SmoothGrowの初期設定でつまずかないためのGoogleアナリティクス入門

今夏にベータリリースしましたホームページ作成サービスBiNDupのマーケティング機能『SmoothGrow』はお使い頂けてますか?
既にGoogle AnalyticsやGoogle Search Consoleをお使いの方は難なく設定が出来たかと思いますが、まだ不慣れと云う方は初期設定が少し難しいかもしれません。
と云う訳で、今回は初めての方でも解る様に、完全にまっさらな状態からSmoothGrowの初期設定を行うまでの流れを出来る限り丁寧に解説したいと思います。

まず初期設定を行うには以下が必要になります。

  • Googleアカウント
  • BiNDupアカウント(契約中である事が前提)
  • BiNDupで作成した公開中のWebサイト

それでは早速、設定解説に移りましょう。

AnalyticsとSearch Consoleの初期設定

まず前提としてSmoothGrowでサイト解析を行うには、Googleが提供している解析ツール「Google Analytics」と「Google Search Console」との連携が必要となります。

ホントはSmoothGrowでこれらの初期設定も自動で行えるのが理想だったのですが、Googleさんのガードが硬く初期設定のシステム連携が出来ませんでした。
諦めずGoogleさんの仕様変更を待ちたい処ですが、現状の初期設定はそれぞれ個別に行って頂く事になります。御免なさい。

ちなみにAnalyticsとSearch Consoleナニソレ?って方は、

  • Analytics:Webサイトのアクセスを解析するツール
  • Search Console:Webサイト自体を解析するツール

とざっくり覚えておいて下さい。

アカウントとプロパティとビューの関係性

Analyticsは「アカウント」と「プロパティ」と「ビュー」と云う階層で構成されております。

それぞれの関係性は以下の通り。

「アカウント」と「プロパティ」と「ビュー」

  • 「アカウント」は事業体単位(企業や店、団体など)で管理します。
  • 「プロパティ」は上記に属するサイト単位で管理します。サービスサイトやオウンドメディアなどで区別します。
  • 「ビュー」は分析データを分類するのに使います。

ビューは少し難しいので今回は省略します。
覚えなくても初期設定は可能なので何となく「こんなのがあるんだな」くらいで流して頂いて構いません。

Analyticsの初期設定

お持ちのGoogleアカウントでAnalyticsのサービスにログインします。

Analytics初期設定

アカウントの作成を行います。
ここでは企業名や店名、団体名などをつけると良いでしょう。

Analytics初期設定

測定の対象はWebサイトなのでそのまま「ウェブ」を選択します。

Analytics初期設定

プロパティの設定を行います。
それぞれのサイト情報を入力して作成します。
その後、利用規約の同意を求められるので読んでから同意します。

ちなみに冒頭で解説したビューですが、プロパティ設定時にデフォルトのビューが自動作成されます。
今回はそちらを使用するのでビューの設定は省きます。

Analytics初期設定

プロパティを作成すると「トラッキングコード」が発行されるので、このコードをBiNDupのサイトに設定します。
それによってサイトの情報をAnalyticsに送信する事が可能になります。

Analytics初期設定

BiNDupでの「トラッキングコード」の設定箇所は、
サイト設定> アクセス解析 > <head>内
ここに貼り付けてアップロードして下さい。

BiNDupのトラッキングコード設定

これでAnalyticsの最低限の設定は完了です。

Search Consoleの初期設定

続いてSearch Consoleを設定してAnalyticsに連携させる流れを解説します。
Analyticsのプロパティ設定を下にスクロールしていくと「Search Console を調整」と云うボタンがありますのでクリックします。

Search Console初期設定
「Search Consoleの設定」ページに遷移するので「追加」リンクをクリックします。
Search Console初期設定
Search Consoleの選択画面が表示されますが、この時点では未設定なので何も表示されません。
「Search Console にサイトを追加」ボタンをクリックしましょう。

Search Console初期設定
遷移すると「このプロパティへのアクセス権がありません」と表示されますが、「所有権を証明」ボタンをクリックします。

Search Console初期設定
所有権の確認方法ですが、既にBiNDupでサイトを公開している場合であれば、「HTMLタグ」での確認が簡単です。
まず、メタタグをコピーします。
この時点ではまだ「確認」ボタンは押さないで下さい。(押しても所有権が確認出来ないので先に進めません。)

