「無料」「初心者でも簡単」に惹かれて選んだものの、更新が止まって放置してしまう失敗はよくあります。原因は努力不足ではなく、選ぶときの基準が少しずれていただけです。
この記事では、ホームページ作成サービスのメリット・デメリットと、続けられるサービスを選ぶ3つの基準、主要4サービスの比較を解説します。
ホームページ作成サービスとは?|メリット・デメリットを再整理
ホームページ作成サービスとは、専門的なプログラミングやサーバー構築の知識がなくても、ホームページを作成・公開・運用できるサービスです。
このようなホームページ作成サービスには、Webブラウザ上で操作するクラウド型やPCにインストールするデスクトップアプリ型、CMSをサーバーにインストールするオープンソース型などがあります。
ここでは、ソフトウェアのアップデートやサーバー管理が不要なクラウド型のホームページ作成サービスに絞って説明します。
ホームページ作成サービスを利用するメリット
専門知識がなくてもホームページを公開できる
ホームページ作成サービス最大の魅力は、HTMLやCSSなどの専門知識がなくても、ホームページが作成できることです。あらかじめ用意されたテンプレートを選び、画像や文章を入れ替えていくだけで、短時間で見栄えのよいホームページを公開できます。
「制作会社に依頼するほどではないものの、まずは自分のホームページを持ちたい」というフリーランスや小規模事業者にとって、気軽にスタートできる点は大きなメリットです。
ホームページ制作に使用されるHTMLやCSSなどの言語について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
初期費用が大幅に抑えられる
制作会社に依頼するとホームページの作成に数十万円あるいはそれ以上かかるケースも少なくありません。他方、多くのホームページ作成サービスには、無料プランや手頃な価格のサブスクリプションプランが用意されています。
初期費用を抑えられるため、開業したばかりの個人事業主や、副業で事業を始める人でも導入しやすいメリットがあります。事業の成長に合わせてプランを変更できるサービスを選べば、段階的に機能を追加できる柔軟さも魅力といえるでしょう。
サーバー管理や更新作業の負担が少ない
個人で一からホームページを作成する場合、サーバー契約やソフトウェアの更新、セキュリティ対策などの管理が必要になります。
一方、ホームページ作成サービスでは、こうした運用基盤をサービス側が管理してくれるため、利用者はコンテンツの更新に集中できます。
面倒なメンテナンス作業に時間を取られにくく、本業を優先しながらホームページを運営できる点も、多くの利用者に支持されている理由です。
ホームページ作成サービスを利用するデメリット
デザインや機能の自由度には限界がある
ホームページ作成サービスは手軽な反面、デザインや機能がテンプレートに左右される場合があります。配色やレイアウトは変更できても、デザインを微調整したい といった細かな要望に対応できないことも。
事業の成長とともに独自性を打ち出したくなったとき、できないことが増えていくと、別のサービスへの移行を余儀なくされる場合もあります。
思ったより更新が続かず、放置してしまう
ホームページは、情報を更新し続けることで価値が高まります。しかし、手軽さやコスト面だけでサービスを選んでしまうと、更新のしやすさや管理画面の使いやすさといった部分まで十分に比較できていないことがあります。
その結果、あとで更新しようと思ったまま手が止まり、気づけば何年も放置されたホームページになってしまうケースは珍しくありません。
ブログなど、ホームページに掲載するコンテンツ作りについても解説しています。ぜひ併せてご覧ください。
他のサービスへ移行しづらい
ホームページ作成サービスは、それぞれ独自の仕組みでサイトを構築しています。そのため、デザインやページ構成をそのまま別のサービスへ引き継げるケースは多くありません。
事業の成長などのタイミングで他のサービスに変更したいと思っても、ホームページを作り直す負担が発生することがあります。だからこそ、最初の段階で長く付き合えるサービスかどうかを見極めることが重要なのです。
ホームページ作成サービス選びで陥りがちな3つの落とし穴
ホームページ作成サービスは手軽に始められる一方で、無料だから、デザインがおしゃれだからといった理由だけで選ぶと、あとから思わぬ不便さや追加費用に悩まされることがあります。
ここでは、ホームページ作成サービス選びでよくある3つの落とし穴を紹介します。これからサービスを選ぶ方はもちろん、一度選んで後悔した経験がある方も、ぜひチェックしてみてください。
結果的に費用がかかる?! コスト重視の落とし穴
“無料で自分のホームページが持てる” という謳い文句は魅力的ですが、ビジネス用途で使い始めると、思わぬところで追加費用が発生することがあります。
例えば、お問い合わせフォームやアクセス解析、独自ドメインの利用など、必要な機能が上位プラン限定というケースは珍しくありません。
また、無料プランでは広告が表示されることもあり、企業や店舗のホームページとしては信頼感を損ねてしまうこともあります。目先の料金だけで判断すると、結果的に想定以上のコストがかかることも少なくありません。
