地味な改良をたくさん重ねた、BiND10の基礎ヂカラ
新しいBiNDは、新機能の搭載はもとより、実はよく使う機能を細かく隅々まで改良することが大きな改革でした。
ウェブコンポーザー白書でもリクエストの多かった、コピペ機能の改良やブロックエディタの操作性をアップ。
サイトをたくさん運営している人にうれしいマイサイトのフォルダ管理機能を追加しました。
さらには、サイトの表示スピードが遅くなる要因を減らすべく、パフォーマンスの改善も。
BiNDをよく使う人こそ実感できる、進化の実態をご紹介します。
日々の作業ストレスを軽減するUI変更
コピペ機能の改良、ブロックエディタとブラウザプレビューの連携の改善などなど…。基本操作の改良で日々の作業を軽減します。
1.ブロックエディタが半透明に!
ブロックエディタの上部のバーを掴むと画面が透過するため、編集後、その都度ブロックエディタを閉じなくても素早く反映した結果を確認できるようになりました。一度クセを付けてしまうと、使い勝手が格段に上がる機能です。
2.コピー&ペーストが改善
待望の、テキストのコピー&ペースト機能が改善。リスト構造やスタイル付きの文字情報でも問題なくペーストできるよう見直しました。
また共有ブロックが設定ONになっているブロックは上部が緑色になり、判別しやすくなりました。誤って他のブロックも反映させてしまう、なんていうミスが減ります。
3.PC/スマホでの情報の出し分けがしやすく
ブロックエディタの設定画面をいちいち開かなくても、サイトエディタ上でブロックごとにPC/スマホ別にコンテンツの表示/非表示を設定できるようになりました。情報をデバイスごとに細かく出し分けたい時にとても便利です。
4.スクリプト設定の管理がラクに!
外部サービスを取り入れたいときにカスタマイズで入力していたタグなど、ページ毎に管理していたスクリプト設定をサイト全体でも扱えるようになり、実装が格段にラクになりました。
運営サイトが多い人に朗報!マイサイトを整理整頓
作成したサイトをフォルダごとに管理したり、不要になったサイトをゴミ箱に移せるようになりました。誤って削除してしまった!というようなミスも防げます。
また、クラウドとローカルとでデータを同期するのに、サイトシアターからできるようになったりと、さまざまに格段と使いやすくなりました。
1.作ったマイサイトを探しやすく
作ったサイトが並ぶマイサイト一覧でフォルダが作成できるようになり、用途に合わせて仕分けして、サイトを分かりやすく管理可能に。検索機能もついたので、見つけたいサイトが探しやすくなります。
2.サイトの一括削除が可能
ゴミ箱機能が追加され、複数のサイトを選んで一括削除ができるようになりました。誤って削除してもゴミ箱に残っていれば、元に戻すことも可能です。
3.クラウドとローカルでデータの同期がしやすい
BiNDクラウドとBiNDのローカル環境でサイトデータを同期する機能「BiND Box」を利用するための、設定のON/OFFがサイトシアター上で可能になりました。あらかじめ同期する設定にしておけば、サイトのサムネイルをクリックするだけでON/OFFが切り替えられます。
ホームページの表示スピードを改善
サイトの表示スピードは、離脱率に関わる重要な要素。
画像サイズの最適化を始め、HTMLの構造や仕組みを見直すなど、表示スピードを改善するためにいくつもの策を施しました。
1.大きすぎる画像を自動で30%サイズダウン
Googleが推奨する画像エンコーダーを導入し、画質を維持したまま画像サイズを30%削減して、最適化します。
2.HTMLの構造を見直しページ表示速度がアップ
HTMLの構造を見直し、ブラウザがCSSやJavascriptを読み込みやすいようスピードアップを図りました。BiND10で生成するサイトであれば、特別な設定をしなくてもページ速度の改善が期待できます。
3.CSSやJavascriptを圧縮して高速化
さらに、BiNDクラウドのサーバー機能やWebLiFE*サーバーでサイトを公開しSSLを有効化すると、CSSやJavascriptのファイルを圧縮する処理が加わります。それにより転送量が減り表示速度を高めることが期待できます。
いかがでしたか? 地味な改良こそが日々の運営を快適にするもの。
これ以外にも、作業を効率化させるためのショートカットを搭載するなど細かな改善が施されています。(詳しくはまた次回)
10年間の集大成にふさわしい、サイト作りの不安や不満を解消できる使い勝手にこだわったバージョンアップです。ご期待ください。
POINT
- よく使うブロックエディタのUI、コピペを改善
- フォルダ作成や一括削除、クラウド同期など作ったサイトの管理をしやすく
- ページ表示速度アップのための3つの施策