BiNDクラウドと、他のWeb制作ツールとの大きな違いのひとつは、サイトを公開するためのサーバーが付いている以外にもWebサーバーとしての機能が付属されていることです。でも、「おまけでついてくるサーバー」という認識がぬぐい去れない方もかなりたくさんいらっしゃるように思います。^^;
そこで今回は、一般のWebサーバーのホスティングから乗り換えてもBiNDクラウドのサーバー機能は使用に足るのか否か? 検証したいと思います。
Webサイトを公開・運営するのに欠かせないのが「Webサーバー」です。一般のプロバイダーのサービスでは、「ホームページ公開スペース(サービス)」などと呼ばれることもあります。作成したWebサイトのデータをWebサーバーの所定の位置にアップロードすることで、世界中からアクセスできるようになります。
一般に「ホスティング」や「レンタルサーバー」と呼ばれるサービスでは、Webサイトの公開サーバーだけでなく、オリジナルのURLの取得、メールアドレスの発行など、インターネットでの発信をスムーズにするためのインフラをまとめて提供しています。
BiNDクラウドは、Webサイトを制作・編集する機能だけでなく、こうしたサーバー機能がセットになっています。もしかすると、現在契約中のサーバーで使っている機能をすべて、BiNDクラウドでまかなえるかもしれません。
以下に、一般的なレンタルサーバーサービスで用意されている機能と、BiNDクラウド・プロコースのサーバー機能を比較してみましょう。
使えるWebサイトの公開領域は300GB(FTP接続)
レンタルサーバーの場合は、利用できるサーバーの領域がそのままお値段に反映されることがありますが、BiNDクラウドのサーバー機能では、使用できるWebサイトの公開領域は300GB、公開できるサイトの数は無制限です。
また、オリジナルドメイン(独自ドメイン)の設定に対応しているのはもちろん、最大5つまでのマルチドメインが設定できます(ビジネスコースでは40個までのマルチドメインに対応)。
サーバーには、FTPでの接続が可能です。つまり、BiNDクラウド以外のツールで作成したサイトが複数あっても、BiNDクラウドの1つの契約でまかなえます。
さらにSEOの評価にも繋がるセキュリティに配慮したSFTP接続にも2017年1月以降、対応を予定しています。
セキュアで安心のSFTP接続には2017年1月以降、対応予定
公開サイトにパスワードが掛けられる
さらに、サイトの特定のディレクトリに対してパスワードを設定することも簡単。BiNDクラウドのサーバー機能「かんたんパスワード」を使うことで、ページの一部を会員限定コンテンツにしたり、サイト全体を顧客専用などにして、一般のユーザーが閲覧できないように制限をかけることも可能です。
ショッピングカートの高度な機能もすべて入っている
BiNDクラウドは、ショップカート機能にも対応しており、商品販売のページ作成・管理に追加料金はいりません。サイトを公開したうえで、別途サーバーを契約してショップを運営している場合は、BiNDクラウドのほうがお得かもしれません!? もちろんスマートフォンの表示にも自動で最適化。なお、デジタルデータのダウンロード販売にも対応しています。
売り上げの推移や在庫管理ができるわかりやすい管理画面
独自メールアドレスの発行も無制限
オリジナルドメインを取得した場合は、メールアドレスも、オリジナルドメインのものを発行可能です。メールアドレスは無制限で発行できるため、SOHOやスモールビジネスでも公開など複数のメールを使い分けたり、小さな会社やお店で、メールアカウントをスタッフ全員に発行することができます。Webメール「RoundCube」を利用することで、メールアプリを使用せずにメールをチェックすることも可能な機能が提供されます。
110万点以上の素材ダウンロードサービスを利用可能
写真や音楽など、Web制作に欠かせない素材をダウンロードできるサービス「materials」が無料で利用可能です。materialsは世界最大級の素材提供サービス「Gatty Images」と提携し110万点以上の素材を保有。使いたい素材を豊富なライブラリから好きに選んで利用できます。
※毎月ダウンロードに必要なポイントがコースにより付与される仕組みです。
https://materials.digitalstage.jp/
メルマガ配信サービスやWebフォントも利用OK
ステップメールやHTMLメール配信も最近は企業にとっては欠かせません。実は、BiNDクラウドのプロコースには、HTMLメール配信サービス「Benchmark Email」が利用できる(年間12,000通まで無料)ので、別途メルマガ配信でコストが掛かってるようなら場合により削減できるかもしれません。
また、日本語Webフォントは、サイトのPV数によって従量課金となることが多いですが、BiNDクラウドはこれもインクルード。PV数や使用フォント数に関わらず追加料金は要りません。
外部のサーバーへもアップロードが可能
なんと、BiNDクラウドでは、BiNDが用意したサーバー以外にも外部の任意のサーバーにサイトをFTP接続することが可能です。事情があり、公開するサーバーが限られている人などはとても重宝しそうです。ほかのWeb制作サービスにはない、画期的な特徴と言えますね。
いいこと尽くめ?のBiNDクラウドのサーバーですが、Web制作・編集機能を含めたあらゆるサービスを網羅しているプロコースなら、月額2480円(年契約の場合、月換算)。
BiNDクラウドを使ってみたいけれど、いまのレンタルサーバーと比較すると高くなる…と心配していた方、パッケージのBiND+サーバー代が掛かっていることを考えればむしろBiNDクラウドに乗り換えたほうがお得かもしれません!
POINT
- BiNDクラウドは、Web制作サービスだけでなく、Webメール利用など各種サーバー機能が付いている
- BiNDのWebサーバーなら、SFTPで接続、httpsサイト(常時SSL)として公開可能!
- BiNDクラウドで作ったサイトを外部のサーバーにもアップロード可能