「コンテンツをより多くの人に届けたい」そんなときは、WebサイトとSNSサービスの連携は欠かせません。なかでも、ファッションやインテリアなど、写真で魅力を伝えるコンテンツが多いWebサイトでは、画像の共有で人気のSNS「Pinterest(ピンタレスト)」、「Tumblr(タンブラー)」に注目です。
Pinterestでオシャレなユーザーにアピール
Pinterestは、画像専門の共有サービスです。フォローしたユーザーの投稿が自分のタイムラインに表示され、お気に入りの投稿を「ピン」することで、スクラップブック感覚で画像を集めることができます。 特徴はシンプルに画像がズラリと並ぶというオシャレ感。インテリアやファッション分野で利用されていることが多く、ユニクロをはじめ、多くのアパレルブランドも利用しています。アメリカでは、Facebookに次いでWebサイトへの流入数が多いSNSとなっているようです。
オンラインカタログとして使う
たとえば、ユニクロでは商品カテゴリーごとに「ボード」で投稿をまとめています。つまり、Pinterest上にもカタログを展開しているのです。もちろん、投稿ごとにWebサイトへのURLも貼られています。
はじめ方
ファッション関係ならカタログとして、美容室ではカットサンプル集、その他飲食系でもメニュー表などで利用できそうです。アカウント取得後、まずすることは既存コンテンツの投稿です。その後、TwitterやFacebookへの投稿で、目を引く画像がある場合は、Pinterestへも投稿してみてはいかがでしょうか?
Webサイト側にも共有ボタンを用意する
また、タイムライン以外からもWebサイトにソーシャルボタンが設置されていてれば、ユーザーは簡単に「ピン」することができます。Facebookのシェアボタンなどと並べ、追加でPinterestを入れてみる価値はありそうです。
Tumblrは動画や音声も共有できる
Tumblrは、Pinterestと同じく画像をオシャレに見せることに向いたSNSで、フォローしたユーザーの投稿がタイムラインに表示されます。また、画像以外にも、テキスト、音声、動画、引用、リンク、チャットを投稿できるので、ブログのように使うこともできます。
特徴は「リブログ」によって、投稿が拡散されやすいこと。Twitterのリツイートのように、他人の投稿を自身のタイムラインに表示させる機能で、多くのユーザーがメインの用途にしているほどです。
サイトの更新情報をブログ感覚で
Webサイトに掲載するコンテンツの一部を転載、またはブログ感覚で更新情報の発信などに使えます。写真や動画、様々なタイプのコンテンツに対応しているので、適切な使い方を模索してみてはいかがでしょうか。
はじめ方
アカウント取得後、既存のコンテンツから文字や写真の一部を公開することから始めてみましょう。また、Webサイトで新規コンテンツを公開した際、写真やグラフの画像とともに記事のダイジェスト版を更新情報として投稿するという使い方もできます。
POINT
- 写真でコンテンツの魅力を拡散するなら画像向きのSNSを使う
- 「Pinterest」のボード機能はECサイトのオンラインカタログとして使える
- Tumblrはさまざまなコンテンツを扱えるミニブログ