インスタ、Facebook、Twitter。Web集客に強い3大SNS最新機能2018

登場時はコミュニケーションがメインの利用だったSNSも、いまではプロモーションやWeb集客に欠かせないインターネットツールの一つとなりました。TwitterやInstagramなどでも機能追加が行われ、単純につぶやくだけから、「できること」はめまぐるしい勢いで増えています。

ホームページを自分で運営していたり、Webの集客に関わっている場合、SNSに詳しくなくてもその機能や広告のシステムは知っておきたいもの。今回は、最近追加されたSNSの機能を調べました。かつ、比較的低予算からチャレンジできるSNSの広告は、スモールビジネスの方には要注目です。広告機能も参考にしてください。

目次

1.Instagram:いまだにユーザー数が成長し続ける人気SNS
2.Twitter:マーケティングにも使える機能に要注目
3.Facebook:Googleに次ぐネット広告のプラットフォーム

1.Instagram:いまだにユーザー数が成長し続ける人気SNS

Instagramの新機能

Instagramは当初iPhoneアプリのみで登場し、スマホで撮影した写真をかっこよく加工して画像をシェアするのがメインのSNSです。2015年頃は若い女性に人気で一気に利用者が増えましたが、いまでも毎月ユーザー数が増え続けています

現在ではシェアできるものは写真に限りません。写真は複数枚を1度に投稿できるほか、ビデオが投稿できます。2月からはテキストのみの投稿も可能になりました。

特に人気なのが、24時間だけ公開される「ストーリーズ」です。写真(複数枚可能)、ビデオ、GIFアニメーションの投稿が可能で、ストーリーズでないと使えない動画風の効果撮影機能、スローモーションやタイムラプス動画、スタンプ加工などが用意されているのも魅力です。「ストーリーズ」内からは、動画のライブ配信も可能になっており、ライブ配信した内容は、ストーリーズでリプレイすることもできます。

ストーリーズを見るためのアイコン

画面の上部に並んだユーザーアイコンをタップしてストーリーズが閲覧できる。1つの再生が終わると自動的に次のものが視聴でき、その合間に広告も挿入されます。

Instagramのストーリーズ

広告の場合は、アイコンの横に「広告」の表記があります。広告ならば詳細ページへジャンプさせるリンクを埋め込んだり、クイックリアクションさせることもできます。

Instagramのリアクション図

ストーリーズは、配信者が許可すればメッセージを受け付けることが可能です。なお、上図のようにクイックリアクションという絵文字のリアクションの送信機能もあります。クイックリアクション画面を出すにはメッセージ欄をタップして入力可能状態にします(設定によりリアクションが送れない相手もいます)。

Instagramの広告関連の機能

Instagramは、Facebookのビジネスマネージャアカウントを作成して、アカウントをリンクすることで、広告の出稿が可能です。Instagramで投稿した広告は、ユーザーの投稿の間に表示されます。

Instagram広告では、写真を投稿する以外にも、「購入」「詳しくはこちら」ボタンなどからウェブサイトへの誘導を行ったり、アプリのインストールを促す、動画を再生するなどといったことができます。カルーセルタイプで複数の写真を置くこともできます。

Instagram広告の購入ボタンのある図

広告アカウントでも、ストーリーズで動画や画像を配信できます。広告もハッシュタグを使うことでフォロワー以外にもリーチさせることができます。最近は、ハッシュタグのフォローができるようになったので、投稿を訴求したい場合は統一したハッシュタグを計画的に使うことも重要です。

プロモーションで使うときにはあらかじめ投稿内容が準備できる広告の予約投稿が便利ですが、Instagramの場合、現在は無料で予約投稿が行えません。2018年1月からは、HootsuitなどAPIを利用したサービスに登録すれば予約投稿が可能です。

これに限らず、Instagramは多くの機能が一過性で保存やコピーがしづらいのも特長です(現在は投稿した内容をアーカイブして非表示にしたり、「コレクション」ボタンで人の投稿へのリンクを保存したり、24時間で消えるストーリーズを自分用にバックアップ保存することはできますが、他のユーザーがデータを保存したり気軽に複製することはしづらいようになっています)。そこが、利用者にとってソーシャルのリアルさを生み出しているのかもしれません。

2.Twitter:マーケティングにも使える機能に要注目

Twitterの新機能

Twitterは、長らく噂されていた文字数制限の拡大がとうとう実施されました。ただし、対応するのは1バイト文字のみで記述した場合です。英語などの1バイト文字での投稿は280文字までが1投稿ごとに表示可能になりました。日本語の文字数はこれまでも変わらない140字です。

Twitterの投稿文字制限が280字になった例

英語圏などでは280字まで増えて1ツイートでできることに余裕が生まれました。

スレッドの利用開始は、日本語のユーザーにとっても便利な新機能です。この機能は「長い話をまとめて読みやすくしたい」というニーズに応えたもので、1つ目の投稿から続けて「+」ボタンをクリックして続きのツイートを行えば、整列させて記事が表示されるので、どのツイートから読み始めた人でも、前後関係を素早くチェックできるようになります。