日本語で崩れることも。海外製のデザインテンプレート
海外製のホームページ作成サービスには、洗練されたデザインテンプレートが数多く用意されています。しかし、それらの多くはアルファベット表記を前提に設計されているため、日本語を入力すると印象が大きく変わってしまうことがあります。
また、レイアウトが崩れたり、行間や文字間隔が不自然になったりした場合、直そうとしても、そもそも微調整ができない、あるいはCSSの書き換えが必要になるといったケースも想定されます。
ホームページ作成サービスを選ぶ際は、デザインの美しさだけでなく日本語で運用したときの見やすさや読みやすさまで確認することが大切です。
ホームページを公開すれば、自然に閲覧数が増えるという幻想
ホームページを公開しただけで検索結果の上位に表示されたり、アクセスが集まったりするわけではありません。検索エンジンから見つけてもらうためには、基本的なSEO対策を行い、定期的に情報を更新していくことが重要です。
また、無料プランでは共有ドメインしか利用できず、独自ドメインを設定できないサービスもあります。
ビジネス用途では、検索で見つけてもらいやすくすることや信頼性の向上という点でも、独自ドメインを利用できるかどうかは確認しておきたいポイントです。ホームページは「作る」ことではなく、「育てる」ことが成果につながります。
ホームページ作成サービス選びの新基準|運用の継続性
ホームページ作成サービスを比較するとき、価格や機能に目が向きがちです。しかし、ホームページは公開した瞬間がゴールではなく、情報を更新し、集客につなげながら育てていくものです。
そのため、本当に重視したいのは、「長く使い続けられるか」という視点です。
日々の更新が苦にならず、事業の成長に合わせて機能を拡張でき、困ったときにはすぐ相談できる。そんな運用の継続性が、ホームページの成果を大きく左右します。ここでは、サービス選びで確認したい3つのポイントを紹介します。
愛着を持って更新し続けられるか
ホームページは、新しい実績やサービス内容を追加したり、お知らせを発信したりと、継続的に更新することで価値が高まります。そのため、更新が苦にならない使いやすさはチェックポイントのひとつと言えます。
例えば、文章を貼り付けるたびにレイアウトが崩れたり、画像の差し替えに手間がかかったりすると、次第に更新すること自体が負担になってしまうでしょう。
日々の業務の合間でも直感的に操作でき、思いどおりに編集できるサービスなら、ホームページにも自然と愛着が生まれ、継続的な運用につながります。
事業の拡大に耐えられるシステムか
事業が成長するにしたがって、ホームページに求められる役割も変化します。
問い合わせフォームの充実や予約機能の追加、SEO対策の強化など、必要な機能は少しずつ増えていくでしょう。そのたびに、このサービスでは対応できない、サービスの乗り換えが必要となれば、ホームページを作り直すことにもなりかねません。
現在必要な機能だけではなく、将来的な事業展開まで見据えて拡張できるかどうかも重要なポイントです。長く使い続けられるサービスは、ビジネスの成長を支える基盤にもなります。
困ったときに頼れる日本語のサポートがあるか
どれだけ使いやすいサービスでも、操作方法が分からなかったり、思いどおりに設定できなかったりする場面は必ずあります。そんなときに、気軽に相談できるサポート体制があるかどうかは安心して運用を続けるための重要な要素です。
特に無料プランでは、問い合わせ窓口が用意されていなかったり、ヘルプページやチャットボットでの自己解決が基本になっていたりするサービスもあります。
困ったときに日本語で相談でき、いつでも必要なサポートを受けられる環境があれば、初めてホームページを運用する方でも安心して長く利用できるでしょう。
3つの基準で比較|主要サービス早見表
前述の、長く運用し続けるための3つの選定基準を元に、フリーランスや個人事業主のホームページ制作で候補に挙がりやすい代表的な4つのクラウド型サービスを比較してみました。
主要ホームページ作成サービス 比較一覧
| サービス名 | デザインの自由度 日本語対応 |
機能の拡張性 SEOなど |
日本語サポート |
|---|---|---|---|
| BiNDup | ◎ | ◎ | ○ (メール/フォーム) |
| WordPress.com | ○ | ○※2 | ○ (有料プランのみ) |
| Squarespace | △※1 | ◎ | △ ※3 |
| Jimdo | ○ | ○※2 | ○ (メール/フォーム) |
※1:デフォルトのフォントパックに日本語Webフォントが非搭載のため、手動での設定が必要
※2:上位プランへアップグレードすることで段階的に拡張可能
※3:ヘルプ記事は日本語だが、有人サポート(チャット・メール返信)は英語のみ。ライブチャットは平日のみ
各サービスの特徴と選び方のポイント
いずれも多くのユーザーに選ばれている優秀なツールですが、それぞれ得意な領域や求めるスキルが異なります。各サービスの特徴を詳しく見ていきましょう。
BiNDup

