インスタ映えする写真が加工できる、人気のスマホアプリ厳選6つ

「インスタ映え」する写真のニーズは留まるところがありません。ただでさえ雰囲気のよい写真が多いインスタで、ハッとさせるほどのきれいな写真を撮るには、カメラレンズの性能と撮り方も大切ですが、最近では驚くほど高性能でオシャレに加工できる写真アプリが多数あります。

今回は、風景写真や静物、ポートレートなど幅広いジャンルの写真が加工でき、もっと魅力的に補整できるスマホアプリをご紹介します。こだわり派にもおすすめです!

1.「カメラのように」撮りたい人のための「Camera+」

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Camera+
iOS
Androidなし

「Camera+」は高度な撮影機能とレタッチ系の両機能が用意された、写真アプリの中では定番人気の高機能カメラアプリです。その理由は、使い勝手の良さと機能の豊富さ、もっといえば一眼レフカメラのような写真を作れるため、写真にこだわる人に人気があるからだと言えるでしょう。有料ですがおすすめできます。

撮影機能は、デジタルズームやセルフィー用の前面フラッシュ、露光調整はもちろん、望遠モード、ワイドモードといった一眼レフカメラ風のモード選択ができ画角の変更ができます。また、シャッタースピード調整やスタビライザー機能があるため、夜景や、滝や小川の水の流れがなみなみと流れる様子など、通常のカメラアプリでは撮りづらいシーンを撮影することもできてしまいます。

補正機能は、撮影対象物に合わせたシーン別の簡単補整モードと、詳細な設定ができる補整や鮮明化、完璧な調整ができるレタッチモードがあります。一部のフィルターは追加課金が必要ですが、Instagramでは作れない味わいのフィルターが多数あります。

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撮影モードには、多数のオプションがあり、きめ細やかな設定をした上での撮影が可能です。

下は補正前の写真。虹が撮れていますが薄めです。

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下は補正後。夕方の雨上がりらしい雰囲気が出せました。

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風景でも人物でも、補正をするときは「シーン」別でシーンを選ぶとホワイトバランスが調整されるのでワンタッチで色味のバランスが整います。また、「ラボ」機能には多くの補正機能が用意されています。図では「透明」機能を使って調整しています。

2.ポートレートモードのような写真を「Bokeh Lens」で

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Bokeh Lens
iOS
Androidなし

iPhone 7Plusや、HUAWEI Mate 9(Android)などは、背面レンズがダブルになっていて、ボケ味のある写真を撮影することができます。全面にある被写体が引き立つので「ポートレートモード」などと呼ばれています。

背景が気になる場合や、前面に配置した人物や食べ物などにだけピントを合わせてほかをぼかしたいという場合は、この「ポートレートモード」を使えばよいのですが、光量や撮影位置の問題で思い通りの被写界深度が出せない場合もあります。そもそも、iPhone 7や6以下を始めとするほとんどのスマホにはポートレートモードがありません。しかし、この「Bokeh Lens」を使ってレタッチすると、被写体以外を擬似的にぼかすことができます。

単機能アプリなので使い方はシンプルで、(1)写真を読み込み(2)ピントがあった状態にしたいエリアをブラシで塗りつぶし(赤くなります)(3)適用量を調整するだけで、誰でも確実にボケを作成できます。

被写体を選択中の状態が下。指でぼかさない部分をすべて塗りつぶします。

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背景のボカシと選択した被写体の縁をどのくらいまでボカすかは、微調整できます。下は実行例。

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3.幻想的な写真もお手の物な「Bokeh Photo Editor」

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Bokeh Photo Editor
iOS

雰囲気のある写真にしたいけれども、色味を変えるだけのフィルターでは物足りないときに、おすすめのアプリが「Bokeh Photo Editor」です。ポートレートや風景写真にひと味付け加えたい場合にお勧めのアプリです。

定番のフィルタをかけた上に、ハートや稲妻など豊富なオブジェクトを追加できる機能はほかのアプリにもよくありますが、そのパーツの細かさと豊富さは群を抜くものがあります。さらに、不自然な加工にならないように、レイヤー効果で透明度と彩度を調整して、写真に馴染ませることができるのがポイントです。パーツを上手く選べば、1枚の写真からさまざまなバリエーションが楽しめそうです。

