リモートワークでも使える。サイトチェックに役立つテスト環境のための設定

緊急事態宣言による外出自粛により、リモートワークを実施している企業も増えたかと思います。
現在はオンラインで利用できるサービスも充実していますし、Webサイトの更新もBiNDupのようなクラウド型のサービスの普及により、リモートでも作業がしやすくなっています

サイトの制作過程や更新作業で必要になるのが、本番公開前の確認作業です。
会社内であれば直接確認してもらうこともできますが、リモートワークの場合はWeb上で確認してもらう必要があります。そのために、本番環境とは別にテスト環境を用意するようにしましょう

テスト環境と本番環境を使い分けるための機能を紹介します。

本番用とテスト用のサーバー設定を保存しておく

テスト環境は、可能であれば同じ条件のサーバーを2つ用意して本番用とテスト用に分けて使用することが望ましいです。
ただ、予算の都合などでサーバーを1つしか用意できない場合もあるかと思います。その場合は、簡易的ですが、同じサーバーの中でディレクトリを分けてテスト環境として使用することもできます。
同じサーバーを使用する場合は、サーバーの容量に注意してください。
そこで、BiNDupでの設定の仕方を紹介していきます。BiNDのサーバーはページにパスワード(Basic認証)を簡単にかけることができるので活用してみてください。

まずはアップロード先を設定します。

「サイト設定」の「サーバー設定」を開きます。
すでに本番用のサーバー情報を設定済みでしたら、あとでまた使えるように設定内容を保存しておきましょう。
サーバー設定を開く

続けて、テスト環境の設定をします。
テスト環境専用のサーバーがある場合は、そのサーバー情報を設定します。

本番と同じサーバーを使う場合は、サーバーディレクトリにテスト用のディレクトリを指定します。この際、他のディレクトリと重複しないように注意してください。サイトURLにもディレクトリを追加してテスト用のURLにしておきます。

設定できたら「別名で保存」でテスト用のサーバー設定を保存しておきます。本番用とテスト用、両方のサーバー設定を保存しておけば、簡単に切り替えられるようになります
テストサーバーを設定

パスワードを設定する

テスト環境は外部の人が閲覧できないようにしておきましょう。Basic認証を使用して、サイトの閲覧をパスワードで制限します。

「サイト設定」から「コーナー設定」の「Basic認証設定」を開きます。
「Basic認証を利用する」にチェックを入れたら、「+」ボタンからアカウントを追加して、IDとパスワードを設定します。
アカウントは1つでも大丈夫ですが、人によって分ける必要がある場合は人数分作成することもできます。
Basic認証を設定
Basic認証はコーナー単位で設定されますので、サイト全体にかかるように「サイト設定」から開くようにしてください。他社サーバーをお使いの場合、Basic認証が利用できない場合があります。
Basic認証の詳しい設定手順や注意事項は、下記マニュアルの最後の方にある「Basic認証設定タブ」をご覧ください。
https://bindup.jp/support/08/0801/08080102m

テスト環境を確認する

テスト用のサーバーとパスワードの設定が終わったら、サイトを公開します。

テスト用に設定したURLを開くと、パスワードの入力窓が表示されますので、設定したIDとパスワードでログインしてサイトを確認できます。
ログイン画面
これでパスワードを知っている人だけが閲覧できるようになりました。

本番環境へ公開する

テスト環境でWebサイトを確認できたら、無事、本番環境へ公開することになります。本番環境への公開は以下の手順で行います。

まずは、サーバー設定を本番用に切り替えます。
サーバー情報を切替
本番環境に公開する時は、Basic認証のチェックを外してオフにします。
Basic認証を無効に
これで本番環境へサイトを公開できます。

サイト設定の切り替えと、パスワード(Basic認証)のオン・オフで、本番環境とテスト環境を切り替えながら作業しましょう。

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  • POINT

  • 本番用とテスト用のサーバー設定を切り替えて使う
  • テスト環境を使用する時は、BiNDのサーバー機能であるBasic認証でパスワードを設定
  • 同じサーバーにテスト環境を作るならディレクトリを分ける