最優秀賞デザイナー直伝!17年の利用歴が語るクライアントワークで成果を出すBiNDupのWeb設計術

BiNDupを使用して制作された魅力的なWebサイトを表彰する「Great Site of the year 2025」。今年は2008年からBiND製品を利用し、Webデザイナーとして数多くの高品質なWebサイトを世に送り出し続けている岩切 宏樹氏(HIROKI IWAKIRI)が最優秀賞のGreat Site of the yearを受賞しました。
数多くの高品質なクライアントワークを手掛けてきた岩切氏は、なぜBiNDupを選び続けるのか。そんな「プロの視点」と、制作の舞台裏に迫ります。

2025年にBiND Galleryに登録された岩切 宏樹氏の3つのWebサイト|(左)ジャパンドローンセンター (中)合同会社topaz (右)九州の農業を応援|NOUEN

Great Site of the year 2025はこちらからご覧いただけます

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“一人で完結できる制作環境”はどう実現したのか

Webデザイナーとして長きにわたり第一線で活躍する岩切氏。まずは、そのキャリアのスタートと、数あるツールの中からBiND製品をパートナーとして選んだ背景について伺います。数々の実績を持つ岩切氏ですが、始まりは、これからWebを始める方々と同じように「自分で表現したい」という純粋な想いからでした。

理想の表現と実務効率を両立させる現実的な解がBiNDup

Web制作において岩切氏が目指したのは、デザインから更新までを自己完結させるスタイルでした。クリエイティブな理想と、実務的な効率。その狭間で出会ったのがBiND製品だったといいます。

Webデザイナーとしてのキャリアはどのように始まったのでしょうか?

改めて、この度のグランプリ受賞おめでとうございます。数多くの素晴らしいWebサイトを世に送り出している岩切様ですが、Webデザイナーとしてのキャリアは、どのようなきっかけでスタートされたのでしょうか?

岩切氏: ありがとうございます。私のWebデザイナーとしてのキャリアは、大学卒業後、実務と独学から始まりました。もともと専門的にデザインを学んでいたわけではありませんが、「自分の手でイメージ通りの表現をしたい」「自ら情報を発信したい」という思いから、Web制作の世界に惹かれていきました。
HTMLやCSSを学びながら、デザイン・構築・更新を一人で完結できる現実的な方法を模索する中で、専門知識がなくても“きちんとしたサイトを作れる”ツールとしてBiND製品に出会いました。それ以降、Web制作を軸にしたキャリアが、現在まで自然と続いています。

BiND製品で解決した制作上の課題は何だったのでしょうか?

最初から「一人で完結させる」ことを目指されていたのですね。そんな中で、岩切様が使い始められた当時は今とは制作環境も異なっていたと思います。
ご自身で制作を進める中で、具体的にどのような実務上の課題を感じ、BiND製品を選ぶに至ったのでしょうか?

岩切氏: 当時のWeb制作は、制作コストと更新の難しさが大きな課題でした。クライアント自身で更新できず、小さな修正でも制作側が対応する必要があり、双方に負担がかかっていたと感じています。
BiND製品を選んだ理由は、「デザイン性」「更新性」「実務での使いやすさ」のバランスが非常に優れていたからです。テンプレートでありながら、作り込み次第でオリジナルに仕上げられる点に、長期運用の可能性を感じました。

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BiNDupはなぜプロに選ばれるのか?17年使い続ける決定的な理由

Webのトレンドは移り変わりが激しく、制作手法の選択肢は無数にあります。その中で、技術力のあるプロフェッショナルが17年間もBiNDupを使い続けるには、単なる作りやすさを超えたビジネス上の合理性がありました。

コストを減らし利益を最大化するのがBiNDup

Webサイトは作って終わりではありません。クライアントワークにおいて最も重要なのは、納品後の運用とパフォーマンスです。岩切氏はBiNDupを単なるデザインツールではなく、ビジネスを成功させるためのプラットフォームとして捉えています。

長きに渡りBiNDupを使い続ける理由をお聞かせください

長きに渡りご利用いただきありがとうございます。その間、他のCMSツールなど選択肢は増え続けましたが、それでも岩切様がBiNDupを選び続けている、決定的な理由は何なのでしょうか?

岩切氏: 最大の理由は、BiNDupが制作ツールでありながら、ビジネスツールとして成立している点です。デザイン性や自由度だけであれば他の選択肢もありますが、BiNDupは納期・コスト・運用・品質の全てを高いレベルで両立できます。
特にクライアントワークにおいては、「作って終わり」ではなく「育てていくサイト」が求められます。その点で、制作者とクライアント双方が無理なく関われるBiNDupは、長く使い続ける必然性がありました。

スマホ対応やSSL化、激動の環境変化にも対応できたBiNDupの安心感

スマホ対応、SSL化、SEO対策。この十数年でWebの常識は何度も覆されました。多くのWebサイトがその都度莫大なコストをかけてリニューアルを迫られる中、BiNDupユーザーである岩切氏はどのように対応してきたのでしょうか。

Webのトレンドの移り変わりはどう乗り越えてこられたのでしょうか?

