サイトを改善したくなる!集客に夢中になるマーケティング機能へ

10月1日にリリースが決まった新BiNDup!
今日はBiNDとして初めて本格的に取り組んでいるマーケティング機能についてです。
目指すのは、集客が苦手な方でも日々サイトを改善したくなるようなツール。その中身を開発リーダーの四家和彦とプロジェクトマネージャーの洪泰和、マーケティングチームの井上宣明に一足先に聞きました。

対談とインタビュー

集客の課題点を見つけてくれるマーケティングツールを作る

データとの睨めっこでは集客は改善しない

BiNDユーザーさんは、サイト集客にどこまで興味あるのか見えにくいなぁと。

BiND自体、制作ツールとして10年以上やって来ましたからね。ただセミナー等では、SEOに関心あることは見受けられるので興味はあるのだろうと感じています。

BiNDはGoogleアナリティクスやGoogle Search Consoleと連携はしてますが、その先のデータの分析はユーザーさん任せのところがあるので、その方のスキル次第になってるかもしれません。

Googleアナリティクスでどのページが見られていて、どのページが見られていないか分かっても、どうしたら改善されるかは教えてくれません。やみくもにナビゲーションの位置を変えても結果に繋がるわけではないですし。

Googleアナリティクスなどのデータを読み解くという作業がなかなかハードルが高いんですよね。

すぐに対策まで出せる人なんて、マーケティング担当くらいじゃないですか。普通はこれ何だっけ?って用語から調べ直さないと何が書いてるかを読み解けないし、ましてや売り上げに貢献できるような対策を考えるところまでたどり着けない。

そこで、マーケティング担当に代わって改善点を指南してくれる、見つけてくれる作業をサービス化しようとなったわけですね。

サイトそれぞれのミッションを探し、見える化する仕組み作り

Googleアナリティクスには、サイトの集客状況を分析する為に必要な情報は揃っています。そこで、BiNDupのマーケティング機能では、大事なデータの部分を抽出して分かりやすく視覚化したいと思いました。ただ、何が大事なのかはサイトによってそれぞれなんです。

つまりデータを一律にグラフ化して表示するだけでは参考になると言えなくて、あなたの達成率は●%など、目的によって抽出するデータを変えていくということですね。

たとえばPV(ページビュー)の推移だけ見て、先月は低いけど今月は上がっているというだけでは評価が上がったことにならない。そのPVがどれだけそのサイトにとっての狙いに貢献して、どれだけ達成したかを計る方が大事なんです。

Googleアナリティクスは手順を踏んで調べればさまざまなデータを取り出せますが、その作業のハードルが高い。BiNDupに搭載予定のマーケティング機能は解析結果をグラフや達成率で表しサイトの改善をサポートします。※開発中に付き図版はイメージです。

サイトの目的を明確にして、ゴールに向けて夢中にする

トライ&エラーするためのきっかけ作りを提案

ページの表示速度、スマホへの最適化など、ここ数年のWeb制作環境はめまぐるしく変わっています。スピード感を持った運用を意識せざる得ない状況になりました。

BiNDの公式サイトも、昔は最新情報を出すタイミングで更新していたくらいでしたが、数値を見るだけじゃなく分析するようになってからは毎月のようにトライ&エラーを重ねています。同じ内容であっても、見出しのキーワードを変えたり、ボタンの文言やレイアウトの位置を変えたり、ここが原因かなというところを見つけては試行錯誤するんです。

集客対策は難しいと敬遠されがちですが、基本的には、日々数値の変化をチェックして問題の部分を改善していく作業の繰り返し。1回で正解を出す必要がなくて、数値が結果を示してくれるから迷う必要がないんです。まずは試して違ったら別の方法をチャレンジすればいい。積み重ねていくうち、データに変化が出てくる。少しでも良くなってきたらそれが醍醐味です。

そのきっかけ作りを、新しいマーケティング機能で提案できたらいいですよね。

新機能マーケティングツールのイメージ

サイトの目的を再認識し、課題と対策を把握できる

たとえばECサイトなら購入だし、見込客を獲得したいなら資料請求といったように、サイトの目的は何なのかをまず考えてもらいます。自分の選んだ目的がどのくらい達成できたかを数値でチェックできれば、やるべきアクションが明確になります。

コンバージョン(最終的な成果)に繋がったページや流入を数値化して評価する仕組みですね。

例で言えば、PV数は高くてもコンバージョンに繋がっていないページがあったら、アラートをくれるのがマーケティングツールの良いところです。Googleアナリティクスでも情報を取り出すことはできますが、いくつかの手順を踏まなければ出てきませんし、見落としたら気が付きません。でもこういう情報ってみんな知りたいはずなんですよ。

