Webデザインを勉強して自社サイトを作ろう!勉強の方法・学習時間なども解説
Webサイト作成を制作会社に依頼した場合、高額な費用が必要になります。そのため、自社のWebサイトを作成・運営するために、Webデザインについて学びたいと考える人が多いです。この記事では、Webデザインを学ぶ際のポイントや方法、学習に係る時間などを解説します。ぜひ参考にしてください。
1. 自社でWebサイトを制作する中小企業が増加中
顧客の集客にWebサイトは必要不可欠な時代です。しかし、Webサイトの制作会社に依頼をすると費用が高額になる、信頼できる会社選びが難しいなどの理由で、自社でWebサイトを制作するケースも増えています。
自社で制作・運用する場合の維持費が年間1万円程度なのに対し、制作会社の場合は制作のみで10万円以上かかる場合も多いようです。さらに別途、維持費や更新費などが発生する場合もあります。
2. Webデザインとは
Webデザインとは、Webサイトのデザインを行うことです。知識やスキル、センスがあればWebデザインには必須となる資格はありません。ただし、プロとして仕事をするために、認定資格を取得するケースもあります。
認定資格としては、国家資格である「ウェブデザイン技能検定」があり、Webデザインについての技能や知識、実務能力などが問われます。その他にも、世界標準に対応した「Webクリエイター能力認定試験」や、HTML5・CSS3・JavaScriptなどに関する技術と知識を問われる「HTML5プロフェッショナル認定資格」などがあります。
3. Webデザインの勉強に欠かせないツール
Webデザインの勉強をする際には、Adobe社の「Photoshop」と「Illustrator」は必須ツールです。Photoshopとは、画像編集ソフトで画像の切り抜きや明るさ・色、特殊効果の追加などの編集が可能です。Illustratorは、イラストの描画やロゴ、アイコンなどを制作できます。
Adobeのツールはプロ仕様となっていることから、比較的高額ではあります。しかし、Webデザインに役立つ機能が多数搭載されているため、ぜひ覚えておきましょう。
4. Webデザインを勉強する4つのStep
Webデザインを学ぶ際には、4つの段階に分けて学ぶとよいでしょう。以下では、Webデザイン学習の4つのStepについてそれぞれ解説します。
4-1. 【Step1】レイアウトの基礎を学ぶ
まずは、デザインの基礎であるレイアウトについて学びましょう。Webサイトにおいてレイアウトは重要です。見にくいレイアウトでは、ユーザーがすぐに離脱してしまう可能性があります。
ユーザーにとって魅力的かつ見やすいWebサイトを制作するためには、基本を押さえたレイアウトを意識しましょう。デザインのトレンドやユーザーの使用デバイス(パソコンやスマホなど)を考慮し、見やすく使いやすいレイアウトを目指しましょう。
レイアウトについての詳細は、下記で紹介するBiNDupの記事を読むこともおすすめです。
Webサイトのレイアウトは目的別に選ぶ!レイアウトの基本や注意点についても解説|BiNDup
4-2. 【Step2】画像素材の扱いを学ぶ
次に、画像素材の扱い方を学びましょう。Webサイトをわかりやすく、かつ華やかにするためには画像を用いることが有効です。そのため、自分で撮った画像を加工して素材化したり、ロゴやアイコンなどをデザインしたりする方法を学びましょう。
画像素材を使う場合には、フリー素材を活用するのもおすすめです。しかし、フリー素材の中には著作権が放棄されていないものや、商業利用不可、商業利用時は有料のものなどもあるため、利用規約は必ず使用前に確認しましょう。利用規約の確認を怠って、万が一著作権違反をしてしまった場合は、罰せられる可能性があります。
4-3. 【Step3】レスポンシブWebデザインを学ぶ
レスポンシブWebデザインとは、スマホやパソコン、タブレットなどの異なる画面サイズに合わせて、Webサイト表示を柔軟に調整できるデザインです。スマホやタブレットなどのモバイル端末が広く普及したことで、パソコン以外の端末からWebサイトを閲覧する人が増加しています。そのため、パソコン向けのWebサイトだけではなく、スマホやタブレットなどに適したレイアウトを学ぶ必要性があります。どのデバイスからでも見やすいWebサイトを制作するためには、レスポンシブWebデザインが欠かせません。
4-4. 【Step4】UI/UXデザインについて学ぶ