確かに「育てていく」視点は重要ですね。ただ、この17年でスマホ対応やSSL化など、Webのルールは激変しました。そうした時代の変化の波を、BiNDupと共にどのように乗り越えてこられたのでしょうか?

岩切氏: これまでの活動の中で起こった大きな技術的転換期において、「一から作り直さずに対応できた」ことは非常に大きかったと感じています。
特にスマホ対応では、多くのWebサイトが設計の見直しや作り直しを迫られ、それまで積み上げてきたサイト資産を失ってしまうケースも少なくありませんでした。その点、BiNDupでは比較的スムーズに移行でき、長期運用を前提とした制作の価値を実感しました。

また、BiND創設者である平野氏のプレゼンテーションに魅了されたことも、長く使い続けている理由の一つです。時代の変化を先読みし、進化を続けていく姿勢には、「次はどんな機能が追加され、どんな表現ができるようになるのだろう」というわくわく感と確かな安心感があり、それが今日まで使い続けてきた大きな支えになっています。

株式会社フォーライズのコーポレートサイト|岩切氏はこれまでも複数のWebサイトをBiND Galleryに投稿。GREAT SITEにも選出されている


株式会社フォーライズのコーポレートサイトはこちらからご覧いただけます。

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「脱・テンプレート感」を実現するプロの設計思考

BiNDup等のCMSツールを使う際、多くの人が懸念するのが「テンプレートっぽい見た目になってしまう」ことではないでしょうか。しかし、岩切氏の制作サイトはオリジナリティに溢れています。プロはツールのどこを触り、何を意識しているのか。その極意は機能よりも、準備と引き算にありました。

制作前の情報整理がクオリティの8割を決める

美しいデザインは、PCに向かう前の設計図から始まります。岩切氏は、BiNDupのブロック機能の特性を理解した上で、徹底した情報整理を行っています。これからWebサイトを作る人がすぐに真似できる、プロの準備プロセスを公開します。

クオリティを左右する制作前の設計と準備は何をしているのでしょうか

ここからは制作の裏側について伺いたいのですが、岩切様のサイトは情報整理や動線が素晴らしいと社内でも評判です。実際にBiNDupで作業を始める前に、どのような準備や設計をされているのでしょうか?

岩切氏: 制作前に必ず行っているのは、「ページ構成」と「ユーザーの行動」を整理することです。誰が、どこから入り、何を理解し、次にどう動いてほしいのか。その流れを明確にしてから、ブロック構成を組み立てています。
BiNDupはブロック単位で考えやすいため、事前の整理が完成度に直結すると感じています。

特許も取得!BiNDupのブロック編集とは?

BiNDupは、ヘッダーや画像、記事などの要素を「ブロック」として積み上げてWebサイトを構築します。この独自のブロック編集機能は特許も取得しており、ブロックの追加・削除・並び替えを直感的に行えるのが特徴です。
編集モードは、フォーム入力だけでブログ感覚で作れる「スマートモード」と、自由度の高い「エディタモード」の2種類。レイアウト崩れを防ぎながら、初心者からプロまでスキルに合わせて思い通りのページを作成できます。

テンプレート感を感じさせないために工夫している点はどういった点でしょうか?

なるほど、まずは整理から、ですね。では、いざ構築する段階で、いわゆるテンプレートっぽさを消してクオリティの高いサイトに仕上げるために、岩切様が最も重要視している機能や工程はどこですか?

岩切氏重視しているのは、「余白」「情報量」「視線の流れ」です。テンプレート感の原因は、機能ではなく情報の詰め込みすぎにあると考えています。
BiNDupのDress機能を活用した細かな余白調整や、不要な装飾を削ぎ落とす判断が、プロ品質につながるポイントだと思います。BiNDupは“足す”よりも“引く”設計がしやすい点が、非常に優れています。

BiNDupのDress機能とは?

Dress機能とは、HTMLやCSSの専門知識がなくても、直感的な操作でWebサイトのデザインを細部までカスタマイズできるBiNDup独自の機能です。
文字サイズや配色の変更はもちろん、岩切氏も重要視する「余白(マージン・パディング)」の微調整、背景、枠線、影、アニメーションなど、あらゆるデザイン要素を画面上で設定可能。テンプレートの便利さはそのままに、「もう少しここを変えたい」というこだわりを形にし、オリジナリティあふれるWebサイトへと磨き上げることができます。

ホームページの配色や装飾を、狙い通りにチェンジできるBiNDupのDress機能


BiNDupのDress機能について、詳しくはこちらのページをご覧ください。

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BiNDupなら叶う修正依頼に追われないクライアント主体の運用体制

今回「Great Site of the year」を受賞したWebサイト群(ジャパンドローンセンター・合同会社topaz・九州の農業を応援|NOUEN)は、いずれも専門性が高い事業を展開しています。これらをBiNDupで制作することで、クライアントにどのようなメリットが生まれたのか。実務における成果について伺います。

専門分野でも迷わせない成果を出す動線設計

受賞サイトはいずれも、ニッチな情報を一般ユーザーにもわかりやすく伝える工夫が随所に施されています。BiNDupを使うことで、デザインの美しさだけでなく、伝わる動線設計に注力できたといいます。

専門性とわかりやすさを両立させるポイントはどこにあるのでしょうか?

