動画をサイトに上手に取り入れられるかどうかは、これからのWeb集客にとって明暗を分けることになるくらい気になるポイントです。
今回は、フォトグラファーならではのセンスやノウハウをお持ちの悠木淳氏が、動画をうまく活かしたサイト作りに成功した経緯やこだわりをインタビューしました。
Webデザインのプロでなくても、コンテンツ次第で素敵なホームページが作れるBiNDupを使った制作のコツとともにご紹介します。
動画を活かした店舗の特長や雰囲気が伝わるサイト
「PIZZERIA PESCA! 前橋駅店」は、悠木氏が依頼を受けてBiNDupでサイトを制作・運用しているサイトです。
ファーストビューのムービーは、駅の改札からお店までの距離感や道のりがすぐに把握でき、映像のクオリティが高いので、お店での過ごし方や魅力、雰囲気を伝えることに役立っています。若者がターゲットなら、言葉では伝えられないたくさんの情報を伝えることができる動画はトレンド。映像によるイベントやお店、お料理の紹介なども行っており、YouTubeサイトからの流入も考えられた運用が特長です。
フォトグラファーとしてのこだわりをサイト作りに活かす
本店のサイトが好評で新店舗も制作
どのような経緯でサイト制作をされることになったのでしょうか?
悠木氏 「フォトグラファーが本業ですが、動画の制作やサイトの制作も請負っており、PIZZERIA PESCA!本店のウェブサイトもBiNDupを使って私が数年前から制作・運営しています。こちらは家族で楽しめるイタリアンレストランなので、笑顔の写真を多用したサイトを作成しました。こちらが好評で、新しく開店した前橋駅店も同じ体制で作って欲しいとオーナーから依頼がありました。」
何を伝えたいかヒアリングを丁寧に、制作作業は数週間で完了
サイト作りはどのように行っていますか?
悠木氏 「制作については私1人で行っています。どのようなサイトにしたいかなどはオーナーや店長の意見を聞きながら作りました。公開までかかったのは2ヶ月ほどでしょうか。原稿や写真、動画などを用意して、BiNDupでの作業は数週間でできあがりました。今回はテンプレート「woody & co.」をカスタマイズして作りました。そのおかげでスピーディに完成させることができました。運用についても、オーナーと店長からお店の新規メニューやイベント情報をお知らせいただき、BiNDupで編集して更新しています。BiNDupは、更新作業が簡単かつ迅速にできるので、その分記事作成や撮影に時間をかけられるのがありがたいです。」
若い世代へのアプローチとして動画の活用を提案
立地を考え、若い世代をターゲットに
ファーストビューの動画が印象的ですが、どのような経緯で動画を設置することになったのでしょうか?
悠木氏 「店舗がJR駅に併設されておりアクセスに便利なので、若い人をターゲットとした展開としてSNSで拡散できる動画の活用を考えました。電車待ちや遠方から来た友人の送り迎えの際に利用しやすいという立地的な利点を具体的にイメージしてもらえるように、客を主役にしたショートドラマをオーナーに見せたところ好評をいただきました。サイト完成後の展開としてYouTubeなどのSNSを活用していくことも考えていたので併せて提案したところ、採用の運びとなりました。」
メインの動画は日数3日・スタッフ2名で制作
実際の工程が想定できない人も多いと思います。メインの動画は、制作にどのくらいの日数がかかりましたか?
悠木氏 「動画制作には、撮影に1日(追加撮影として後日1時間ほど)、編集に2日ほどかかりました。撮影にはモデルさん以外にメイクさんをお願いして、スタッフとしては私も含めて2人だけです。メイクさんはCMや映画などのメイクだけでなく撮影アシスタントみたなことも経験しているので、今回の撮影はアシスタントも兼ねていただきました。」
よくある飲食店の動画にしたくなかった
どんな動画作りを心がけていますか?
悠木氏 「飲食店で動画というと、料理を作っているところが思い付きますが、利用者は、レビューサイトやポータルサイト、twitterやfacebook、Instagramでお料理の写真などはすでにチェックされていると思います。ウェブサイトに利用者が求めているのは、お店の雰囲気やその他の情報だと思ったので、ストーリー仕立てにしました。」
ビルボードデザインをスマホ用にカスタマイズしているのもポイント。BiNDupはPCとスマホで表示する内容を切り換えられます
悠木氏 「いろいろと情報を盛り込んだので、スマートフォンのファーストビューでは表示スピードとパケット通信量を抑えるために、画像に差し替えていいます。しかし、最近はスマホでもパケット通信量無制限といったサービスも出てきていますので、動画の扱いについては状況を見て変えていこうと思っています。」
飲食店にとって欠かせないInstagramで拡散を狙う
SNSと連携してサイトにInstagramの投稿をリアルタイムに反映
サイト作りに必須だと思うのは何ですか?
悠木氏 「飲食店の利用者はInstagramを利用している人が多いのでInstagramの記事連携は必須です。SNSのアカウントについてはオーナーや店長と共有していますので、そこから旬な情報を得られるように、BiNDupのSNS連携機能を利用しています。」
悠木氏 「YouTubeは今後もどんどん利用していく予定です。地元のイベントや観光地などを紹介する動画コンテンツを作っていくつもりで、今はそれぞれ単体で運用していますが、関連動画としてリンクしていけば相乗効果が出るのではないかと期待しています。」
使い続けるほど、良くなっていく操作性がお気に入り
長年BiNDupを使い続けていただいていますが、その理由は何ですか?
悠木氏 「進化し続けているということが第一の理由です。現在のウェブ作りのトレンドや利用者のニーズに応えて新しい機能やユーザーインターフェースの改善がある。それと使い続けて行くにつれ、格段に良くなっている操作性も魅力ですね。もちろん作成できるサイトのクオリティも非常に高いのがうれしいですね。」
信頼関係の構築こそ、旬な情報を発信できる秘訣
ほかの人のサイトを作るのは、何が難しいですか?
悠木氏 「ほかの方のサイトを作る際に大変なのは、意思決定に時間がかかることです。提案して許可を得るまでの時間がもったいない。こちらのサイトの場合はレスポンスが速く、信頼してくださっているのでスピーディーに作業することができます。ウェブサイトは情報更新の頻度が重要ですし、情報の旬を逃してしまうともったいないですから。」
悠木氏 「今回の完成した動画については、オーナーも店長も満足度は高くてうれしく思います。また、サイトを見てくださった人からも好評だったと伺っています。このサイトで公開している動画をきっかけに別のお仕事のお話をいただくことも多くなったんですよ。」
ありがとうございました
得意とする写真や動画製作のアプローチからWeb制作を行い、ターゲットに合わせた動画の提案で顧客の獲得に繋げている悠木氏に話を伺いしました。SNSの拡散を前提とした動画の活用は今後ますます注目度が上がる分野。ぜひ参考にサイトを充実させてくださいね。
また、悠木氏のように写真や動画制作・イラストレーションなど、ホームページ制作と親和性の高いクリエイティブ活動を本職としている方は、BiNDupを使ったサイト作りと運用をビジネスの拡大にお役立てください。
なお今回の事例のように、BiNDupでホームページ制作を代行し、ツールの取次販売をしていただくと、売上の一部を報酬としてお支払いするセールスパートナー制度も用意しています。興味のある方はこちらをご確認ください。
POINT
- ツール選びでクリエイティブな活動がビジネスになる
- 動画をサイトに組み込む時のポイントは、SNSとの連携
- 動画は雰囲気や客層など言語外の情報を伝えることができる