UIとは「User Interface」を略した言葉で、顧客と製品、サービスとの接点すべてを指します。Webサイトの場合は、デザインやフォントなどのユーザーとWebサイトとの間にある接点すべてをUIと呼んでいます。
UXとは「User Experience」を略した言葉です。ユーザーが製品やサービスなどを通して得られる体験を指し、日本語では「顧客体験」とも呼ばれます。Webサイトの閲覧により、ユーザーが感じた印象や体験がUXに当たります。
UIとUXを高めることにより顧客満足度の向上が見込めるため、両者はWebマーケティングにおいて欠かせない要素だといえるでしょう。
5. Webデザインを勉強する方法
Webデザインを学ぶ方法は大きく分けて3つです。ここでは、それぞれの勉強方法について詳しく解説します。
5-1. スクールに通う
短期間で実践的なスキルを身につけたい、できるだけ早くWebデザインのスキルをモノにしたい場合には、スクールに通うとよいでしょう。
Webデザインのスクールは数多くあります。スクールでは、Webデザインに精通した講師のサポートが受けられるため、疑問点があってもすぐに解決できるというメリットがあります。ただし、拘束時間が長く費用がかかるため、スクールに通う時間がない、できるだけ費用を抑えたい人には不向きです。
5-2. 独学で勉強する
本やインターネットなどを活用して、独学でWebデザインを学ぶことも可能です。独学の場合には、好きな時間に勉強でき、仕事や家事などでまとまった時間が取れない人にもよいでしょう。費用も抑えられ、資金が心もとない人にも向いています。
ただし、自分1人で勉強するため、疑問の解消が難しい点はデメリットです。また、決まった時間に勉強するといった制限がなく、自分を律して勉強時間を確保するなど計画性が必要です。
5-3. セミナーに参加する
Webデザイン講師や団体などが開催しているセミナーに参加することもおすすめです。セミナーの場合には、あらかじめ講義内容やテーマが設けられています。そのため、自分が知りたい分野についてピンポイントで学びやすいことがメリットです。
ただし、セミナーに参加するには費用が必要です。また、開催日時や場所なども限定されることで、スケジュール調整しにくいというデメリットもあります。
6. Webデザインの勉強にかかる時間の目安
Webデザインの勉強にかかる時間は、人によって異なります。それぞれの学習スピードや理解力、基礎的な内容を知っているかなどによっても変わってきます。そのため一概にはいえませんが、スクールに通う場合は2ヶ月〜6ヶ月程度が目安です。独学の場合にはさらに時間がかかり、半年〜1年程度かかるケースも珍しくありません。
7. 基礎の勉強が完了したら、実際にWebデザインに挑戦してみる
Webデザインを行う場合には、基礎知識を学習することも重要です。しかし、基礎知識を学ぶだけでなく、実際にWebサイトのデザインをしながら、学んだ知識を活かしたりセンスを養ったりすることも大切になります。
そのため、基礎的な勉強が終わったら、Webデザインにチャレンジしてみましょう。その際、一からWebデザインを行うのではなく、既存のWebサイトを模写することがおすすめです。模写により、フォントサイズや余白などの基本的なテクニックや感性を磨けます。
8. Webデザインを勉強するなら他の分野についての理解も必要
Web制作の現場で求められるスキルは、Webデザインスキルだけではありません。自社のWebサイトを運用する目的でWebデザインを学ぶのなら、その他の分野への理解が求められます。
たとえば、Webサイトの顧客を集客し販売促進を行うマーケティング活動である「Webマーケティング」の知識や理解が必要です。また、WebデザインをWebサイトとして表示するためにコードを書く「コーディング」や、プログラミング言語の「JavaScript」などへの理解も必要とされます。
9. まとめ
Webサイトの制作には、専門的な知識やセンスなどが必要です。一から学習する場合、学習時間が多くかかりますし、環境を整える費用も確保しなければいけません。そのため、専門知識がなくてもWebサイトの制作ができるサービスの利用がおすすめです。
BiNDupは、テンプレートや自動生成機能で作成したサイトの文字や写真を入れ替えるだけの簡単操作で、Webサイト制作が可能です。グラフィックやデザインツールも揃っており、プロ仕様のWebサイトを作れます。自社でWebサイトの制作をお考えなら、ぜひお申込みください。