今回の受賞作のひとつである「ジャパンドローンセンター」様なども、専門的な内容ながら非常にクリアな印象でした。これらのWebサイト制作では、具体的にどのような点を意識して、あのわかりやすさを実現されたのでしょうか?

岩切氏: 受賞対象となった各Webサイトは、いずれも事業内容が専門的でありながら、幅広いユーザーに向けた情報発信が求められる点が共通していました。そのため、「専門性は保ちつつ、初めて訪れた方でも迷わないこと」「誰に、どんな価値を提供しているのかが一目で伝わること」「スマホ閲覧を前提としたシンプルな動線設計」を特に意識しています。
見た目以上に、情報の並び順やページの役割を丁寧に設計した点が、今回の評価につながったのではないかと感じています。

ジャパンドローンセンターWebサイトのナビゲーション|ユーザーの訪問時の目的に対して、辿り着くページがわかりやすく整理されている


ジャパンドローンセンターWebサイトはこちらからご覧いただけます。

顧客満足度を高めるクライアント主体の運用フロー

制作会社に依頼すると、ちょっとしたテキスト修正でも費用と時間がかかることが一般的です。しかし、BiNDupで制作・納品することで、その常識が変わります。クライアントからの評判は、まさにBiNDupの強みを証明するものでした。

クライアントワークで得られる具体的なメリットはどの点にありましたか?

納品して終わりではないのがWebサイト運営の難しいところですよね。実際のところ、BiNDupを使うことで、納期やコスト、あるいはクライアント様からの評判など、どのようなメリットを感じていらっしゃいますか。

岩切氏: 納期短縮、コストパフォーマンス、クライアント自身での更新のしやすさ、すべてにおいてメリットがあります。特に公開後の運用をクライアントが主体的に行える点は、信頼関係の構築にもつながります
結果として、制作後の満足度が高く、長期的なお付き合いになるケースが多いです。

クライアント様からは、「わかりやすい」「自分たちで更新できる」「問い合わせが増えた」といった声を多くいただきます。見た目の評価だけでなく、“成果につながった”という反応をいただけることが、制作者として何より嬉しい点です。

CVを逃さないBiNDupの高機能フォーム「SmoothContact」

SmoothContact
Webサイトにおける最終的な成果(CV:コンバージョン)を獲得するために欠かせないのが、BiNDupに標準搭載されているフォームサービス「SmoothContact」です。SSL対応のセキュアな環境で、お問い合わせや資料請求、採用応募など、目的に合わせたフォームを簡単に設置可能。デザインのカスタマイズも自在で、Webサイトの世界観を壊さずに、ユーザーをスムーズにゴールへと導きます。
SmoothContactについて詳しくはこちらのページをご覧ください。

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最初から完璧を目指さないことが無理なく続くWeb制作のコツ

長きにわたり、Webの進化と共にBiNDupを使いこなしてきた岩切氏。最後に、プロの視点から見た今後の展望と、導入を迷っている方へのメッセージを頂きました。

ツールと共に成長し運用しながら完成度を高める

最初から100点を目指す必要はありません。ツールと共に成長し、運用しながらクオリティを高めていく。それが、長く続くWebサイトの秘訣だと、岩切氏は話します。

Web制作の1歩目を迷っている方へプロからのアドバイスをお願いします

最後に、これからのWeb制作の展望と、Web制作にお悩みを持つ方々へ背中を押すメッセージをお願いします。

岩切氏: 今後もBiNDupは、実務で使い続けられる制作ツールとして活用していきたいと考えています。特に中小企業や個人事業主にとって、「無理なく続けられるWeb」を実現できる点に大きな可能性を感じています。

そして、BiNDupは、使いこなすほどにプロの思考がそのまま形になるツールです。最初から完璧を目指す必要はありません。設計と運用を意識すれば、クオリティは自然と積み上がっていきます。長く使えるツールを探している方には、自信をもっておすすめできます。

最後に

岩切氏が「ビジネスツールとして成立している」と語るように、BiNDupは個人の方から企業のWebサイトまで、幅広い目的や規模でご利用いただけます。作って終わり、ではなく「育てていく」というプロの視点は、初めてWebサイトを作る方にとっても大きなヒントになったのではないでしょうか。

これからWebサイトを作られる方も、すでにWebサイトを運用されている方も、このインタビューをぜひ参考にしていただき、BiNDupで新たな目的や目標を叶えるWebサイト制作にチャレンジしてみてくださいね。

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CV獲得を目指すサイトづくりのノウハウ|BiNDupで実践

お問い合わせや予約など、コンバージョン(=CV)を向上を狙うためのサイトデザインをホームページ作成サービスのBiNDupの操作方法とともに解説します。

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  • POINT

  • Web制作のプロが大切にするのは、足し算ではなく「引き算」で作る余白の美学
  • クライアントとのお仕事で本当に喜ばれるのは、納品後も「自分たちで更新できる」安心感
  • BiNDupは、プロのビジネスを支える頼れるWeb制作のパートナーとして走り続けます

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