさがってしまいますが、サバゲーの場合は銃に固定することで、インカメラとアウトカメラの両方で撮影を楽しめます。
インカメラで撮影すると、ディスプレイに写る自分の顔がやや気になりますが、なかなか面白い経験ができます。スマホのカメラ機能は、コンパクトデジカメや格安アクションカメラを上回る性能を持っています。三脚、ハンドに固定する器具、自撮り棒など適切なアクセサリーを使えば、アクションカメラ並みの臨場感のある高画質な動画が撮影できます。
スポーツ以外の使い方
サバゲーの例のように、頭にアクションカメラを付けると、装着者の視線をまるごと撮影することができます。これはスポーツ以外でも、手元の作業の記録や、ドキュメンタリー的な撮影をすることにも適しています。たとえば、作業をする手元、写真撮影時のモデルの表情などにはピッタリです。
臨場感ある動画編集を
アクションカメラで撮影した動画は、そのままだと垂れ流しの間延びした映像になってしまったり、やはり固定カメラと違い臨場感は出る反面、少々めまぐるしいことも。そんなときは動画作成ソフトで、印象的な映像だけ切り出しエフェクトをかけたり、映像を並べて表示することで、ぐっとまとまった映像に仕上がります。こういったシーンでは「PhotoCinema」の、画面分割機能、フィルター機能が活躍しそうです。
画面の分割は、縦に2分割から4分割、8分割など、さまざまな割り方ができます。映像の前半で、ハイライト、自己紹介、説明的なシーンを並べることで、ぐっと映像に引き込むことができます。
さらに、撮影した映像の印象を変えたり、暗い映像を見やすくしてくれるのがフィルター機能。わかりやすいフィルターは、写真でもおなじみのセピアです。すべてセピアにしてレトロにしたり、一部分だけセピアにして回想シーンのような演出にしたり、さまざまな使い方ができます。
以上、アクションカメラを使った撮影の基本と、使いやすい編集機能を紹介しました。スマホとちょっとした機材だけで始められる動画撮影&編集。挑戦してみはいかがでしょうか?
最後に、サバゲーで撮影し編集した動画を紹介させていただきます。こちらの動画は、アップテンポなBGM付きのオープニングでダイジェスト的に動画の内容を紹介、その後BGMをカットアウトして、BGM終了後の余白時間を2分以上設定し、音声付きの映像をじっくり紹介、という編集を行っています。実際に「PhotoCinema」を使ってどう編集したのか、詳しくは別記事にて後日紹介します。
【撮影協力】ASOBIBA 秋葉原フィールド(http://asobiba-tokyo.com/fields/akiba)
POINT
- アクションカメラは1万円台から気軽に買える
- スマホでも周辺アクセサリーで臨場感のある撮影ができる
- 撮ったものは切り出し、動画ソフトなどで編集し部分的に使うのがおすすめ