写真のトリミングや傾き補正などはないので、あらかじめ下調整した写真に味付けするアプリとしてお勧めです。

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パーツをスタンプのように並べて簡単に絵作りできます

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レイヤー画面でパーツごとに透明度と彩度を調整できます

4.自然なレンズフレアやアナログ加工が追加できる「MOLDIV」

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MOLDIV
iOS

屋外写真などで入ったレンズフレアや光のオーバーレイなどは、写真がイキイキして感じられるものですが、残念ながらデジタル制御されたスマホで撮影した写真では、アナログフィルム写真と違ってレンズフレアはほぼ起こりません。

MOLDIVは、アナログのカメラで撮ったような味のある写真が作れるアプリ。写真全体をキラキラさせるような女子力のあるフィルターから、覆い焼きや焼き込みなどフィルム現像をしたときのような効果まで追加できます。幻想的な写真に仕上げたいときにおすすめです。

ほかにも、多数のフィルター、ビューティー機能などがオールインワンになっています。無料でダウンロードができますが、機能によりアプリ内課金が必要です。

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写真を読みこんだら、下部のメニューからフィルターや加工メニューを選択。

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テクスチャを選択するとワンクリックでこんなイメージにも。テクスチャフィルタは課金のものが多いですが、お気に入りのものが見つかれば、購入の価値は十分ありそうです。

5.Adobeソフトの使い心地をスマホでも「Lightroom」

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Lightroom
iOS
Android

ご存じ一眼レフのデジカメなどで撮影したデータを現像するPCアプリとして定番の「Lightroom」のスマホアプリ版です。無料で、Adobeのよく練られた画像補正の機能が利用できます

なお、部分的な補正を行いたい場合に使う選択ツールを使うためには、最初にAdobe IDを取得してアプリにログインする必要がありますが、選択ツールがまた使いやすい。写真の補正時にクイックマスクを使って人物だけ明るくしたいなあ、といったニーズがある人には特におすすめです。

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選択範囲を作成し、その部分にだけ編集を加えることができる

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リアルタイムプレビューのトーンカーブも使えます。

6.キラキラ模様の追加やフィルターが人気の「Afterlights」

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Afterlights
iOS
Android

Instagramよりもうちょっと細かく設定したりフィルターのバリエーションがほしいときに試してみたい定番の画像編集アプリ。操作感がよく、必要とされる加工機能はほとんど最初から入っています。
一部、インスタントフィルムやテクスチャを加えるフィルターは課金(それぞれ現在120円)が必要です。

自分が選んだフィルタと微調整した内容を「Fusion」として保存できるため、繰り返しの微調整が楽になります。Photoshopのアクションを知っている人ならば、必ず「便利!」と思えるはず。また、マニュアル操作が可能なカメラ機能も充実しています。

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撮影または読み込んだ画像を下のボタンから編集していきます。フィルムの形のボタンからエフェクトの追加ができます。

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左上のエリアを中心にフィルムの焼き込みやかすれのような効果を加えてみました。

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効果のリストから「Fusion」を選んで開くと「+」ボタンからアクションの記録がスタートできます。アクションを選んで再生すると、保存した通りのアクションが別の写真にも瞬時に適用できるのが便利。

いかがでしたか? 趣味の世界でもビジネスの世界でも、ビジュアルによる訴求力の重要度が増すこのごろ、いつもの写真にちょっとひねりを加えてみてはいかがでしょう?

これらのスマホで加工した写真をホームページで使いたいとき、PCへの便利な移行方法は以下の記事で紹介しています。

Instagramの写真をホームページで使いたいとき役立つワザ

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  • POINT

  • インスタ以外の写真アプリも使って、印象的な写真に仕上げてみよう
  • Photoshopのようなマニュアルの加工機能が使えるアプリも多くある
  • 写真に合わせてボケやフレア、テクスチャなどを加えるワザを使ってみよう

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