SNSを活用したプロモーションには様々な方法があります。
前回の記事で、自社の商品やサービスにマッチしたSNSの選定や、目標設定を学習できたと思います。今回はFacebookページを例に、目標に向けてどのような施策を打っていったら良いか企業の事例を交えてご紹介します。
ポイントはSNSの特性を理解しつつ、企業アカウントだからといって固くならずいかにファンの視点に立てるかです。

Facebookページを活用した施策
まずはじめに、企業活動やPRのためにFacebookを利用する場合は、個人用のFacebookアカウントではなく「Facebookページ」を利用しましょう。
簡単に説明すると、Facebook上のホームページのようなもので、その特徴も紹介します。

Facebookページの特徴
・企業名やサービス名などで登録が出来る
・Facebookページに「いいね!」を押してくれた人は友達ではなく「ファン」として扱われ、ファンの人数は無制限
・Facebookにログインしていない人でも閲覧できる
・複数の人数で運用管理が出来る
・Facebookページとしてメッセージを受け取れるので、お問い合わせフォーム代わりに使ったりすることが出来る
・Facebook上での広告を打つ事が出来る。
・インサイト(投稿や広告に対しての反応を調べる機能)が使える
・投稿した内容は、YahooやGoogle等の検索エンジンの検索対象になる
Facebookページを活用している事例
①日清
チキンラーメンやカップヌードルでおなじみの「日清」は商品ごとにFacebookページのアカウントを開設していて、クスッときて思わずシェアしたくなるような投稿が多く見られます。
また、新商品の告知やキャンペーン告知など宣伝色の強い投稿はユーザーから避けられやすい傾向にありますが、日清はギャグ要素を入れて面白くしたり、「ひよこちゃん」というキャラクターが運営している体で、柔らかい文体で宣伝色をなくし、ユーザーに楽しんでもらいながら上手に商品をPRしています。

<ポイント>
- 良い意味でクセがあり、独創的で心に残りやすいページになっている
- 商品ごとにそれぞれページを分けている
- ターゲット層のファンが見た時の印象を想定した運用をしている
②RIEDEL(リーデル)
「RIEDEL(リーデル)」は250年以上の歴史を誇るワイングラスの名門ブランドですが、日本ではまだまだワインの文化が浸透しておらず、ワイン文化がなければ、その「道具」としてのワイングラスも必要とされないと考えたそうです。
そこで「ワインがあるライフスタイルの提案」をコンセプトとして、「ワイン好きがワインについて語り合う場」としてFacebookページを開設しました。
「辛口ワインと甘口ワインのどちらが好きか?」という投稿には4, 000以上のいいね!、シェア107という反応がありました。コメントではファンがどちらが好きかを語り合い、それぞれのコメントにいいね!を付け合うという交流も多く見られました。

<ポイント>
- 「ワインが好きな人」がどんな話題なら反応したくなるかをしっかり捉えている
- ワインに合うおすすめの料理やワイングラスなど読者が嬉しがるようなを写真を投稿している
- ワイン好き同士の語らいの場と認識してもらえている
③下呂市公式インスタグラムアカウント
岐阜県の下呂市が運営するInstagramアカウントでは、下呂市の風景など下呂市に関する投稿をしているユーザーを「#下呂アンバサダー」に指定し、そのユーザーの投稿をリポストしています。
このように市の公式アカウントは、地域が広範囲で情報収集やコンテンツ作成が困難なため、ユーザーを公式アンバサダーに認定するという手法は効率的なやり方です。

個別の許可取りも不要、もしくは簡易的に済ませられますし、自分の投稿が自治体の公式アカウントに活用されたユーザーは嬉しさを感じられるためwin-winの関係と言えます。ただし、当たり前ではありますが、継続的に気持ち良い関係性を築いていくために、ユーザーに敬意を持ってコミュニケーションをとることが大切です。
<ポイント>
- 企業(市)にとってもユーザーにとっても、嬉しい関係を生み出している
- 公式カメラマンには無い視点や、住民しか知らないコアな情報(写真)も数多く集まった
- 定期的にイベントを開催して、ユーザーのモチベーションを下げない
いかがでしたでしょうか?
今回はSNSで成果を上げるための施策について、具体的な事例をご紹介しました。
ここであげた施策は、企業規模に関係なく同じ成果を見込めるものです。
企業アカウントは硬い投稿をしているイメージが強いので、少しくだけた表現で投稿してみるとユーザーとの新たなコミュニケーションが生まれるかもしれません。
大切なのは「いかにユーザーの目線になれるか」です。
次回は強みを生かすブログ運用と施策についてお伝えします。
SNS施策の戦略を組み立てるためのワークシートをダウンロードして、ぜひ目標設定をしてみてください。
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