日本語デザインの再現性と運用のしやすさを追求した国産のホームページ作成サービスです。プロがデザインしたテンプレートは微細な調整に対応し、プログラミングの知識がなくても外注レベルの美しいホームページをノーコードで構築できます。
必要に応じて追加が可能な機能やSEO対策、独自ドメインまでオールインワンで備わっており、事業の成長に合わせた拡張もスムーズ。
日本語による丁寧な問い合わせサポートもあり、デザイン・機能・安心感のバランスが取れた、フリーランスや小規模事業者に最もおすすめできるツールです。
WordPress.com(クラウド型)

世界中で圧倒的なシェアを誇るCMS、WordPress(WordPress.org)を用いたホスティング付きクラウドサービスで、サーバーへのCMSのインストールや設定などが不要な初心者向けサービスの位置付けと言えます。
上位プランでは、本家のWordPress同様に、プラグインの追加や独自ドメインの接続も可能である一方、無料プランやパーソナルプランでは、使えるテンプレートやデザインのカスタマイズ、ユーザーサポートに制限が設けられていることがあります。
Squarespace

洗練されたスタイリッシュなテンプレートで、クリエイターのポートフォリオなどに選ばれる人気の海外製サービスです。マーケティングツールやSEO機能も非常に充実しています。
ただし、デフォルトで日本語Webフォントが用意されておらず、欧文向けの美しいデザインに日本語を流し込むとイメージが変わってしまうことも。
カスタムCSS等を使えば高度な調整も可能ですが、日本語でのライブチャットサポート非対応など、コードや英語に抵抗のない上級者向けの側面があります。
Jimdo

直感的な操作性で、初心者でもスピーディーにホームページを開設できる定番サービスです。Jimdoもドイツ発の海外サービスですが、日本語での問い合わせに対応しており、初めてWebサイトを作る人でも安心してスタートできます。
シンプルで扱いやすい反面、デザインの微細なレイアウト調整や、将来的な事業拡大に伴う高度な機能拡張においてはやや制限を感じる場合も。まずはコストや手間を抑え、シンプルなホームページを素早く立ち上げたい個人事業主に向いています。
3つの基準をすべてクリア 国産CMSのBiNDupが選ばれる理由
自社ホームページ作りで大切なことは、更新を続けながら事業の成長につなげていくことです。そのためには、使いやすさやデザイン性だけでなく、商用サイトに必要な機能やサポート体制まで含めてサービスを選ぶことが重要になります。
こうした視点から、多くのフリーランスや小規模事業者に選ばれているのが、国産CMSのBiNDupです。その理由を3つのポイントから見ていきましょう。
更新がストレスにならない ブログ感覚のBiND Press