Twitterのスレッドの作成方法

Twitterの投稿画面で文字を入力中に、「+」ボタンをクリックしてスレッドを作成できます。

また、「モーメント」や「投票機能(アンケート)」はそろそろ新機能とはいえませんがこれらも知っておくと便利。モーメントは、自分や他人のツイートを順番にならべ、まとめて表示する機能です。TogetterやNaverまとめに似ています。モーメントは、公開すると一般のツイートと同様に公開されます。マーケティングや宣伝に活かすなら、複数のツイートにまたがるキャンペーン情報や、各方面からのクチこみなどまとめてみてもよいでしょう。

「投票機能(アンケート)」は選択肢をあげて投票してもらう機能。ユーザーの意見を募るだけでなく、クイズに使っている人もいます。

Twitterのアンケート機能利用例

コミュニケーションツールとしてアンケートを使っている例(セブンーイレブン・ジャパン

Twitterはもともとタイムラインに情報が時系列で流れるという仕様で、以前のツイートはどんどん流れてしまいますが、最近は友達のツイートや人気のツイートをおすすめしてくる「ハイライト表示」や、フォロワーがいいねした記事をおすすめする「○○さんがこの記事にいいねしました」といった通知機能により、有用と思われるツイートをリマインドしてくるようになっています。

Twitterの広告関連の機能

Twitterでは、月額9900円で普段のツイートが自動的に広告配信される「オートプロモート」、オリジナルで広告を投稿する「Twitter広告キャンペーン」の2種類の広告があります。

オートプロモートは、通常のツイートが、まだフォローしていないターゲットユーザーのタイムラインに表示されるので運用管理が楽で、ユーザーの新規獲得などが期待できます。申し込みはTwitterマーケティング公式ページから行えます。

Twitterのオートプロモート申し込み画面

3.Facebook:Googleに次ぐネット広告のプラットフォーム

Facebookの新機能

Facebookは近年、実名制のコミュニケーションプラットフォームとしてだけでなく、地域や年齢、興味などの細かいターゲティングが可能な広告プラットフォームとして成長し続けています。
しかし、2018年はユーザーのコミュニケーションをより活発にするために、媒体からのニュースや広告の表示数を減らし友達の投稿の表示を増やすという発表がされました。これは安易に世界に発信できるFacebookを使ったフェイクニュースなどの拡散が進んでしまったことへの対応措置と考えられます。

Facebookで大きめの機能追加といえば、Facebook Liveの追加です。スマートフォンなどからライブ配信が行えるのは各種のアプリと同じですが、Facebookの場合は個人で配信が行えると同時に、ニュース配信会社やヴィデオブロガーなどによるライフ配信なども行われています。気になるメディアをフォローしておくと無料で世界のニュースがキャッチできそうです。

Facebookのストーリー

Facebookの最近の新機能の一つ、ストーリーズのインターフェースはIntragramと共通です。

その他は細かい機能改良が多いですが、便利なものとしては「テキスト投稿に背景を付ける」機能がおすすめです。同じものがInstagramにも追加されました。逆に、Instagramで人気の「ストーリー」もFacebookで使えるようになっているなど、機能の共通化が見られます。

Facebookの背景画像

テキストに背景を付けることで、存在感が増すだけでなく楽しく投稿ができる、という新機能。

Facebookの広告機能

Facebookでは、Facebookページの運用から始まった広告機能ですが、いまでは多くの機能アップデートが行われ、Googleに次ぐインターネット上の広告配信プラットフォームとして大成長しています。
Facebookで広告を出すには、まず広告マネージャに登録します。宣伝できるのは、Facebookページ、Webサイトなどへのリンク、アプリのインストールボタンなど多様。最近ではカルーセルで商品写真を複数並べ「購入」ボタンから商品購入ページへ直接リンクさせることが可能になりました。

また、上記のようにニュース配信や広告の表示を減らすというアルゴリズムの変更によって、広告をより確実に表示させるために、プロモーション側はなんらかの対策が必要そうです。むしろ、広告費用のお金はセーブして、Facebookページやグループなどのオーガニックなコミュニケーション活動を重視するほうがよいかもしれません。

Facebookのカルーセルタイプ広告例

Facebookで新しくスタートしたカルーセルタイプの広告。ボタンは「ダウンロード」や「購入」などがある。

いかがでしたか? 未チェックだった機能はありましたでしょうか。SNSはユーザーとのコミュニケーションや新規流入には欠かせないチャンネルですが、リンク先やコンバージョン先となるホームページの作成と運営はより重要なもの。

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  • POINT

  • Instagramでは人気のストーリーズに新機能更新が多い。広告機能も充実
  • Twitterでは月額定額制のオートプロモートの広告メニューに注目
  • Facebookでは広告の表示が減る?どんな影響ができるかに注視しよう

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