忙しくてデータをいちいち解析している時間がない人には頼もしいですね。

将来的にはキーワードプランナーのような機能も欲しいなと・・。キーワード作りにもテクニックがあって、ビッグワードは避けて地域と組み合わせるほうがいいとか、複数の類似のキーワードのほうが上位を狙いやすい。情報を知らない人にも、最適なキーワードが選べるようになれば、広告出稿のときなどにも応用できて便利だと思います。

Googleアナリティクスの画面

Web制作ツールと連携できる利点を活かす

サイト情報を持っているからこそ可能な提案

課題が見えても、サイトを修正するには実際に手を動かす人も必要です。それもまた集客の課題ですよね。

デザイナーがいるなら一緒に相談できるかもしれませんが、ひとりで運用しているならどんな風に改善するかまで自分で考えて変更する必要があります。サイト制作やデザインはBiNDの得意とするところでもあるので、将来的にはサイトのデザイン提案までできるように連携を強めていきたいですね。

たとえば、ボタンなどコンバージョンに繋がる大事な要素なのに、視認性の良くない色合わせがあったらアラートを出すなどは仕組み的にできると思いますね。
あとは、そうした改善を加えたタイミングの前後の変化をチェックしやすいように、いつサイトを更新・修正したかがグラフ内に自動で表示されるようにしてもいいですね。

そういう、制作ツールならではの連携を入れたいですね。週に1回でも更新できる人なら、更新と同じタイミングでGoogleアナリティクスのデータ解析を元にした提案に従い、自分でちょっとしたサイト改善ができるというのが理想です。小さな変化でも結果が見えてくれば、サイトの改善を楽しんでもらえるはずです。

ABテストやSEOアシスタントなどとの連携

あとはABテストを行う仕組みや、デザインを提案するような仕組みを確立できないか考えています。

ABテストとは、AとBの2つの異なるパターンを用意して、どちらがより良い成果を出せるのかを検証するものです。同時期に結果が見えるので成果アップまで効率化を図る点で欠かせませんね。

デザイナーとしては、ファーストビューで内容が把握できるかや、コンバージョンボタンまでのコンテンツの量などもチェックできて、ページ構成が原因で結果に至っていないところがあれば指摘できる仕組みがあれば、課題解決に繋がると思います。

スマホで撮影した写真をそのままサイトに使用する時など、画像が重すぎてページ速度に影響してしまう場合があります。そんなときはスピードテストと連携して指摘してあげられたら良いですね。

今でもBiNDには、SEO対策の基本チェックができる「SEOアシスタント」がありますが、これらのアラートを一緒に表示して内部施策も連携して行えると便利だと思います。

SEOアシスタントの機能はマーケティング機能でわかりやすく提案できるようになったら、自然と統合されていくでしょうね。

BiNDのSEOアシスタント

BiNDの新機軸、マーケティング機能の目指す方向

編集ついでに集客の課題を把握。気軽なアクションを促す

ユーザーさんのサイトで、目的は何かが見えないサイトに出会うことがあります。一番の目的は何かを見極めることは、サイトの運用を考える上で欠かせません。それは運用する中で変わっていっても良いんです。

サイト制作者の心情としては、資料請求もセミナーの申込も書籍の販売も行っているなら、全てのボタンを押してもらいたいかもしれませんが、同じような主張では、結局どれも押されないことになりかねません。何を最も促したいのかを整理することは大事です。

ちなみに、新しいマーケティング機能のキーカラーはイエロー
黄色には、’注意を促す’意味のほか、’活発’、’楽しい’などのイメージ効果があります。サイトの改善を常にポジティブに捉えていただきたいという思いで、元気なイメージで制作を進めています。

改善を重ねていけば少しずつ結果は変わっていきます。ぜひマーケティングの楽しさを知ってほしいです。

BiNDに言われて修正したら申込が増えた!と喜ばれるようなマーケティングツールにしたいですね。

マーケティング機能のインタビュー
マーケティング機能の搭載は今冬を予定しています。BiND製品をお持ちの方は新しいBiNDupを一番おトクに購入できる優待販売のご案内をご登録のデジタルステージID(メールアドレス)にお送りしておりますのでご確認くださいね。

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次回は、テンプレートのデザインディレクターがメガメニュー搭載テンプレートなど、新作の魅力を解説します。別売りの追加テンプレートを含めたすべてのラインナップが出揃いますのでお楽しみに。

※新BiNDupは開発中のため、内容は変更となる可能性があります。

  • POINT

  • Googleアナリティクスを眺めていても課題が見つからない人の救世主に!
  • サイトそれぞれの目的によって評価軸や課題を提案できるツールを目指す
  • サイト制作ツールと連携できるメリットを活かし、将来的にはデザイン案の提案も視野に

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