求人活動の際はぜひ、自社サイトに求人ページを用意しましょう。
自社の採用に対するメッセージを採用サイトのキービジュアルとキャッチコピーにしっかりと掲示できれば、情報が横並びとなるポータルサイトでは伝えきれない、採用の目的や求める人材なども効果的に伝えられ、よりマッチした人材の確保が可能となります。
また、採用サイトにエントリーフォームを用意することで、採用応募を直接受けつけられる点もメリット。そして、会社情報などの詳細はコーポレートサイトを見てもらうなど、採用サイトと有機的に連携できるのも大きな理由です。
toB向けにコンサル事業を手掛ける「株式会社ミライフォース」のサイトを実例に、「採用」にフォーカスしたサイト作りをレクチャーします。
今回は採用サイトに必要なキービジュアルとキャッチコピーについてです。
BiNDupには採用サイトを作るのに便利なテンプレートがいくつか収録されています。今回はそのテンプレートを使ってカスタマイズしていきます。
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BiNDを利用する場合、キービジュアルは、画面左上の「設定」ボタン(歯車のアイコン)から「ページ設定」のタブを開き、「ビルボード」の画像を変更します。「画像ファイルの選択」で、「写真フォルダ」にある画像を選ぶのが手軽です。自分たちで撮影した写真、無料素材や有料素材を用意し、「ユーザーフォルダ」にアップロードしたものを使うのもよいでしょう。
1.キービジュアルとキャッチコピーのヒント
キービジュアル上のキャッチコピーは、ブロックエディタから編集できます(ブロック左上の「編集」をクリック)。右側の画像の部分の「編集」をクリックすると、BiNDクラウドに用意されている画像編集ツール「SiGN Pro」が開くため、キャッチコピーのテキストが直接編集できます。編集が終わったら「完了」「適用」をクリックすると、ページに反映されます。
コーポレートメッセージやブランドメッセージなど、最近のキャッチコピーのトレンドには、「句点(。)をつけて言い切り感を強める」「英語(カタカナ語)に頼らず、日本語の語感を活かす」といったことがあります。ミライフォースでは、「Make a New User Experience.」という英語を飾りとして用いながら、日本語では「あなたとつくる、顧客体験のミライ。」としました。
ここで「つくる」をひらがなにしたのは、有形のモノを「作る(制作する)」だけでなく、無形の体験などを「創る(創造する)」という意味を込めたいと考えたからです。また、「ミライ」は「ミライフォース」という社名にかけて、漢字ではなくカタカナにしました。
さて、ほかのブロックも同様に、1つひとつていねいにカスタマイズしていきましょう。
2.ビジュアルの用意にストック素材を利用する
なお、自分でビジュアルを用意するのが難しい場合は、デジタルステージのテンプレート素材提供サービス「materials」を活用するのがオススメです。1000万点以上の素材が揃っており、ポイントを使えば無料で利用可能です。
3.言葉をより印象付けるWebフォントを利用する
またフォントは、画像ではなくテキストとして表示される「Webフォント」を使うと、検索エンジンに対する内的SEOの効果が期待できます。FONTPLUSが提供する500書体近くもの日本語フォントが使えるので、キャッチコピーの持つ言葉をより印象的にするのにとても役立ちます。
次回予告
次回は、決め手となるアイキャッチの作り方や募集要項文言の考え方、スタートアップ企業の採用サイトでなぜこのようなコンテンツを入れたほうがよいのかといった点も丁寧に解説します。
自社の採用サイトを作るなら、豊富なテンプレートから初めてでも作れるBiNDupがおすすめです。
※ASCII.jpより転載
POINT
- ページ内で目を引く、上部のキービジュアルとキャッチコピーにこだわる
- コピーは「句点(。)をつけて言い切り感を強める」「英語(カタカナ語)に頼らず、日本語の語感を活かす」のが最近のトレンド
- Webフォントを使うと検索エンジンに対する内的SEOの効果が期待できる