ホームページを育てるうえで欠かせないのが、継続的な情報発信です。BiNDupのブログ機能「BiND Press」なら、お知らせやブログ記事を投稿するだけで、記事ページや一覧ページを自動で生成。専門知識がなくても、ブログを書くような感覚でホームページを更新できます。
さらに、スマホからの投稿にも対応しているため、外出先や空き時間でも気軽に更新できるのが魅力です。新着記事をトップページへ自動表示することもでき、更新の手間を減らしながら、ホームページを継続的に育てられます。
詳しい機能はこちらのページをご覧ください。
日本語が美しく映える、プロ監修のデザインテンプレート

ホームページの印象は、掲載する情報だけでなく、文字の読みやすさやデザインによっても大きく変わります。BiNDupでは、日本語での利用を前提に設計されたデザインテンプレートを多数用意。
テンプレートに日本語を入力してもレイアウトが崩れにくく、日本語ならではの美しい見た目を保ちながらホームページを作成できます。
日本語Webフォントにも柔軟に対応しているほか、スマートフォンやタブレットでも見やすいレスポンシブデザインを標準で採用しているため、さまざまなデバイスで快適に閲覧できるサイトを制作できます。
テンプレートの一覧はこちらよりご覧ください。
SEOやSSLなど商用サイトに必要な機能がオールインワン
ビジネス用途のホームページには、デザインだけでなく、集客や信頼性を支える機能も欠かせません。
BiNDupは、SEO設定や独自ドメイン、常時SSLなど、商用サイトの運営に必要なサーバー機能を標準で利用できます。さらに、高機能お問い合わせフォーム「SmoothContact」や予約システム「SmoothBooking」など、事業内容に合わせて機能を拡張できるプラグインも用意されています。
ホームページ公開後の運用まで見据えた機能が揃っているため、長く活用できる環境が整っています。

ホームページ作成サービス選びでよくある質問
ホームページ作成サービスを探すときにありがちな疑問をQ&A形式でまとめました。料金や更新、制作会社との違いなど、サービス選びで迷いやすいポイントを中心に、わかりやすく解説します。
Q1. ホームページ作成サービスは無料で利用できる?
A. 無料プランを提供しているホームページ作成サービスは多く、個人利用や試しに使ってみる目的であれば十分活用できます。ただし、ビジネス用途では広告表示や独自ドメインの利用制限、機能の制約がある場合も少なくありません。
お問い合わせフォームやアクセス解析など、必要な機能を追加するために有料プランへ変更するケースもあります。無料かどうかだけではなく、公開後の運用まで含めた総合的なコストで比較することが大切です。
Q2. ホームページ作成サービスは自分で更新し続けられる?
A. 更新を続けられるかどうかは、サービスの使いやすさと運用方法によって大きく変わります。管理画面が分かりやすく、文章や画像を手軽に追加・修正できるサービスなら、日々の業務の合間でも無理なく更新を続けられるでしょう。
一方で、操作が複雑だったり、編集のたびに手間がかかったりすると、次第に更新が止まってしまうこともあります。ホームページで成果を出すには、継続して育てていくことが求められます。
Q3. 制作会社に依頼するより安くホームページを作る方法はある?
A. 初期費用を抑えたい場合は、ホームページ作成サービスを利用して自分で制作・運用するのが有力な選択肢になるでしょう。多くのサービスでは月額制の料金体系を採用しているため、一度に大きな費用を用意する必要がなく、事業の状況に合わせて始めやすいというメリットがあります。
ただし、長く活用できるホームページづくりを目指すなら、料金だけで選ぶのではなく、更新のしやすさや必要な機能、サポート体制なども含めて比較することが肝要です。
ホームページ作成サービスの選び直しで、今度こそ続けられるサイトへ
ホームページ作成サービスは数多くありますが、本当に大切なのは作りやすさだけではなく、長く育てていけるかという視点で選ぶことです。もしこれからホームページを作るなら、今回紹介した運用の継続性を基準に比較することで、自分に合ったサービスを見つけやすくなるでしょう。
また、「以前作ったけれど続かなかった」という経験も、決して無駄ではありません。必要なのはサービスを選ぶ基準を見直すことです。更新のしやすさや日本語に配慮したデザイン、商用サイトに必要な機能などを備えたBiNDupも、その選択肢の一つとして、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