Search Console初期設定
メタタグをコピーをしたら再びBiNDupに移ります。
先程「トラッキングコード」を貼り付けた箇所に戻り、その下に貼り付けます。
「トラッキングコード」の上に貼り付けると所有権が確認出来ない様なので、必ず下に貼り付けて下さい。
貼り付けて適用したら再度アップロードします。

BiNDupのメタタグ設定
Search Consoleに戻って先程の「確認」ボタンをクリックします。
「所有権を証明しました」と表示されたら成功です。
「完了」ボタンをクリックしてSearch Consoleの初期設定は完了です。

Search Console初期設定
先ほどのSearch Console選択画面に戻ると今度は設定したサイトが選択出来る様になります。
ラジオボタンをクリックしてから「保存」ボタンをクリックします。

Search Console初期設定
これでAnalyticsにSearch Consoleが連携され初期設定が完了しました。
お疲れ様です。

SmoothGrowの初期設定

さて、ここからが本題のSmoothGrowの初期設定です。
ここまで来ればあと少しなので頑張りましょう。

SmoothGrowはWebサービスなので、使用するにはWebアプリから起動する必要があります。
Webアプリ内にサイトデータが無いと初期設定が行えませんので、普段デスクトップアプリを使っている方はサイトデータをエクスポートしてWebアプリにインポートしましょう。
なお、初期設定が終わりデータ連携ができてしまえば、それまで通りデスクトップアプリから編集/更新しても問題ありません。

サイトデータのエクスポートとインポート方法についてはマニュアルをご覧下さい。

BiNDupマニュアル『サイトデータを移行する』

Webアプリのサイトシアターにサイトデータがある事を確認したら、左のメニューから「サイトを解析」をクリックします。
SmoothGrowの初期設定
「サイトを登録」から解析するサイトを選択します。
SmoothGrowの初期設定
「サイトの分析とゴール」からサイトの分析目的を選択します。
SmoothGrowの初期設定
「来て欲しいユーザーの特徴」を選択します。
特に決まってなければ予測で構いませんのでイメージして選択しましょう。
SmoothGrowの初期設定
「来て欲しいユーザーの特徴」の名前と属性を設定します。
ユーザーの代表者として今後お付き合いする事になります。
何となくサイトに訪れるのはこう云う人かなと云うイメージを設定します。

▽設定に迷ったら?参考記事はこちら

苦手なアクセス解析をもっと身近に! BiNDupのSmoothGrowを使ってみた

SmoothGrowの初期設定
「データを連携」から先程設定したAnalyticsとSearch Consoleを接続します。
ここではAnalyticsの「連携する」ボタンをクリックしましょう。

SmoothGrowの初期設定
どのGoogleアカウントを紐づけるか確認されますので、先程AnalyticsとSearch Consoleを設定したGoogleアカウントを設定します。
色々許可を求められるので全て許可して下さい。

SmoothGrowの初期設定
再びSmoothGrowに戻るとAnalyticsで設定したビューが表示されるので、選択します。

SmoothGrowの初期設定
「目標(CV)を新規作成」から「目標をクイック作成」をクリックします。

SmoothGrowの初期設定

既におおよその設定値が入ってますが、「閲覧数の指定」が空なので数値を入力します。
例えばサイトに何回訪問してくれたらファンとみなすか、潜在顧客とみなすかなどの参考値になります。
取り敢えず同じ人が5回も観に来てくれたら興味関心高いでしょと云った感じで「5」を設定しました。

SmoothGrowの初期設定
最後に「Google Search Console連携」でサイトを選択します。

SmoothGrowの初期設定
初期設定が完了しました。
大変お疲れ様でした。

SmoothGrowの初期設定
これでサイトのアクセスデータ等が蓄積されてゆき、SmoothGrowでデータ分析が出来る様になります。
一度設定を終えてしまえば、SmoothGrowが解り易く分析してくれるので諦めずに試してみて下さい。

BiNDupでサイト解析を始める

Googleアナリティクス・サーチコンソールで見るべき15の数字

無料だけど少し難しいGoogleの解析サービス。どこをチェックすべきか、押さえたい15の項目をわかりやすく解説します。

今すぐ資料をダウンロード
  • POINT

  • SmoothGrowの設定にはBiNDで作成した公開中のWebサイトが必要
  • SmoothGrowを使うにはGoogle AnalyticsとSearch Consoleの連携が必要
  • 初期設定さえ終われば、あとはSmoothGrowが分かりやすくデータを解析してくれる

あわせて読みたい