<レポート>飲食店や美容室の店舗経営のための最先端ホームページ活用術

東京・飯田橋にて、飲食店や美容室などの独立開業型店舗におけるビジネスでのコンバージョン・顧客獲得のノウハウを伝えるセミナーがASCII.jp主催で行われました。対象は、飲食店の経営者、ウェブマーケティング担当者、それらを支える事業者です。

今回は飲食店関係者8割、美容室関係者2割が参加。一般的なウェブ活用の話ではなく、登壇者の経験から導きだされた、実店舗が存在する飲食店や美容室だからこそ可能な、ウェブの役立て方を展開しました。

▽セミナーの詳細はこちら
「独立開業店舗」に効くウェブ展開【ASCII STARTUP×BiND】」
※このセミナーは終了しています

トークセッションの登壇者


トークセッションの出席者は、数々のウェブディレクション書籍を手がけ、ホームページのプロデュースに詳しい株式会社まぼろし 取締役CMO益子貴寛氏。

大手カフェチェーンにて、店舗の売り上げを作りながら、社員の育成、キャリアコンサルティングや評価に携わり、現在はWeb業界でのクリエイターの育成やサポートをされている植松理恵氏。

ホームページ作成サービス「BiNDup」を手がける株式会社デジタルステージの代表取締役で、経済産業省や東証一部上場企業、地方自治体、スタートアップなどの顧問を歴任し、経営・ブランディング・マーケティングなどに幅広い知見を持つ熊崎隆人の3名。

飲食店や美容室にホームページは必要なのか?

強力なポータルサイトが存在する、飲食店や美容室においても、自社で運用するホームページが必要なのか?
この疑問は、今回の参加者のように、実店舗の運用で忙しい個人事業主にとっては切実な問題です。

それに対し益子氏は、「自社サイトは必要である」と断言。その理由として、以下5点を挙げていました。

実店舗がホームページを持つべき理由

  • ポータルサイト内とは違う独自のブランディングが図れる
  • ポータルサイト経由とは異なり、掲載手数料等がかからない
  • 正しい情報をタイムリーに伝えられる
  • SNSとの連携で、活発さを伝えられる
  • 採用募集ができる

実店舗の場合は以下も当てはまります。
基本的にポータルサイトで予約された場合の情報はポータルサイトのものなので、自社サイトで予約が取れれば顧客データを所有できることもメリット。また、ポータルサイトの場合、販促のターゲットがリピーターではなく、新規顧客になります。

実店舗の運営では、席数や対応可能な人数に限りがあるので、やみくもに来店者を増やしても、常連が離れてしまうという事態になりかねません。

それに対して熊崎が常連やリピーター客をいかに増やして安定的な集客を獲得できるかを提案。
新規顧客を獲得することは、顧客を維持するよりも5倍のコストがかかると言われているので、
実店舗こそ、顧客維持を重要視すべきと語りました。

実店舗に必要な顧客維持型マーケティング

  • 顧客の囲い込み
  • 顧客内シェアの拡大
  • 顧客満足度
  • 双方向コミュニケーション
  • 顧客との協力関係・学習関係
  • 顧客ニーズの把握

情報を更新し続けることで、リピーターの来店理由を作り
空いている時間ができたときに、お得意さんだけにSNSで予約案内を出すなど双方向のコミュニケーションを実践していくことで、常連さんが自ら土日を避けて予約してくれるなど、顧客との協力関係が作れるようになるとのこと。

この協力関係が作れるのは、実店舗と自社のホームページの組み合わせならではと言えるでしょう。

実店舗がウェブを使ったプロモーションをするときのポイント

SEOでの集客は、激戦区は50万円くらいの広告費がかかると言われます。サイトを立ち上げたばかりの場合は少しお金をかけることも必要ですが、実店舗にとってはSNSやブログを活用してサイトの更新頻度を高めて、自然流入を促すほうが、コストがかからず長期的に見ても効果的なプロモーションになります。
登壇者3名によるパネルディスカッションから、実店舗のウェブプロモーションに効果的なポイントを5つ紹介します。

お客様に直接聞く

販促用のSNSツールで悩んだときは、ネットで調べるよりも、実際に来店してくれたお客様に直接何を使っているかを尋ねてみましょう。リアルな声を聞けるのが実店舗の強みです。(熊崎)

お客様に詳しい店員を作る

ターゲットとしている顧客が、どんな情報を欲しているかを一番よく知っているのが、直接お客様と接している店員やメンバー。メンバーのコミュニケーション能力を大いに活かしたプロモーションをしましょう。(植松氏)

来店理由を作り出す

新鮮な〇〇が入ったから来ませんか、髪型を変えると気分も変わりますよなど、行動の理由となる情報を提供することで、来店を促しましょう。情報によって納得すると、人は行動を起こしやすくなります。(熊崎)

「あなた」をカギにした文面を考える

ブログの内容を考えるときは、あなたの世界が広がる、あなたの生活が変わる、などのように「あなた」を主軸にした文面にすると、顧客との距離が縮まり、押し付けの情報ではない印象を与えることができます。(益子氏)

客単価を下げないこと

新規のお客さんに対してクーポンの活用は効果的ですが、割引率の高いクーポンを用意すると常連化しないお客ばかりなってしまいます。客単価を下げないキャンペーン作りが大切です。(熊崎)

ブログが資産に繋がる理由

飲食店なら新メニューの紹介や飲食業界の蘊蓄、美容室ならカットの紹介や髪のお手入れなど、、少しづつでも、1年、2年の積み重ねがあったら、他店舗はまねのできないあなただけのコンテンツになります。
ブログは日記と同じで嘘が入りにくいので、その店舗のリアルを判断する材料になり得るのです。
サイトや実店舗のファンを作るだけでなく、人材募集の際にも、会社の思いやスタンスがブログですでに伝わっているので、求めている人材とのマッチングが早いという利点があります(植松氏)。

飲食店や美容室に限らず、実店舗の顧客を作るにはブログの活用がおすすめであると言えます。
BiNDupなら、SNS連携やブログ機能で手軽にコンテンツを強化。サイト内ブログで回遊率やCVRを上げる仕組みが豊富なので、自社ホームページを効率的にアピールできます。

BiNDupでブログを取り入れたサイトを作る